B’z / ACTION (VERMILLION)CD

ACTION
http://bz-vermillion.com/

昨年末に出た B’z にとって16枚目のアルバム。
昨年って結成20周年の年であり、さらにロックの殿堂入りも果たした記念すべき年だったわけですよね。
ならばここは、馴染みのゲストを招いてのお祭り騒ぎとか、今までのスタイルを全部網羅した統括的な内容にするとか、はたまた殿堂入りを足がかりに、世界進出を視野に入れた英語アルバムを作るとか、記念すべき年の締めくくりに相応しい作品というのは、いかようにも作れたと思うんだけど、蓋を開けてみれば、もう拍子抜けするくらいいつもの B’z 。前作の『MONSTER』がどちらかというと変化を求めた作品であったのに対して、今作は自分たちの得意な事だけをやったというか、とにかく自分たちが楽しむ事を最優先に作ったような印象を受ける。それほどまでに今作には変化という意識が乏しく、そして同時にタイトルとは裏腹にリラックスした空気が漂っている。
とはいっても楽曲自体はいつも通りのハイテンションで、さらに曲数が多いながらも、3分台のコンパクトな曲がほとんどなので、案外飽きずに聴ける。あとここ何作かの中では、歌詞が一番面白いのもうれしいところ。
しかしこの作品を好きになれる人って、今までの彼らが好きな人間であり、彼らが良くも悪くも持ち続けているアマチュアっぽさを許容できる人間だけなんじゃないかなぁ。10周年のときのアルバムタイトルが『SURVIVE』で、20周年は『ACTION』と、攻めの姿勢が感じられるのはいいんだけど、そろそろ劇的な変化がほしいところです。

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Steve Bug / Fabric 37 (FABRIC)mp3

Fabric 37
http://www.fabriclondon.com/

現在のミニマルの中でも、確固たる地位を築いた感のある Poker Flat と、そのオーナーである Steve Bug なんですが、私はどうもこのレーベル周辺にはイマイチ惹かれないのよね(気になるの GUIDO SCHNEIDER くらいか)。なので何枚もミックスCD出してる Steve Bug なんですが、私が彼のミックスを聴くのは初めて。
しかし聴いてみれば予想通りのテック・ミニマルで、意外性もなければ特別な盛り上がりもないような地味なミックスではあるのだけれど、軽快なグルーヴを丹念に紡いでいて、なかなかに好感がもてるミックス。特に中盤から終盤にかけてのチャカポコ具合はかなり気持ちいい。
家聞きとかにも丁度いいんじゃないかしら。

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