Love At First Sound, LUUUL, dj_amps, Liquorish Records, Marvel Alexander, Vermin Womb, White Ward

A U D R ALove At First Sound / Nothings Changed
bandcamp、soundcloud、twitter それぞれで出身地が異なっているので、何処の人だかよく分からないシンガー/ラッパーさん。前半は沈み込むような重いビートに囁くようなヴォーカルが乗り、女性のナレーションを挟んでの後半は情緒的な R&B と2部構成になっている不思議な曲。他に上がっている曲と纏めて『A U D R A 』というアルバムになるもよう。
Listen To The SeaLUUUL / Listen To The Sea
いつも参考にさせてもらっているブログ「Nobody Loves Me」で紹介されていたんで聴いてみた、ベルギーのプロデューサー Romain Bauthier さんのプロジェクト LUUUL の3曲入り EP。ゆったりとした4つ打ちのビートに柔らかなギターが乗る、という構成は3曲とも同じなんだけど、ギターの音色の心地よさと、メロディの素晴らしさだけで全然 OK な感じ。
DownloadCiara / Body Party (Amps Footwork Re-mix)
群馬在住のトラックメイカーが Ciara の曲をリミックスしたもの。奇抜さはないが、原曲の雰囲気を損なわずにジュークにした好リミックス。
XMAS LP - Vol.3V.A. / XMAS LP – Vol.3
オランダのレーベル Liquorish Records が2014年末に出したクリスマス・コンピ(今更紹介かよって感じですが)。
基本的にジュークがほとんどなんだけど、中にはムード歌謡みたいな曲があったりと、ごった煮感覚が楽しい。日本人アーティストも多数。
Dont Die YetMarvel Alexander / Dont Die Yet
L.A. のラッパーさんがアルバム『Don’t Die Yet』からフリーで配信した曲。Sango のプロデュースの割には地味な曲で、抑揚が大きいラップは可もなく不可もなく。
PermanenceVermin Womb / Permanence
アメリカのデスメタル・バンドが2014年9月に発表した、多分初のアルバム。最近ブラック・メタルばかりでデス・メタルはほとんど聴かないんだけど、これは超突猛進という感じがひたすらカッコいい。
RiptideWhite Ward / Riptide
ウクライナのブラックメタル・バンドが昨年出した EP 。激しさよりも情緒性が前面に出ているので、この手のものとしては比較的聴きやすい(ヴォーカルはもちろんアレですが)。

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Wreck And Reference / No Content (Flenser) mp3

Wreck And Reference / No Content (Flenser)
http://theflenser.com/

バンドなのかソロ・プロジェクトなのか、情報が無くてよく分からないんですが、とにかくカリフォルニア出身の Wreck And Reference が2013年5月に発表したシングル。フィジカルは7インチのみで、データは name your price 。

今作の1曲目 “Absurdities & Echoes” をジャンル分けすると何か、と問われれば、一応メタルという事になるんだろうけれど、まるで慟哭のようなヴォーカルであったり、ノイズやドローン、アンビエントが溶け合うようなギターやシンセだったり、そんな中にあって硬くはっきりとした音でタメの効いたリズムを刻むドラムであったりと、どれもメタルっぽくはあるものの、それでいて独特な要素が多く非常に個性的。
また全体としても、こちらを徐々に引きずり込むような沼を思わせる感じは非常に面白いし、また曲を引っ張っているドラムが、前述したようにはっきりとした音で前面に出ているので、曲がぼやけすぎていないのも良い。

2曲目の “Abhorrence” はヴォーカル、ドラム共に前のめりで、こちらの方が幾分普通のメタル的な要素は強い。ただサビらしいサビもなく絶叫して終わるとこなんか、ハードコアに近い感じもあって、緊張感を高めるだけ高めて唐突に終わるところとかかっこいい。

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Wolfgang Voigt / Rückverzauberung 6 (Magazine) mp3

Wolfgang Voigt / Rückverzauberung 6 (Magazine)
http://www.magazine.mu/

Mike Ink とこと Wolfgang Voigt が2012年に出したシングル。

2010年前後から活動を活発させてからの Wolfgang Voigt は実験的な側面が非常に目立つようになっており、中でもピアノを使ったものが多いですが、今作もそんな感じ。
ピアノの低音だけを切り取ったようなドローンと、オペラのものと思われるヴォイスサンプルで不安を煽ると同時に、うっすらと降り注ぐ陽光のように美しいシンセという二重構造のアンビエントな1曲目。これまた気味悪く引き伸ばされたヴォイスサンプルと不規則に鳴るピアノが妖しい2曲目と、どちらも悪くはないんだけど、正直何度も聴きたくなるような曲ではない。
それらに比べると3曲目は、上モノの感じは先の2曲と変わらなかったり、12分という長尺だったりはするものの、四つ打ちのキックが入っているので、これだけで大分聴きやすい。

ちなみに昨年の年間ベストには、今作を入れているところが結構あったのよね。それだけ評価が高かったという事なんだろうけど、ダーク・アンビエントとかモダン・クラシカルの流れなんだろうか・・・。

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Wynter Gordon / Human Condition Pt 2: Sanguine (Self Released) mp3

Wynter Gordon / Human Condition Pt 2: Sanguine
http://wyntergordon.bandpage.com/

ニューヨーク出身の歌手 Wynter Gordon が2013年1月に発表した EP 。

過去に David GuettaFlo Rida 、日本の DJ KOMORI と共演してるみたいだけど、私ははじめて聴いた。

んで、その共演した事のあるアーティストの名前見ても、イマイチ彼女がどんな歌い手なのか想像しづらい感なんだけど、それは今作を聴いても変わらず。

ゆったりとしたバラードの “Tomorrow” で始まり、弾むようなメロディのポップス “Lucky Ones” 、ベースが前面に出たトラックの上で加工された彼女のラップが乗る “TKO” 、抑えた感じのバースから荘厳なサビに流れるバラード “Reach Out” 、四つ打ちの上でオリエンタルなメロディを歌い上げる “Levitate” と、どの曲も方向性がバラバラで、彼女の本来のスタイルというものが何なのかはよく分からない。

ただ、本作に関しては、それぞれのスタイルをしっかりとものにした歌を Wynter Gordon と聴かせていて、つまり彼女の歌が一本の芯として作品を貫いているので、ことさら散漫な印象は受けないし、逆にスタイルの違いを多様性として楽しめる。

あと今どきソウルや R&B の匂いを全くといっていいほど感じさせないのも逆に新鮮でした。

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WAX / 50005 (Wax) mp3

WAX / 50005 (Wax)

Shed の名義で知られる René Pawlowitz が、2013年1月に Wax 名義で出したシングル。
René Pawlowitz 自身は様々な名義でそれほど間を空けずに作品を発表しているが、 Wax 名義では約2年ぶり。

Shed って『Shedding The Past』(関連記事)のときは比較的繊細な音作りをするアーティストという印象だったのが、いつの間にか非常に太いリズムを鳴らすようになっていて、それゆえにダンスを意識した名義である Wax や eqd との差異が分かりづらくなっていました。

そこを本人も意識しての事なのかは分からないが、今作はむしろ以前の Shed を思わせる繊細な音作りになっている。

特に A 面の曲は、四つ打ちのキックこそあるものの、そのキックもポツポツと鳴るような頼りないもので、そこだけを抜き出せばダンスとは結び付けづらい。しかし徐々に入ってくるシンセの、空間的な拡がりを感じさせながらも、同時に深い余韻も残す音が非常に美しく、またその間を縫うようなハイハット、そしてリズムが絡み合う事によって、緩やかながらもグルーヴを紡いでいて流石の完成度。

一方 B 面の曲は、太いリズムに、ミニマル・ダブ的な上モノが乗るいつもの Wax という感じ。しかしダブ処理による残響音を少し鳴らして、以降断ち切ることによってなんとも骨太な印象に仕上げていて面白い。

今度はこっちの名義でもアルバム出してほしいものです。

試聴

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