JOKE / BACKROOM (JOKE)12″

BACKROOM

WordPress の 2.5 がリリースされたんで、早速ヴァージョンアップしてみたんだけど、ちょっと早まったかなぁ。今回管理画面のインターフェイスが大幅に変わってるんだけど、以前のような各プラグインの設定をするメニューが見当たらないのよね。これはプラグインが 2.5 に対応する事によって変わるのかしら。まぁしばらく使ってみるしかないか。

Akufen の活躍によって一時期頻繁に耳にしたカット・アップ・ファンクなんですが、その Akufen がすっかり隠居状態になってしまったせいか、今ではあまり聴かなくなってしまいましたが、このベルリンの謎のレーベルからの1枚は、その時期の匂いを僅かながらも感じさせてくれるテック・ミニマル。どっしりとしていながらも軽快さを失わないビートの上で、細切れにされたサンプルが散りばめられているんだけど、それを大袈裟に組み立てることなく、うっすらと、しかし効果的に積み重ねる事によって、絶妙なグルーヴを作り出している。さらに後半、オリエンタルなメロディが加わったときの、ほんの少しの違和感がいいアクセントになっていて、なかなかに完成度が高い。
裏の方は不気味なナレーションや叫び声のサンプリングが使われていて、表が Akufen なら裏は Horror Inc. といった感じの曲。でもパーカッシブなビートが非常に気持ちよく、こちらも素晴らしい出来。これは1枚だけで終わらずに、ちゃんと続き出してほしいレーベルです。

試聴

san lebowski / next I’m normal (nummer)12″

next I'm normal
http://www.nummer-schallplatten.de/

nummer っていいますと、ハードなミニマルに先鞭をつけたレーベルという印象がありますが、一方で最近は実験的なリリースも増えてきていて、これもそんなシングル。デンマークはコペンハーゲンのプロデューサー Ecco と、 We Are を主宰する Agaric の変名 Patrik Skoog によるユニットの2枚目。
一聴するとまったくもって地味極まりないミニマルなんだけど、ダビーな音響空間の中でパーカッシブなリズムが跳ね回る感じは、スカスカな音作りもあいまって、以前のクリック・ハウスに近い感じがあって、今聴くとなかなかに新鮮。それでいて全体的につんのめり気味なリズムの中、どっしりとしたキックがそれを支える役目を果たしていて、絶妙なグルーヴを生み出している。音の質感はそのまま、曲をアシッド・ミニマルにしたようなB面も面白く、 nummer はなかなか好調ですな。

試聴

Mathew Jonson / Stop (wagon repair)12″

Stop
http://www.wagonrepair.ca/

自分でもちょっと忘れかけてた wagon repair 特集なんですが、26番は久しぶりの Mathew Jonson のソロ・シングル。
この人は wagon repair からのソロの場合、比較的実験的なトラックをリリースする事が多いけど、今作はここまで来たかという感じの、本人ヴォーカルによるエレクトロ・ファンク・チューン。粘り気のあるベースとスカスカなドラム、少しデトロイトっぽい上モノは悪くはないんだけど、ヴォコーダーかけてムニャムニャ言ってるだけみたいな本人のヴォーカルは、お世辞にも褒められたものではなくて、正直結構きつい。裏のダウンテンポもよく分からないし、自分の中ではこのレーベルの中でも、最も聴かない部類に入るシングルです。

Mathew Jonson - Stop - EP

Boys Noize / Bugged Out! Presents Suck My Deck (New State Music)mp3

Bugged Out! Presents Suck My Deck
http://www.newstatemusic.com/

Simian Mobile Disco とか Klaxons なんかも担当した事のあるミックス・シリーズの最新作は Boys Noise 。
この手の最近のエレクトロの人たちのミックスって全然聴いたことないんだけど、序盤はここら辺の人たちらしい、とがった音色とつんのめったリズムのエレクトロやハウスが多く使われていて、聴いてる分にはけっこう面白いんだけど、ちょと身体的には慣れてないせいかあんまりなじまないかしら。その点音の質感はそのままに、しかしリズムは四つ打ちの後半の展開の方が体が動く。
あとその後半部分を聴いて思ったんだけど、キックがリズムの中心になっているところとか、ハイハットの鳴り方であったり音の感じであったり、けっこう今時のエレクトロ/ハウス(ニュー・エレクトロっていうんですか?)って、ハード・ミニマルと親和性が高いんじゃないかと思うんだけど、どうですかねぇ。ここら辺上手く融合できれば、もう一山当てられそうな気がするんだけど、どうかしら?まぁ良くも悪くもアンダーグラウンド志向の強いハード・ミニマルじゃそんな展開はないか。

12インチ8枚

THE MOLE / BABY YO’RE THE ONE
SETH TROXLER & PATRICK RUSSELL / VALT TRAX
Sebbo / Watamu Beach
Break SL / PHILPOT28
DEADBEAT / Take me Back to London Town
MATHEW JONSON / SYMPHONY FOR THE APOCALYPSE
STL / PERLON67
luca bocchetti / human ep

気が付けば12インチばかりだ・・・。

Eminem, Elton John / Eminelton

Eminelton

特にそういう趣旨でやってるつもりはないんだけど、気が付けばフリー音源ばかり紹介している気がするんですが、今回もウロウロしてたら見つけたやつで、見つけたときには思わず「その手があったか」と膝をたたきそうになった、 Elton John と Eminem のマッシュアップ。というのも、何気に実際共演した事のある人たちをネタにした音源って少ないと思えるからで、そういった意味で非常に面白いし、音の方もなかなか良い。
Eminem のトラックって不穏な空気を纏ったものが多いけど、今作では当然のように Elton John のピアノをメインに使ったものが多く、それによって非常に躍動感のあるものになっていて、さらに時折 Elton John の有名なフレーズやサビが挿入されるのも相まって、仕上がりとしては総じてポップ。そしてそれによって Eminem の声がもつユーモアというのが増幅されていて、正直こけおどし的な感じの強くて好きになれないオリジナルよりも、こちらの方がはるかにひっかかりがあって聴きやすい。
まぁオリジナル好きな人がどう思うのかは分かりませんが、個人的にはオススメ。

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DOMINIK EULBERG / BIONIK (COCOON)2LP

BIONIK
http://www.cocoon.net/

今日は川崎のラゾーナに玉木宏が来るっていうんで見に行ったんですが、いやはや、流石の人気といいますか、凄い人だかりでしたね。でもあれだけ顔立ちがはっきりした人だと、遠くからでも分かりやすくてよかったです。

彼がデビュー・アルバムを出したときからずっと話だけは出ていた Cocoon からのセカンド・アルバム。とはいっても出たのは昨年ですが。
このアルバムの前に出た編集盤『Heimische Gefilde』がプログレ/トランス系のミニマルに近づいていたので、それが今度は Cocoon からとなれば、その方向性はさらに強まるのではないかと思っていたんだけど、今作は意外な事に初期のダブ・テックに立ち返った内容。とはいっても初期に比べると、緩やかなアンビエンスを中心としたメロディアスなトラックが多いんだけど、どの曲も非常に硬質なリズムを軸にしている為に、聴いた印象としてはかなり硬派で、これが実にカッコ良い。っていうかですね、とにかくそのリズムの音の硬さが最高でして、もう私はそれだけで満足という感じです。あとD面の2曲のようなハードな曲がもう少しあればいうこと無しなのですが、それは今後に期待しましょう。
因みにCDにのみ収録されている3曲は、いずれも border community みたいなので、それが入るとまた印象変わるのではないかと。個人的にはアナログの方がオススメですが(見開きジャケットだし)。

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Converge / Deathwish Live Series 02: Minneapolis, MN 09.21.05

Deathwish Live Series 02: Minneapolis, MN 09.21.05
http://www.deathwishinc.com/

Converge のヴォーカル Jacob Bannon が主宰するレーベルで配信されているフリーのライヴ音源。
Converge はハードコア・パンクの中でも突端に位置するバンドといわれ、ライヴも殺伐とした過激なものだという文章をよく目にするんですが、この音源を聴く限り、現時点での最新作である『No Heroes』を聴いたときの印象と一緒。つまりは非常に定型的かつ機能的。しかしそれが悪いかというとそんな事もなくて、すっかり轟音音楽から遠ざかっている私からすると、重過ぎなくて聴きやすい。しかしそうなってくると音の悪さが致命的で、もっといい音で聴きたかったという感じです。まぁ無料なんでしょうがないといえばしょうがないんですが。

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嵐 / Step and Go (J Storm)CD

Step and Go
http://www.j-storm.co.jp/arashi/

嵐が来月にはもう『Dream”A”live』なるアルバムを出すんだそうで。前作の『Time』が出たのが昨年の7月だから、ずいぶんと速いペースですね。サイトにのってる宣伝文句がとてつもなくダサいのが若干不安ではあるけど、まぁ楽しみに待ちましょう。

というわけで、結果的にはアルバムからの先行シングルという形になった嵐の21枚目のシングル。
嵐の曲ってそれほど多く聴いているわけではないんだけど、この曲はもうイントロが鳴った瞬間から、如何にもジャニーズという感じのダンス・ポップで、もう既聴感がすごいんだよね。まぁそれさえ気にしなければ全然問題ない曲ではあるんだけど、昨年散々聴き倒した『Time』に収録されたシングル群に比べると、ちょっと物足りないかしら。
個人的には切なさとおおらかさが同居したカップリングの “冬を抱きしめて” の方が好きですわ。