V.A./POST OFFICE SPECIAL ARGENTINA MADNESS(TELEGRAPH)CD

V.A./POST OFFICE SPECIAL ARGENTINA MADNESS
http://www.telegraph-records.com/

最近あまり動きのない Telegraph ですが、これは2006年に出た現在のところ最新のコンピ。この「Post Office」というシリーズのコンピは今まで豪華アーティストが参加したものが2作出ているけど、今作は少し趣向を変わっていて、タイトルの通りアルゼンチンのアーティストを集めたもの。
アルゼンチンといえばチリのお隣の国なわけで、こちらとしてはやはり Villalobos や Luciano に代表される、所謂チリアン・ミニマルに近い音を想像してしまうのですが、実際に聴いてみると方向性はけっこうバラバラ。どの曲も線が細いのが難といえば難だけど、しかし最近のミニマルというサウンドの浸透によって画一的になってきた最近の音より、まだクリック・ハウスと呼ばれていた頃の得体の知れない感じがどの曲にもあって、まだまだ世界広いなぁ、と感じさせられる。この調子で違う地域のものも出してほしいものです。

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@TOWER.JP

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LUCIANO/No Model No Tool(Cadenza)2LP

LUCIANO/No Model No Tool
http://www.cadenzarecords.com/

何か最近仕事中常に眠いんだけど何でなんでしょうか。答えは簡単。単に夜寝てないから。だったら早く寝ろよって話なんですが。

なんかこのインタビューで語っている2枚目のアルバムが一向に出る気配のない Luciano さんなんですが、これは自身のレーベルからの新シリーズの第一弾。Cadenza は比較的叙情的な曲が多いレーベルなんだけど、このシリーズではDJツール的なものをリリースしていくんだとか。
で、その第一弾という事で気合入れてレーベル・オーナーの Luciano がご登場というわけなのですが、最近ノリにノッっている Luciano さんであるからして、今作も当然のように傑作。
アナログ2枚組みとなる本作は、1枚目の各片面に長尺のダンス・トラックが1曲づつ。そして2枚目にノン・ビートの曲が6曲という構成になっているのだけれど、やはり私が好きなのは1枚目のダンスものの方。パタパタと鳴るパーカッションが気持ちいい A1 、絶妙なタメを利かせる B1 と両方いいんだけど、共にダンサブルでありながら、どこかゆったりとした流れを感じさせるのが心地よい。一転2枚目の方はノン・ビートでもアンビエントというよりは映画音楽とかに近い感じ。全然悪くはないんだけど、アナログで聴きたい感じではないかな。しかし Luciano の異彩は確かに刻み込まれていて、コレはコレで興味深い。

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arne weinberg/path of the gods(AW)2LP

arne weinberg/path of the gods
http://www.arneweinberg.de/

ドイツのデトロイト・フォロアー、Arne Weinberg の初のアルバム。ジャケットからして宗教色濃厚ですが、各曲タイトルも世界中の神の名前なんだとか。
しかし音の方は特にそんなことを意識する必要のないデトロイト・テクノ。ヨーロッパのデトロイト・フォロワーってリズムが淡白な人が多いけど、この Arne Weinberg もご多分に漏れずリズムが印象に残るタイプではない。しかし上モノの美しさは素晴らしく、その透明感のあるシンセ・サウンドには思わず聴き惚れてしまう。さらにその透明感を保持しつつも様々なタイプの曲に挑戦していて飽きさせない。
正直このアルバム買うまでこの人の名前知らなかったんだけど、これからは覚えておきたい名前です。

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