鳩のあし/鳩のあし1&2

鳩のあし1
鳩のあし2
http://makkenz.com/

なんとなく名前につられて買ってしまった、Makkenz (過去記事)の別名義による、ほぼ同時期に出された2枚のアルバム。一見まったく同じジャケのように見えますが、右上に生蛸のプリクラ(?)が貼ってあるのが2枚目。

以前の Makkenz 名義のアルバムの時はまるで感情を排したかのような不気味なラップを披露していたけれど、今作では少々人間味が感じられるようになったというか、随分穏やかになりましたね。とはいっても歌詞に関しては相変わらず意味不明で、まったく表現の核というものが感じられないまま淡々としたラップはやっぱり不気味。それに呼応するかのようにトラックの方もノン・ビートのかなりアブストラクトなものが多く、まるで思考停止を促すかのようにも感じられる。ホント、この人はどこに向かおうとしているのか、多様化する日本のヒップ・ホップのシーンの中でも一際謎の存在です。

Tracklist 無し

福山雅治/5年モノ(UNIVERSAL)2CD

福山雅治/5年モノ
http://www.universal-music.co.jp/fukuyama/

福山雅治という人は俳優という顔も持っていることから、どうしても芸能の人というように見られがちだけど、個人的には今の日本の音楽シーンの中でもなかなか貴重な才能なのではないかと思っています。
というのも彼は70年代の日本のフォークや Bob Dylan なんかをルーツに持つ人なわけで、そういったパンク以前の大らかさを持ったロックを日本向けに翻訳して、それをさらにチャートにぶつけている人ってこの福山雅治か、強いてあげても TOKIO くらいしかいないように思えます。

そういった意味ではこの5年ぶりのアルバムはなかなか満足できるものではないかと思います。基本的にロックン・ロールとフォークが交互に出てくるような構成で、歌詞は J-POP にありがちな応援歌的なものが多いのだけれど、俳優の片手間とは決して言わせないような、浮つきとは無縁の(全曲おとなしいという意味ではないです)楽曲は素直にこちらに染み入ってくる。

でもですね、シングルばかり出るような状況を横目にずっとアルバムを待ちわびていた身からすると、そのアルバムが結局シングルの寄せ集めというのはいかがなものでしょうか。まぁ私はシングルはそれほど買っていなかったからいいけれど、全部買っていたような人からすると素直に喜べないんじゃないですかね。

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The Flying Luttenbachers/Cataclysm(ugEXPLODE)CD

The Flying Luttenbachers/Cataclysm
http://nowave.pair.com/luttenbachers/

昔から比較的かっちりした音が好きなので、未だにポスト・ロックって苦手なんだけど、マス・ロックというやつには少し興味があって、これがマス・ロックに当てはまるのかどうかは良く分からないけれど、90年代初頭から活動しているベテランさんの新作。

音のほうを聴いてまず思い浮かぶのはやっぱり『No New York』で、キリキリとノイジーなギターが鳴り変拍子を決めまくるぶっ壊れたメタル・サウンド。個人的にはもう少し音に厚みがあるほうが好みなんだけど、これでも十分カッコいい。っていうか様々な場面で明らかにデス・メタルからの影響だと思われるところがあって、それにやっぱり燃えてしまうのです。

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TOM CLARK/SERVICE STATION(HIGHGRADE)2LP

TOM CLARK/SERVICE STATION
http://www.highgrade-records.de/

気がつけばもう年末、そして今日で仕事納めでした。でも相変わらず聴いていない音盤、そして紹介し損ねてる音盤があるので、ここ何日かの休日で頑張ってみよう。

この Tom Clark という人物については全然知識がないんだけど、なかなか活動歴は長い方のようで、これは2枚目のアルバム。

これってレコ屋で視聴した時に1曲目が割りと重心低めなのが良くて買ったんだけど、アルバム全体としてはもっと軽めのミニマル・ハウス中心ですね。まぁそれ自体は良いんだけど、サウンドの感じが古い、とまでは行かなくても、あまり新鮮味のないものばかりで、出来字体は悪くないんだけどちょっと飽きる感じでしょうか。
でもジャケがいい味だしてるので許せちゃう部分もあるんだけど。

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Delia Gonzalez & Gavin Russom/Relevee(DFA)2LP

Delia Gonzalez & Gavin Russom/Relevee
http://www.dfarecords.com/

ここ最近、前から考えていたブログの移設作業をやっているんだけど、慣れていないせいか一向に進みません。一応年明けとともにリニューアルの予定がかなり絶望的。まぁ Seesaa に不満があって移すわけでもないので、イマイチやる気が出ないというのもあるんですけどね・・・・。

ということで、微妙に前のレコード。DFA といえば、いわずと知れたディスコ・パンク(って今もいうの?)を代表するレーベルなわけですが、まさか私がCDならまだしも、まさか12インチ買うとは思ってもみませんでした。とりあえず惹かれたのはリミキサーの豪華さなんだけど、内容の方もなかなか充実。
なかでも一番好きなのは Baby Ford 。かなりの活動歴になるベテランながらも、比較的初期からミニマルに片足突っ込んでる方ですが、ここでも約10分間うねるベースとキックが鳴り続ける、かなりディープなミニマルに作り変えられていて、私みたいな好き者はもううっとり。
他にもコズミックなテクノの Carl Craig 、びっくりするぐらい直球のディスコな DFA もいい感じなのですが、一番インパクトがあったのが本人たちのリミックス。ノスタルジックな音色のシンセがうにょうにょと鳴るほとんどリズムのない曲で、最初は「なんだコレ?」って感じなんだけど、気がつけばこれが一番聴いてるかも。
ちょっとオリジナルも聴いてみたいと思わせる盤ですね。

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Liebe ist cool/2(Electric Avenue)CD

Liebe ist cool/2
http://www.liebeistcool.de/

monika kruse のレーベル、Electric Avenue を代表するユニットである Peter Elfllein と Kitty による Liebe ist cool の新作。

この人達ってなんとなくジャケのイメージから女性ヴォーカルのお洒落なエレ・ポップを想像していたんだけど、聴いてみるとわりと重ためなミニマル・テクノ。つまりは今時の音なんだけど、全編に渡ってシカゴ・ハウスを思わせるスカスカ感と軽快さが感じられて、でもビートはあくまで重く、そこに時々 Kitty のヴォーカルなんかが乗ってきたりしてなかなかユニーク。
さらにいい意味でちゃらい雰囲気が漂っていて、終盤は美しいテック・ハウスで終わったりと、聴き易さと完成度を兼ね備えた1枚。

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CD7枚、LP1枚、12インチ11枚

氷室京介/IN THE MOOD
Vince Watson/The Emotion Sequence
BLACK STROBE/A REMIX SELECTION
THE NEPTUNES/the REMIXES
CLIPSE/HELL HATH NO FURY
THE MOLE/Conversations With The Past
RIPPERTON & AGNES/ZEITGEIST ep
THE MODEL/PRELUDE TO FOUNDATION
sleeparchive/HOSPITAL TRACKS
robag wruhme/papp-tOnikk ep
WIGHNOMY BROTHERS/Okkasion EP
Loco Dice/HARISSA
COBELESTONE JAZZ/THE CREATOR EP
jay haze/MindinBusiness part1 “the minimal grind”
TREPLEC/FLIEGE JURGEN! EP
DAN CURTIN/WE ARE THE ONES WE’VE BEEN WAITING FOR
mitsuki komamura/weedis ep
Mossa/rumble sugar
peechboy/It Adresses Somebody

昨日買ったやつ。ちょっと調子に乗りすぎた。

Def tech/Catch The Wave(Jawaiian Style)2CD

Def tech/Catch The Wave
http://www.deftech.jp/

この人達ってアンダーグラウンド、というのは言いすぎだとしても、あくまでインディーズにこだわった活動しているわりにはどうも評価が低いように思えるのは何でなんでしょうね。やっぱり売れすぎってことなんでしょうか。まぁ、あれだけテレビ出てたらインディーズもくそもないか。

とりあえずこのアルバムもそれなりに愛聴しております。1作目(過去記事)の時には、どうもトラックと歌がうまくかみ合ってないように感じたんだけど、それも随分と改善されていて完成度はかなり上がった。そして歌やハーモニーに関しては当然問題ないし、適度にユーモアを加えた歌詞も敷居が低く入り込みやすい。

とまぁ特に文句らしい文句も浮かばないんだけど、その分このユニットらしい個性が薄れたというような気がしなくもないわけで、何となく聴く分には心地良いけど、襟を正して聴くような気にはなれないというのが感想でしょうか。
パッケージには表記されてないけど、インスト盤付きの2枚組みで2000円弱という価格設定はものすごくえらいと思うんだけど。

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