DARTRIIX / DARTRIIX (op.disc) CD

DARTRIIX / DARTRIIX (op.disc)
http://www.opdisc.com/

田中フミヤと半野喜弘によるユニット、 DARTRIIX の2007年発表の1枚目のアルバム。

このアルバムに関しては、以前書いたように、自分の中での評価はそれほど高くなくて、田中フミヤのミニマルな部分や硬質さと、半野喜弘の有機的な部分が融合している、というのは分かるんだけど、かといってそれが化学反応を起こしてより面白味が増しているか、というと、それはあまり感じないかな、というのが正直なところで、それは久し振りに聴いてみても変わらなかったかなと。

まぁそれだけにこれ一回こっきりでユニットが継続していないのは残念。っていうかそもそもこの二人の絡みが最近少ない気がするんだけど、どうなんだろう。ケンカとかしてなきゃいいけど。

DARTRIIX - DARTRIIX

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BEST ALBUM of 2008

  1. Bruno Pronsato / Why Can't We Be Like Us
  2. FUMIYA TANAKA / Unknown 3
  3. 宇多田ヒカル / HEART STATION
  4. KAT-TUN III -QUEEN OF PIRATES-
  5. OUTLET BLUES
  6. RYTHEM / 23
  7. Pom Pom / Pom Pom CD 001
  8. Metawuffmischfelge
  9. Ufomammut / Idolum
  10. SND / 4, 5, 6
  1. Bruno Pronsato / Why Can’t We Be Like Us
  2. FUMIYA TANAKA / Unknown 3
  3. 宇多田ヒカル / HEART STATION
  4. KAT-TUN / KAT-TUN III -QUEEN OF PIRATES-
  5. NORIKIYO / OUTLET BLUES
  6. RYTHEM / 23
  7. Pom Pom / Pom Pom CD 001
  8. Wighnomy Brothers / Metawuffmischfelge
  9. Ufomammut / Idolum
  10. SND / 4, 5, 6
  11. BES from Swanky Swipe / REBUILD
  12. Jun Yamabe & Enitokwa / Bisai
  13. Mr. BEATS a.k.a. DJ CELORY / BEAUTIFUL TOMORROW
  14. 2562 / aerial
  15. BUTANE / Becoming
  16. MADTEO / MEMORIA
  17. 244 ENDLI-x / I AND 愛
  18. NEWS / color
  19. BUN / BUUUUULL SHHHHHIT
  20. Perfume / GAME

みなさんあけましておめでとうございます、 shooter です。
昨年は小室哲哉が逮捕されたり、飯島愛が他界したり、自分の中である時代が終わったことを強烈に感じた年だったんですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。私はといえば、正月だろうがいつもの休日と変わらず、怠惰に時間を浪費しております。今年こそはもう少し時間の使い方が上手くなりたいものです。

ということで、昨日のシングルに引き続き、私が2008年によく聴いたアルバムです。

今年は全体的に良作が多かったので、1位はけっこう迷ったんですが、やはりミニマルの音楽的進化の可能性を鮮やかに提示してみせた Bruno Pronsato 。個人的にはここ数年のテクノ/ミニマルの中でも最重要作の一つだと思ってるんだけど、他のベストとか見ると、どうやらそう思っているのは私だけみたいですね。がっくし。因みに私が海外のアーティストの作品を1位に選ぶのは、なんと96年の Nirvana 以来。以外に邦楽志向の人間なようです。

そして、6位までのものはどれも1位と入れ替わってもおかしくない傑作揃い。他のものに関しても、順位はほとんど便宜上のもので、非常に充実した作品ばかりでした。あと基本的に、メジャーなものよりアンダーグラウンドなものを優先させています。

あとは例年通り、紹介した作品の少なさに反省しきりなのですが、とりあえずここに挙げた作品くらいは、後追いで徐々に紹介していきたいとは思っています。あと今年も ecrn award の方にも投稿してますので、お暇な方はそちらも見てみてください。

今年の5月でこのブログをはじめて丸5年になるので、そろそろこのブログの有り様も変化させたいなと思っているんだけど、まだどうなるか全然分かりません。とりあえず相変わらずマイペースに、ぼちぼちと更新していきたいとは思っています。それでは今年もよろしくお願いいたします。

DARTRIIX / DARTRIIX EP.2 (op.disc) 12″

DARTRIIX / DARTRIIX EP.2 (op.disc)
http://www.opdisc.com/

田中フミヤと半野喜弘によるユニット、 DARTRIIX の2枚目のシングル。これも本当なら昨年のアルバムの発売前に出るはずが、リリースが今年にずれ込んだヤツですね。

その昨年のアルバム『DARTRIIX』は、まぁ回数それ程聴いてないのもあるんだけど、自分的にはイマイチピンとこない作品だったんですが、このシングルは3曲ともひたすらカッコいい。
中でも一番いいのがアルバムからのカットとなる “Superposition” 。アルバムのバージョンでは比較的トライバルな色が前面に出されていたけど、このシングルではアルバムよりも4分以上も長い11分の長尺曲になっており、シンプルなビートから始まり、徐々に様々な音が足されていくので、その音世界が変容する様をじっくりと味わうことが出来る。ではその分地味なのかというとそんなこともなく、軸となるリズムが非常に屈強なので即効性も強い。後半に出てくる、ちょっと mathew jonson を思わせるオリエンタルなメロディもナイスです。
残りの2曲も漆黒のミニマル・トラックといった感じで、派手さはないものの、 DARTRIIX の硬派な面を味わう曲としては申し分なし。

確か彼らはもう1枚シングルのリリースがあるはずなので、そちらの方も楽しみに待ちたいところです。

DARTRIIX (RADIQ & Fumiya Tanaka) - DARTRIIX EP.2 - EP

Karafuto / Funky Squad Remixes (KODAIRA TRACKS) 12″

Funky Squad Remixes
http://www.kodairatracks.com/

d’Kawa と Petetok が主宰するレーベルから、 Karafuto こと田中フミヤが96年にリリースした曲のリミックス盤。なんでまたこの時期に、しかもこのレーベルからなのか全く分からないんだけど、まぁリイシューというのは大抵そういうものだから、気にせずにおきましょう。

私はオリジナルは聴いた事がないので、そこら辺の比較は出来ないんだけれども、基本的にみなさん今っぽいミニマル。

本人である Karafuto のリミックスは、ディレイこそ聴いていないものの、ベース・ラインがまんまミニマル・ダブな、かなり重たいミニマル。2006年に Yoshiki と出した『patch works EP 1』に近いっちゃぁ近いんだけど、でもここまでベースを出したのって、田中フミヤにしては珍しい気がします。

他の人によるリミックスは、レーベル主宰の2人によるものは、ファンキーなミニマルで、可もなく不可もなくといった感じ。そして残りの一人は Toni VokadoElectric Avenue から出していたときの人気ぶりはどこへやら、名前聞くのずいぶんと久しぶりですが、相変わらずトラックの質は高い。わりと他の人が音を詰め込んでる感じなのに比べ、彼はよりすき間を作る事によってグルーヴを動かしていて、この中では断トツでダンサブル。
やはり眠らしておくには勿体無い才能です。

試聴

BEST of 2003

music from a viewcell-scapeYOU'VE NEVER SEEN EVERYTHINGBRIDGEジャンガルDirector's CutBIG MACHINEfairfax sakeNEW AWAKENINGNEW AWAKENING

  • INDIVIDUAL ORCHESTRA / music from a view
  • melt-banana / cell-scape
  • BRUCE COCKBURN / YOU’VE NEVER SEEN EVERYTHING
  • SPEED / BRIDGE
  • 韻踏合組合 / ジャンガル
  • rechenzentrum / Director’s Cut
  • B’z / BIG MACHINE
  • john tejada.arian leviste / fairfax sake
  • DJ MITSU THE BEATS / NEW AWAKENING
  • Villalobos / Alcachofa

この年の翌年からブログを初めて、以降のベストはブログ等に載せているのでこれが最後になるのですが、一番最近の年の割には、聴いていたアルバムを一番思い出せなかったのもこの年だったりします。ここに選んだのがどれも好きなアルバムなのには間違いないんだけど、どうも実感と違う気がするんだよなぁ。最後がこんな締まらない感じですいません。

BEST of 2002

DJ Mix 1/2 [Mix.Sound.Space]志庵MY WAYDA-PONGthe colored sectionWALKING ON THE LITTLE CLOUDPARK AVENUESQUAREDANCING IN A ROUNDHOUSEEThe Golden Oldiesin time

Fumiya Tanaka / DJ Mix 1/2 [Mix.Sound.Space]
稲葉浩志 / 志庵
Akufen / MY WAY
餓鬼RANGER / DA-PONG
donnie / the colored section
SOUL DESIGNER / WALKING ON THE LITTLE CLOUD
MEXICO / PARK AVENUE
DERRICK L. CARTER / SQUAREDANCING IN A ROUNDHOUSE
FUKUYAMA ENGINEERING GOLDEN OLDIES CLUB BAND / The Golden Oldies
chari chari / in time

この年は、今まで紹介してきた中でも屈指の傑作揃いの年でしたね。今見てもいい並びだなぁと思います。 DERRICK CARTER またアルバム出さないかなぁ。

BEST of 2001

Floor.People.Tension.EPONLY FOR THE MINDSTRONGイージーリスニングLucyDUBARCHANOIDLILY OF DA VALLEYFYUTITAGS OF THE TIMES:3Light ExtractsUPPER JAM

  1. Fumiya Tanaka / Floor.People.Tension.EP
  2. V.A. / ONLY FOR THE MINDSTRONG
  3. 坂本真綾 / イージーリスニング
  4. 坂本真綾 / Lucy
  5. Dub Archanoid Trim / DUBARCHANOID
  6. DRAGON ASH / LILY OF DA VALLEY
  7. BOLA / FYUTI
  8. V.A. / TAGS OF THE TIMES:3
  9. Eivind Aarset’s Éléctronique Noire / Light Extracts
  10. 餓鬼RANGER / UPPER JAM

田中フミヤのはタイトル通りシングルなんだけど、ダブルパックなんで無理やり入れてます。あとのは、一見バランスがいいようでいて、微妙に偏っている変な並び。

BEST of 2000

Unknown Possibility Vol. 2QLet goEvery Dog Has Its Day病める無限のブッダの世界 ― BEST OF THE BEST (金字塔)ELEVENTimeless DeccelerationWarningPARALLEL DIMENSIONSNITRO MICROPHONE UNDERGROUND

Fumiya Tanaka / Unknown Possibility Vol. 2
Mr.Children / Q
Bonnie Pink / Let go
Millsart / Every Dog Has Its Day
BUDDHA BRAND / 病める無限のブッダの世界~BEST OF THE BEST(金字塔)~
B’z / ELEVEN
TV VICTOR / Timeless Decceleration
GREEN DAY / WARNING
THEO PARRISH / PARALLEL DIMENSIONS
NITRO MICROPHONE UNDERGROUND / NITRO MICROPHONE UNDERGROUND

この時期は、田中フミヤが作品出せば無条件で1位、という法律が施行されていたので、残りの4年は全部田中フミヤが1位です。それにしても、こう改めてみると、実はそんなにテクノ聴いてないんだねぇ。

BEST of 1997

cureOK ComputerLOVE FLASH FEVERUNKNOWN POSSIBILITY vol.1BBC SessionsSounds of the Animal Kingdom/Kill Trend SuicideChicken ZombiesMEGATECH BODY. CD.,LTD.ARIGATO!マグマ

  1. 中谷美紀 / cure
  2. RADIOHEAD / OK Computer
  3. BLANKEY JET CITY / LOVE FLASH FEVER
  4. FUMIYA TANAKA / UNKNOWN POSSIBILITY Vol.1
  5. LED ZEPPELIN / BBC SESSIONS
  6. brutal truth / sounds of the animal kingdom
  7. thee michelle gun elephant / Chicken Zombies
  8. V.A. / 攻殻機動隊
  9. 広末涼子 / ARIGATO!
  10. 稲葉浩志 / マグマ

この頃は今よりもずっと幅広く音楽を聴いていたので、それに比例して面白い音楽が多かったように思います。さらに去年を上回る当たり年だったので名盤揃い。その中に広末涼子入れてるのが私らしいけど。

fumiya tanaka / mur mur CONVERSATION MIX (とれま)CD

fumiya tanaka / mur mur CONVERSATION MIX
http://www.fumiyatanaka.com/

今ちょうど『あなたは戦争で死ねますか』という本を読んでいるから、というわけではないんだけど、昼間にたまたま731部隊についての番組を見まして。それが気になったので731部隊について調べてたら、なんか怖くて眠れなくなってきた。それでも、この本はちょっと読んでみたい。

日本初のミックスCDだった『I am not a DJ』、ミックス・プレイの中から10分ほどを抽出するという画期的なスタイルのミックスCDだった『DJ MIX 1/2[MIX.SOUND.SPACE] 』と、DJにもミックスCDにも意識的に変化を求めてきた田中フミヤなわけですが、今回彼が考えたのは、プレイ中の思考を口に出し、ミックスと共に録音するというもの。まぁこの話自体は1,2年前からあったもので、個人的にはようやくという感じだし、しかも件のナレーションが収録されるのは9月に出るDVDの方で、これは普通のミックスCDっていうんだから、肩透かしな感じもしなくもないんですが、まぁとにかく田中フミヤ名義では久しぶりとなるミックスCD。

前作の『DJ MIX 1/2[MIX.SOUND.SPACE]』は先に書いたような手法的な目新しさもさることながら、今となってはハード・ミニマルからクリック/ミニマルに流れていく現場のドキュメントとしても重要な作品でした。では今回のミックスCDはというと、予想通りミニマル一色。レコ屋のポップには「パーティのピークタイムを収録」みたいなことが書いてありますが、これがピークタイムとはとても思えないほどの地味さ。なんだけど、一旦世界に入り込んでしまえばやっぱり彼のプレイは最高。
じっくりとグルーヴを動かしていく前半もいいんだけど、徐々に高揚感を増していく後半がやはりかっこいい。それに田中フミヤらしい、闇をさらに漆黒の闇で切り裂いていくような黒いグルーヴ(黒人っぽいという意味ではないです)が全体を貫いているのもうれしいところ。

とまぁ、内容的には文句はないんだけど、結局ナレーションはDVD買わないと聴けないし、そのDVDにもミックスCDは付くらしく、ちょっと存在として中途半端な感は否めないかな。いいんだけど。

視聴
@TOWER JP
amazon.co.jp

DARTRIIX / DARTRIIX EP. 1 (op.disc)12″

DARTRIIX / DARTRIIX EP. 1
http://www.opdisc.com/

以前から WordPress のカテゴリーの順番を後から並べ替えられないものかと思ってたんだけど、検索で見つけた WordPressメモ さんで紹介している Category Order というプラグインを使ったらあさり解決。いやはや助かりました。

結局昨年リリース予定になっていたものの半分くらいが未だ出ないままな気がする田中フミヤですが、ようやく噂の Radiq こと半野喜弘とのユニットのシングル。
音の方は基本ミニマルながらも比較的音数は多くて、さらに音の感触も丸みを帯びたものが多く、半野喜弘の色のほうが濃いかな。しかしグルーヴは硬質なテクノそのもので、確かに二人ならではの音にはなってますね。
多分タイトルが『EP. 1』になっているので、秋口にもう1枚シングルきって、その後纏めてCDアルバム化。その後「showcasehub」でお披露目ライヴ、みたいな流れでしょうか。

視聴
[Tracklist]

RYUKYUDISKO/PEEKAN EP 2(PLATIK)12″

RYUKYUDISKO/PEEKAN EP 2
http://www.ryukyudisko.com/

もう卓球周りの人達に興味がもてなくなって久しいのだけれど、思わず買ってしまった琉球ディスコ『PEEKAN』からのリミックス・カット。
というのも田中フミヤがリミキサーで参加しているのですよ。これは買わないわけにはいきません。

その田中フミヤのリミックスは、彼にしては珍しくダブダブでディープなミニマル・チューン。ベースが這いずり回るような比較的ストレートなミニマル・ダブなんだけど、まるで軋みをあげているような上モノが緊張感を生んでいて、全然ユルイ方向にいってないのがこの人らしい。いや、もうこれはめちゃくちゃカッコいいですよ。
それに比べると Hifana のリミックスは普通にブレイク・ビーツといいますか、まぁ悪くないといった程度。2曲入ってるオリジナルも私には能天気すぎてちょっとキツイかなぁ。
でも個人的には田中フミヤのリミックス1曲だけでかなり満足。今年の彼の活動にも期待もてそうです。

試聴
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KARAFUTO/Shift to the other time – KARAFUTO Live mix at UNIT 28.1.2006(disques corde)CD

KARAFUTO/Shift to the other time - KARAFUTO Live mix at UNIT 28.1.2006
http://www.corde.co.jp/

依然としてリリース・ペースの落ちない田中フミヤの別名義、 KARAFUTO の前作から6年ぶりとなるミックスCD。

その前作『DJ MIX 1/2』は、エレクトロニカが様々な方面へ波及していく様を捉えた素晴らしい作品だったけど、今作では殆ど本人名義のときと差がないようなミニマルが選ばれています。彼は INDIVIDUAL ORCHESTRA 名義のアルバム(過去記事)のアルバムでも四つ打ちに接近していたように、最近では名義ごとの違いをそれほど明確にはしていないようだけれど、それでもここの収められているDJは本人名義とは違うものだと思います。
本人名義のときはミニマルな漆黒のビートを紡いでいくという印象があるけれど、ここでのプレイはもっと色彩感に富んだものであり、一番違うのはグルーヴがテクノではなく明らかにハウス的なものなんですよね。そして彼にしては珍しく(最近はどうなんだかよく知らないんだけど)1曲を長めにかけるロング・ミックスで、しかし何の違和感もなくグルーヴが紡がれていくのがとても気持ちいい。

田中フミヤはこれ以降も毎月のように何かしらのリリースがある予定なんだけど、その中でも早く本人名義のミックスCD(DVD?)と聴き比べてみたいところです。

視聴→KARAFUTO - Shift to the Other Time - KARAFUTO Live Mix At UNIT 28.1.2006

購入→amazon
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INDIVIDUAL ORCHESTRA/MIND THE GAP – singles 2000-2006(Revirth)CD

recd015.jpg
http://www.revirth.com/

田中フミヤの別名義の編集盤。

これは今までこの名義で出した3枚のシングルを収録したものなんだけど、改めてその3枚のシングルを聴き返してみたら、全曲収録してるわけではないんですね。
そして一応時系列に沿った曲順でありながらもあまり違和感がないのは、やはり一番最近のシングル(過去記事)のモードに近いものが選ばれているからで、それはやっぱり四つ打ち感みたいなものなんだと思います。以前の2作が生音に近くて、最新作がエレクトリックという違いはあるものの、個人的には、こういうあまりダンスを意識してない四つ打ちというのが今聴いてて一番楽ですね。
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INDIVIDUAL ORCHESTRA/INDIVIDUAL ORCHESTRA(Revirth)12″

re033.jpg
http://www.revirth.com/

田中フミヤ半野喜弘と共に立ち上げた op.disc のコンセプトの一つに「四つ打ち」というのがあったけど、田中フミヤ自身思うところがあったのか最近の彼はどうも四つ打ちづいている気がします。
先日出した Kaeafuto 名義でのシングルも四つ打ちだったけど、今度は INDIVIDUAL ORCHESTRA 名義でも四つ打ちです。

彼がこの名義で最初に出したアルバムは、ただセッションの断片を切り取ったような抽象的な内容であまり好きではなかったんだけど、その後のシングルではもう少し具体性を帯びたものになり、そして3年前のアルバムではかなり抽象的な方向に振り切ったものでした(ある意味具体的だったけど)。
で、別に順番ってわけでもないんだろうけど、今作はこの名義では一番曲の体を成した内容になってます。

まず1曲目からしてクラッシクの小品を思わせるピアノの曲でビックリなんだけど、続く “t.b.funk” は文字通りのファンク・チューン。でも全然熱を帯びていないところが彼らしいといえば彼らしい。他の曲も Perlon から出てきそうなミニマル・ハウスだったり、彼の今までの作品の中でも比較的ポップよりの作品だと思います。

彼が具体的にポップというものを意識してこれを作ったのかはわからないけど、私としては大好きな『CLASSICS』にも近いものを感じていて、最近の田中フミヤの作品の中でも出色の出来ではないでしょうか。

アナログ聴けない人は、もうすぐこの作品も収録した編集盤が出ます。
『MIND THE GAP-singles 2000-2006』
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V.A./WIRE99 COMPILATION(LOOPA)2LP

WIRE 99 COMPILATION

LOOPA の9番は『anna』のシングルなんだけどCDなんで買ってないです。
で、10番は記念すべき WIRE の1回目のコンピ。一応 WIRE はこの1回目と2回目に行ったことがあるんですが、中でも印象的だったのは1回もの開場時。今か今かと横浜アリーナの外で待ちわびている時に、「ドンッ」と物凄いキックの音が中から聴こえてきた時の興奮は今でも忘れられません。
その興奮がこのコンピでも味わえるのかというとそんな事は決して無いんだけど、でも出来事態は悪くないです。その中でもベストはやはり田中フミヤ。買った当時は随分地味に思えたんだけど、今の耳で聴くとクリックにも通ずるスカスカ感がかなり気持ちいい。でも Derrick May の曲がいかにも昔の未発表曲みたいなのが玉に瑕ですが。
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ram jam world feat.LISA/melody(WEARNER)CDS

melody.jpg
http://www.discovery-e.co.jp/

私が次に聴いたのがこのシングル。自分でも変なところから田中フミヤに入ったものだと思います。
これは朝本浩文のユニット、ラム・ジャム・ワールドが元エム・フロウLISAをヴォーカルに迎えたシングル。原曲は和製の歌ものドラムン・ベースとしては最高峰といえるすばらしい曲。それをなんでまた田中フミヤがリミキサーなのか、こちらもよく分かりません。
田中フミヤのリミックスってほとんどの場合ヴォーカルが残っていないことが多いけど、この曲は珍しく少しではありますが残してあります。とはいっても上ものの一つとして使ってる程度なんだけど。その幻想的に処理されたヴォーカルと、残響音をたっぷり含んだ疾走感のあるリズムが心地よい、この人にしては珍しいタイプのミニマル・テクノ。田中フミヤの仕事の中でも個人的には上位に来るものだと思うので、見つけた方は聴いてみて下さい。

hide remixes/tune-up(MCA)CD

tune up~hide remixes

調子に乗ってまた田中フミヤ。
私が田中フミヤの名前を知ったのって、今は亡きミュージック・ライフにて小野島さんが年間ベストの中に『I am not a DJ』を挙げてるの見たのが最初。当時の私としては邦楽アーティストといえば氷室京介吉川晃司のような名前のイメージが強かったので、田中フミヤというやけに普通の名前が逆に新鮮でした。
そんな私がはじめて聴いた田中フミヤの音源がこのアルバム。今も昔も私の中でhideと田中フミヤって全然結びつかないんだけど、これは何だったんでしょうね。まぁ、プロデューサーのDr.Tommyという人の意向なんだろうけどこの人何者なんでしょう。
肝心の音の方はhideの匂いなど一切しない100%田中フミヤなハード・ミニマル。この頃って『UNKNOWN POSSIBILITY Vol.1』を出す少し前なんだけど、あのアルバムに入っていてもまったく違和感ない感じです。低音の鳴りとかはかっこいいけどさすがに古さを感じます。
他の曲に関してはGTS以外リミキサーの名前知らないんだけど、元が元だけに比較的派手目なりミックスが目立ちます。なかでも”FLAME”をレゲエにリミックスした3曲目は今でも結構好きです。

KARAFUTO/Light Blue EP(UNTITLED)10″

light blue.jpg
http://www.fumiyatanaka.com/

では、田中フミヤの曲でクリックっぽいのといえば私はこのシングルが1番に思い浮かびます。これってもう5,6年前になるのかな?田中フミヤがカラフト名義でシングルを月1ペースでリリースする月間カラフトの第1弾。
彼の作品にしては弱弱しいとつとつと鳴るキックと、歌うようなハットが印象的な曲で、昔のフォース・インクに近い感じも。
B面の方はドープなリズムに幻想的な女声コーラスが乗るアブストラクト・チューン。非常に捉えどころのない感じの曲なのですが、月間カラフトの中では私は1番好きかな(でも勿論”shadow”は抜かしてだけど)。
でも今日久しぶりに聴いたんだけど、2曲ともあんまり古びてないですね。そこは田中フミヤのセンスもあるんだろうけど、シンプルな曲はあんまり時代に風化しないということでしょうか。

Fumiya Tanaka/RADIQ a.k.a. Yoshihiro HANNO /op.disc 001(op.disc)12″

HJ5173.jpg
http://www.opdisc.com/

最近メジャーな人の音盤紹介が続いていたので久々に12インチでも。
以前FADER誌で予告されていた田中フミヤ半野善弘によるop.discがやっと始動してその第1弾。田中フミヤと半野喜弘の曲が1曲ずつにお互いのコラボ曲が1曲ずつという構成。
当然こちらとしてはクリック系を期待してしまうわけですけれども、そんなでもないね。っていうか田中フミヤってDJではクリック・ハウスもプレイするけど、今まで自分の作品でモロにクリックなのってそんなにないんですよね。今作も『Floor.People.Tension Ep』と地続きなスカスカなミニマル・テクノ。でも音数は少なくても音自体が太いので非常にグルーヴィ。2曲とも少しレゲエっぽいのが新味でしょうか。
で、クリック系期待するならRADIQ(半野義弘)の方がお勧め。プチプチというノイズの上で鳴るジャジーな上ものが美しい逸品です。一転田中フミヤとのコラボ曲はかなりドープ。これもレゲエの影響がちらほら。
あとは順調にリリースを重ねてくれることを祈るばかりなのですが、ちょっと不安なのは私だけでしょうか・・・。