LES GEORGES LENINGRAD / SUPA DOOPA (AKUFEN’s Soutien-Georges Remix) (musique risquee)12″

SUPA DOOPA (AKUFEN's Soutien-Georges Remix)
http://www.musique-risquee.com/

いつの間にやらオフィシャル・サイトが出来ていたり、今度出る GUILLAUME & THE COUTU DUMONTS のシングルでは、 HORROR INC. 名義でリミックスやっていたりと、やっとスランプ脱出か、って感じの Akufen なんですが、これは LES GEORGES LENINGRAD というバンドの曲を Akufen がリミックスしたもの。なんでも2005年に1000枚限定で発表されていたものを、自身のレーベルでライセンスして再発したんだそうで。何で今このタイミングで、というのは思うんだけど、それは復活の助走として、という風に当然期待してしまうわけですが、そんなのと関係なく出来は良い。

まぁ中身はいつも通りのカットアップ・ファンクではあるんだけれども、 Force.inc なんかから出していた頃に比べると、音の動き自体はそれ程激しくないのに、それでもきっちりとファンキーなグルーヴを作り上げていて、やはりこの人のビート・メイキングは流石。それにこの人の作る音は楽しいしね。

あとはもうね、復活してくれれば何も文句ないんだけど、どうですかねぇ。気長に待ちましょう。

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Jichael Mackson / … wasn’t me (musique risquee)12″

... wasn't me
http://www.musique-risquee.com/

一応このブログはじめたときの裏テーマが、ミニマル/クリックの啓蒙だったんだけど(笑)、最近 J-POP とヒップ・ホップばかり紹介してる気がするので、ミニマル系をそろそろ。まぁアナログ聴く時間がないので、微妙に前のばっかなんだけど。

ということで、意外と早い段階で彼をこのブログで取り上げていて(過去記事)、いやぁやっぱりオレはえらいなぁ、などと内心ほくそえんでいる私なのですが、現在の彼の高評価というものは、所詮 DJ とマニアの中でだけなので、一体誰が分かってくれるのか、という感じではあるのですが。

などと、分からない人にはよく分からない愚痴から始めてしまいましたが、この冗談のような名前の Jichael Mackson は Boris Steffen の一人ユニットでありまして、デビューしてから年に1枚程度シングル出すだけとリリースペースは異様に遅いものの、そのどれもが高品質で評価自体はかなり高いお人。そんでこれは単独作としては2年振りとなる、多分3枚目のシングル。
『The Blow Job』では重く歪んだアシッド・ミニマル、そして2005年の『Breitling Orbiter 8』では空間的なアシッド・ミニマルだったんだけど、今作はちょうどその両方を合わせた感じかしら。重くダビーなベースラインと空間的で広がりのある上もの、と書くとミニマル・ダブみたいだけど、ベーチャン系の靄がかった感じに比べて、同じ空間的でもこちらは澄み渡った感じで、けっこう独特な音響空間。そして私が Jichael Mackson に求めているのもこの音響空間なので、今作もまた気持ち良いことこの上ない。さらに彼にしては珍しく、後半うっすらとメロディが入ってくるのもいいアクセントになってる。またまた傑作です。
これでシングル出すのはまた1、2年後、と思ったら、もうすぐ Hartchef Discos からもシングル出すようなので、そちらも楽しみ。

試聴

stephen beaupre/foe destroyer(MUTEK)CD

stephen beaupre/foe destroyer
http://www.mutek.ca/

crackhaus というユニットはどうも知名度のせいか deadbeat が中心になってると思われがちだけど、彼と Stephen Beaupre のソロ曲を収録した『it’s a crackhaus thing』を聴けば、実は Stephen Beaupre の色の方が強いということが分かります。そしてこの Stephen Beaupre の初となるソロ・アルバムは crackhaus の音楽的要素をさらに進めたものなのではないでしょうか。

とにかく今作も彼のサンプリング・センスが冴えていて、カントリー辺りから持ってきたであろう軽快な上ものが実に楽しい。しかもそこにパーカッションやメロディーなどを幾重にも重ねながらも、まったく雑然とした印象を与えない。そして今作はダブの要素も比較的強く、特にどっしりとしたリズムはカットアップ・ファンクに多いおちゃらけたイメージを見事に回避している。
以前紹介した soulphiction の『state of euphoria』(過去記事)と並んで音楽的に優れたと感じさせるアルバムではないかと。

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THE MOLE/IN MY SONG(WAGON REPAIR)12″

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http://www.wagonrepair.ca/

今最も注目すべきレーベルの一つである wagon repair 。前から好きでちょこちょこ買ってはいたんだけど、なんか枚数も集まってきたんで、だったら全部集めようと思いゆるりと買い集めてます。でもその時ジャケットに注意が必要で、まぁ他のレーベルもそうなんだけどプレス重ねるとジャケが簡易版になっちゃうんですよね。このレーベルに関しては独特のアートワークも魅力なのでそこはこだわりたいところ。実際レコ屋で買うときはいいんだけど、ネット・ショップだとジャケに関しては特に何も書いてないところもあるので注意が必要です。

でもって最近のこのレーベルの中でもお気に入りなのがこれ。
この The Mole という人は Akufen のレーベル Musique Risquee からのシングル『Meets Te Bacon Smugglers』で注目を集めた人で、その後も RevolverMutek からもリリースしていて、まぁつまりはカナダの人です。

このレーベルが土着的なサイケデリアを追求しているというのは前書いたけど、これも生っぽいドラムとうねるベースの作り出す濃密なグルーヴの上に、ホーンともギターともとれるよな音色の奏でる裏ノリが絡み合う、実に怪しい曲。わりとサウンドの積み上げ方なんかは一時期の dB なんかに近い気がするんだけど、こちらの方が数倍ファンキー。ちょっとサウンド的に異質なんで、普段テクノ聴いてる人よりもディスコ・ダブとか好きな人のほうが気に入るかも。B面の方もスペイシーなディスコ・ダブって感じだし。

だからもっとクロスオーヴァーなヒットとかしてもいいと思うんだけど、今んとこそんな感じは全然ないなぁ。やっぱ私のセンスが変なのかしら。

視聴→CISCO
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PHILIPPE CAM/SOMEWHERE BETWEEN HERE AND THERE(RISQUEE)12″

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http://www.musique-risquee.com/

相変わらず微妙に古いシングルを。

以前は Traum KOMPAKT から作品を出していたんだけど、最近はすっかり名前の聞かなくなっていた PHILIPPE CAM の新作が、Akufen のレーベル musique risquee から。

この人が寡作なせいなのか、私は今まできちんと作品を聴いたことがなかったのだけれど、アンビエントっぽいビートレスなトラックを作る人みたいですね。
それは今作でも同様なんだけど、面白いのはビートはなくともきちんとグルーヴは保持してるんですよね。
オルガンに近い音色のシンセがワルツを踊っているような”UN SALON DANS LE CIEL”、テック・ハウスの上モノだけを抜き取ったような疾走感を持った”SOMEWHERE BETWEEN HERE AND THERE”、共にキックさえ加えればそのままダンス・トラックになりそうな仕上がりで、そこら辺がDJからの支持の高い理由なんでしょう。

そして原曲の質感はそのままに、それぞれダブとハウスに変えてみせた DEADBEAT と AKUFEN のリミックスも素晴らしく、このレーベルのリリースの中でも出色の出来なのではないでしょうか。
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DEADBEAT

明けましておめでとうございます。
せっかく新年が明けたというのに全く新鮮味が無くて、むしろ腐り気味。一応今年は自分に人生において重要な年になると思うんだけど、なんかやる気でなくてダメですわ。
そんな私の今年の目標は整理整頓!っていうかこのブログの目的の一つに、音源のアーカイヴ化というのがあったんだけど、未整理のものが溜まっていく一方なので、アーティストやレーベル別にまとめたエントリー増やそうかなと。
そんなわけで唐突に DEADBEAT です。
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