B’z / B’z The Best “ULTRA Treasure” (VERMILLION) 2CD+DVD

B'z / B'z The Best “ULTRA Treasure”
http://www.bz-vermillion.com/

B’z のデビュー20周年を記念するベスト盤の第2弾が本作なわけですが、こうやって改めて B’z の歴史を俯瞰できる楽曲群を聴いてみると、ホント B’z って不思議なバンドだなと思う。

これをパクリと呼ぶのか、それとも遊びと呼ぶのか影響というのか、それは人それぞれだとは思うんだけど、 B’z が他のアーティストのフレーズなり曲なりを引用しているのは間違いないわけですが、では B’z の個性が希薄なのかというとそんなこともなく、むしろイントロを聴いただけで彼らだとわかるような確立された自分の音を持っている。
そして長年に渡って売れ続けているにもかかわらず、フォロワーらしいフォロワーもいなくて、それこそ私には surface くらいしか思い浮かばない。
さらにはライバルらしいライバルも今までいなかったように思うし(松任谷由実と中島みゆきみたいなさぁ。例えが古いか)、なんだかんだで日本でも唯一無二なユニットなのだなぁと思った次第。

他にも “BLOWIN'” の新録バージョンを聴いてみると、元々は軽快な打ち込み中心の曲だったのが、ここでは今の B’z らしいハード・ロックになっていて、良くも悪くも昔とは別のバンドのようになっているのがよく分かる。
しかし人気投票で決まった今作の選曲を見てみると、ファンが B’z に求めているのはポップな曲だというのも分かるし、なんかだんだで面白く聴けた。

まぁ各曲に関しては今更というか、私が選んだら半分もかぶんないよ、みたいな選曲なんで特に書くこともないんですが、今の気分としては、音楽的な成熟を目指した『The 7th Blues』からの曲と(なんで “闇の雨” が入ってないんだ)、その試行錯誤の結実としての “MOTEL” が光っているように思う。いい加減 B’z の二人だって40前後のおっさんなんだから、『The 7th Blues』や『FRIENDS Ⅱ』みたいな、成熟の方向にもっといっていいと思うのだが(枯れてほしいという意味ではない)。

B'z - B'z The Best “ULTRA Treasure”
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BEST of 2003

music from a viewcell-scapeYOU'VE NEVER SEEN EVERYTHINGBRIDGEジャンガルDirector's CutBIG MACHINEfairfax sakeNEW AWAKENINGNEW AWAKENING

  • INDIVIDUAL ORCHESTRA / music from a view
  • melt-banana / cell-scape
  • BRUCE COCKBURN / YOU’VE NEVER SEEN EVERYTHING
  • SPEED / BRIDGE
  • 韻踏合組合 / ジャンガル
  • rechenzentrum / Director’s Cut
  • B’z / BIG MACHINE
  • john tejada.arian leviste / fairfax sake
  • DJ MITSU THE BEATS / NEW AWAKENING
  • Villalobos / Alcachofa

この年の翌年からブログを初めて、以降のベストはブログ等に載せているのでこれが最後になるのですが、一番最近の年の割には、聴いていたアルバムを一番思い出せなかったのもこの年だったりします。ここに選んだのがどれも好きなアルバムなのには間違いないんだけど、どうも実感と違う気がするんだよなぁ。最後がこんな締まらない感じですいません。

BEST of 2000

Unknown Possibility Vol. 2QLet goEvery Dog Has Its Day病める無限のブッダの世界 ― BEST OF THE BEST (金字塔)ELEVENTimeless DeccelerationWarningPARALLEL DIMENSIONSNITRO MICROPHONE UNDERGROUND

Fumiya Tanaka / Unknown Possibility Vol. 2
Mr.Children / Q
Bonnie Pink / Let go
Millsart / Every Dog Has Its Day
BUDDHA BRAND / 病める無限のブッダの世界~BEST OF THE BEST(金字塔)~
B’z / ELEVEN
TV VICTOR / Timeless Decceleration
GREEN DAY / WARNING
THEO PARRISH / PARALLEL DIMENSIONS
NITRO MICROPHONE UNDERGROUND / NITRO MICROPHONE UNDERGROUND

この時期は、田中フミヤが作品出せば無条件で1位、という法律が施行されていたので、残りの4年は全部田中フミヤが1位です。それにしても、こう改めてみると、実はそんなにテクノ聴いてないんだねぇ。

B’z / BURN -フメツノフェイス- (VERMILLION)CD

BURN -フメツノフェイス-
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B’z の45枚目のシングルなんだそうな。
で、45枚っていうと、なんか物凄い数のように思えるけど、20年で45枚って事は、単純計算で一年に約2枚ということだから、全然乱発とかしてるわけじゃないのが分かる(浜崎あゆみなんか半分の10年で、シングルの数ほぼ同じだからね)。思えば B’z って、リミックスはカラオケでシングル水増ししたり、シングルばかりのアルバム作ったり、なんて事をしてこなかったわけで、何だかんだでマイペースを守っている事が、未だに鮮度をもって活動できている理由の一つなんでしょう。
とはいっても売り上げは緩やかに下降線、そして作品的にも最近は不発が多いように思うんだけど、このシングルもすげぇ微妙。なんかいつものスタイルのいつもの B’z 。だから別に悪くはないんだけど、かといって積極的に聴く気にもならないのよね。まぁスタイル的な部分は置いておくとしても、昔の B’z だったら、好き嫌い関係なく、こちらの耳を強引にこじ開けるような強烈なフックがどのシングルにもあったのに、今作にはそれがない。そしてそういう曲をシングルにもってこれないのが、最近の B’z の不調の原因のように思えるのですが。

B’z / ACTION (VERMILLION)CD

ACTION
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昨年末に出た B’z にとって16枚目のアルバム。
昨年って結成20周年の年であり、さらにロックの殿堂入りも果たした記念すべき年だったわけですよね。
ならばここは、馴染みのゲストを招いてのお祭り騒ぎとか、今までのスタイルを全部網羅した統括的な内容にするとか、はたまた殿堂入りを足がかりに、世界進出を視野に入れた英語アルバムを作るとか、記念すべき年の締めくくりに相応しい作品というのは、いかようにも作れたと思うんだけど、蓋を開けてみれば、もう拍子抜けするくらいいつもの B’z 。前作の『MONSTER』がどちらかというと変化を求めた作品であったのに対して、今作は自分たちの得意な事だけをやったというか、とにかく自分たちが楽しむ事を最優先に作ったような印象を受ける。それほどまでに今作には変化という意識が乏しく、そして同時にタイトルとは裏腹にリラックスした空気が漂っている。
とはいっても楽曲自体はいつも通りのハイテンションで、さらに曲数が多いながらも、3分台のコンパクトな曲がほとんどなので、案外飽きずに聴ける。あとここ何作かの中では、歌詞が一番面白いのもうれしいところ。
しかしこの作品を好きになれる人って、今までの彼らが好きな人間であり、彼らが良くも悪くも持ち続けているアマチュアっぽさを許容できる人間だけなんじゃないかなぁ。10周年のときのアルバムタイトルが『SURVIVE』で、20周年は『ACTION』と、攻めの姿勢が感じられるのはいいんだけど、そろそろ劇的な変化がほしいところです。

試聴
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B’z / SUPER LOVE SONG (VERMILLION)CD+DVD

SUPER LOVE SONG
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今年でデビュー20周年、そしてついにロックの殿堂入りも果たした B’z の、アルバム『ACTION』からの先行シングル。
でもコレは期待に反してイマイチかなぁ。
やっぱり20周年なわけだしさぁ、もっとアンセム的な曲で賑々しく盛り上げてほしいわけだけど、この曲はいかにも B’z といった感じのソリッドなロックで、どうも地味なのよね。まぁコレは最近の傾向といえばそうなんだけど、せっかくなんだし、もうちょっと大サビでドカンとくる曲が聴きたかった。
そんでカップリングの2曲も同じ感じ。アルバム大丈夫かなぁ。

@TOWER JP
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B’z/MONSTER(VERMILLION)CD

B'z/MONSTER
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昨年のアルバム『The Circle』は個人的には『SURVIVE』と並ぶ最高傑作の1つだと思ってるんだけど、あのアルバムの一番の魅力といえば、結成して15年も経つユニットとは思えないほど、全編若々しい勢いに満ちていたことでした。そしてその後のシングル『衝動』も同路線だったので、しばらくこの感じでいくのかと思っていたんだけど、やっぱりあの勢いというのは多少無理したことがあったのか、それともあのアルバムでやりきった感があったのか、いずれにしても今作は明確に変化を求めたアルバムになっています。

で、ここでちょっと話がずれるんだけど、昨年のベスト・アルバム『Pleasure II』を聴いたときに思ったのは、やっぱり B’z も売り上げ的に辛いんだなぁ、ということでした。それは前のベストほど売れなかったという話ではなくて、あのアルバムは妙にバラードが多いんですよね。まぁバラード=売れ線というのも単純すぎるのかもしれないけど。

そういった状況でアーティストが変化を求めるというのはごく自然なことだと思うんだけど、このアルバムはそこに明確な回答を示したというよりは、未だ試行錯誤の段階であることを伺えます。つまりは様々なアレンジの曲が収録されていて、レゲエっぽい “恋のサマーセッション” なんかはなかなかに印象的。でも面白いのは以前のようなデジタル・ビートは一切使っていないところで、結成当初のコンセプトであった「機会と人間の融合」にはもう興味がないのがよく分かる。(また蛇足なんだけど、松本 孝弘が作曲した KAT-TUN の『REAL FACE』のオリジナルが、昔の B’z がやってもおかしくないようなアレンジだったのに対して、松本 孝弘によるリ・アレンジ・ヴァージョンはもろにハード・ロックだったのもそのことを表してる気がする)

そうやって様々なアレンジで B’z の多面性を映し出した結果はどうなのかというと、どんな曲をやっても良くも悪くも B’z 流のロックになってしまうとゆうか、ちょっとアレンジ変えたくらいじゃ新鮮味がないんですよね。だからファンとしては悪くないけど、それ以上を求めるとどうなんだろうという気がします。
その中でも異色な曲が “明日また陽が昇るなら” 。なんかここ何作かの B’z って、必ず『IN THE LIFE』『RUN』の時期の彼らを思わせる甘酸っぱいメロディの曲を入れてくるんだけど、これはどういう意図なんですかね。
とにかく私は後ろ向きといわれようと、この曲聴くと泣きそうになります。

視聴
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稲葉浩志/Peace Of Mind(VERMILLION RECORDS)CD

Peace Of Mind (通常盤)
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今年はソロでサマソニとロック・オデッセイに出演したという事で、普段彼の名前をあまり見ることのない雑誌や媒体にも彼のことが書いてあったけど、それを読むと大体オールド・スクールなハード・ロックというということになってますね。まぁ、私は稲葉さんのライブは見たことがないからあまりえらそうなことは言えないのだけれど、それを見たときはあまりに表面的な見方じゃないかなぁ、と思ったんですが。でもこのアルバム聴いてみるとそう思われるのもしょうがない感じはしますね。

ビーズと稲葉浩志のソロの違い、ってまぁそれは色々あるんだろうけど私が一番に思い浮かぶのは「湿度」の差なんですね。良くも悪くもこちらの思い入れというものを受け付けないドライな感じがするビーズに比べると、ソロになった稲葉浩志のほうがはるかに湿度が高い。それはソロの方がより感情的だという意味でもあるし、彼の作る音楽はむかしの歌謡曲がもっていた濡れた感じを持っているという意味でもあります。そういう面が一番強かったのは、稲葉浩志の個がどろりと溶け込んだ『マグマ』だったと思うけど、自身がギターを始めた事からヘヴィなギターが多く使われたにも拘らず、その湿度が全く損なわれる事がなかった『志庵』も稀有な作品でした。

それに比べるとこのアルバムは随分カラリとした印象ですね。上記の2枚のアルバムがわりと雑多な音楽性だったのに対して、今作ではソリッドなハード・ロックが多く目立つせいだと思うけど。あと「心の平穏」をテーマにした作品(タイトルまんまですね)ということでいつもより幾分シリアスなせいもあるかな。稲葉さんのすさまじい言語感覚を活かした、ダメ男のぼやきであったり、良い意味でのいいかげんさや言いがかりが彼の魅力だと思っている身としては少しさびしいかな、とも思ったんだけど、それも前半までで、後半アコースティックの比率がぐっと増す事で、その魅力が全開になりますね。アコギ1本の曲もすごく良いんだけど、豪快なピアノが鳴りまくる”Tamayura”なんかめちゃめちゃかっこいいですよ。そしてラストの2曲がこれまでにないくらいシリアスなのもいい。やはり私にとって現在最高のシンガー・ソング・ライターですね。傑作。

それにしても裏ジャケの二の腕は本当にすげぇなぁ~。

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B’z / BANZAI (Vermillion) CD

BANZAI
http://bz-vermillion.com/

昨年の快作『BIG MACHINE』以来の新曲。
その間に松本孝弘のTMGや、稲葉浩志初のソロライブのニュース(まだやってない)があったりしたのでどう変わってるかと思ったら、まぁいつもの B’z 。
なんだかここ何作かの彼らのシングルってソリッドなハードロックってところで安定しちゃってるね。途中で国歌みたいなギターソロが入ったり相当変てこりんな曲なのに、それをJポップのど真ん中として鳴らしてしまうのはやはり凄いんだけど。そろそろ変化のほしいところでしょうか。
そういった意味では、ビーズ流青春パンクといった趣の2曲目「Magnolia」のほうが面白かった。最近こういう胸キュン系の曲少ないしね。