alka_rex/shapes to phases(SUPRALINEAR)2LP

alka_rex/shapes to phases

最近わりと有名どころが続いていたのでたまには地味なのを。
alka_rex といえば 2006 年に出た2枚のシングルが好事家の間で話題になった人でありますが、私はてっきり先に出た Musique Risquee からのシングルがデビュー作がだと思っていたんだけど、少し調べてみると何気にその前にアルバム出してたんですね。でもそのアルバムは流通の関係からか日本にはあまり入ってきてないようでして、どうしたものかと思っていたところに中古で見つけたのがコレ。ちなみにジャケ写はいいのがなかったので CD の使ってますが、私が買ったのはアナログです。
前述した2枚のシングルでは Akufen からの流れを感じさせるミニマル・ハウスだったんだけど、この『shapes to phases』は MILLE PLATEAUX 系列の Supralinear というレーベル(今は活動してないみたい)からのリリースだからなのか、わりと音響ミニマルといった感じの趣。つまりはそれこそ Akufen のヒット以前に Force inc が出していたようなスタイルなんだけど、それらに比べて alka_rex の場合ベースに動きを持たせることで静的過ぎるイメージをギリギリ回避してる。
とはいっても躍動感溢れる音でもないので、やっぱり家聴き用ですかね。

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DABO / Baby Mario World

DABO/Baby Mario World
http://www.toshiba-emi.co.jp/capitol/dabo/

日本のヒップ・ホップって人並みには聴いてるつもりだったんだけど、恥ずかしながら Tokyo Shit については全くといっていいほど知らなかったんですが、その日本でヒップ・ホップを盛り上げていこうという動きの結実の一つが、この総勢32名が参加したアルバム。なんか色んなサイト見ているとけっこう微妙な評価みたいだけど、個人的には『PLATINUM TONGUE』以来好きなアルバムかも。
このアルバムはシーンを盛り上げていこうという性格から多数のゲストが迎えられているわけで、その為に統一感にかけるという意見もあるようだけど、私は逆にこれだけの幅のある楽曲にも、器用貧乏にならずに柔軟なスタイルで自分の色を出しつつラップをのせる Dabo を素直に、素直にすげぇなぁと思います。トラックも特に個性的といえるものは見当たらないんだけど、ここまで機能的なトラックを揃えたアルバムというのもココ日本ではあまりないものでしょう。
まぁゲストに関しては予想の範囲を超えるものだとか、 “Shall We Rock?” はブラックジョークとしても性質の悪いものだと思うとか(さらにロックの象徴ともいえるギターを壊しまくる PV に至っては・・・・)不満がないわけでもないんだけど、このアルバムのそもそもの性格を考えれば、それもあまり気にならない。
あとはこれを次にどう繋げるかですかね。

DABO - B.M.W. Vol. 1
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THA BLUE HERB/PHASE 3(THA BLUE HERB)CD

THA BLUE HERB/PHASE 3
http://www.tbhr.co.jp/

とうとう始まる THA BLUE HERB の第3章の口火を切るシングル。
前作の『SELL OUR SOUL』からは5年ぶりとなるわけですが、その間サントラやコンピ、別ユニットでの活動があったので前作ほどの待望感というものはないものの、その分課外活動の影響が本隊にどう刻まれるのかが全く予想がつかなかったんだけど、正直『FRONT ACT CD』のような衝撃は無い。
ちょうど活動休止の直前に出たコンピ『ONLY FOR THE MIND STONE LONG』に収録された3曲は、O.N.O のテクノ志向が端的に表れた曲だったけど、今作の2曲も同様の方向性で素直に進化させた感じ。しかしその完成度は凄まじく、コズミックな感覚を漂わせながらもどっしりとしたトラックと、スタイルとしては比較的オーソドックスな BOSS のラップとの組み合わせは最高。正直前作では O.N.O の変則ビートは BOSS とのラップがイマイチ噛合ってない感じがして不満だったんだけど、今作でのヒップホップに軸足を置きながらもデトロイト・テクノの影響色濃いトラックというのは、世界的にみても例をみないものではないでしょうか。
しかし少なからず不満が無いわけでもない。
「オレたちのうみ出す闇はそんなに暗いか」とは “時代は変わる” の一節だけど、ここでは以前のような闇、言い換えれば、抜き身の刀のような有無を言わさぬ圧倒的な凄みがイマイチ感じられないのよね。それは『SELL OUR SOUL』以降徐々に薄れてきた部分ではあるし、逆に BLUE HERB にスピリチュアルな部分を求める人達には歓迎される変化なのかもしれない。でもその部分がなくなると、 BOSS の別ユニットでの活動との違いが殆どなくなってしまうように思える。
まぁそれを気にしなければ出来自体には何の不満のないシングルだし、この2曲に彼ららしい闇が加わったらと思うとアルバムが楽しみでしょうがない。

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capsule / Sugarless GiRL

capsule/Sugarless GiRL
http://www.contemode.com/

どうもこの capsule というユニットについてはお洒落な感じが気にくわなくて意識的に避けていたところがあるんだけど、いやいや、実際に聴いてみればこれはかなり最高なんではないでしょうか。
まぁ何がいいかと問われれば、それは一言分かりやすい。1曲目のイントロに続いて鳴る “Starry Sky” の冒頭のギターリフ、そしてブリーピーな上モノに舞い上がるようなヴォーカル、さらに扇情的なシンセのメロディと、こんなにアンセムらしいアンセムって個人的には聴いたの久しぶりな気がする。いつもだったらこういうハード・ハウス系のドンシャリしたビートって好きじゃないんだけど、ここまでアッパーにやられると降参するしかない。以降もとんでもなくポップでありながら、きちんとビートの強度も持ったフィルター・ハウスが続いて、そのどれもが分かりやすいのが素晴らしい。
個人的にいい加減グニグニしてるだけのミニマルに飽きてきた部分があるので(それでも買うんだけど)、こういうのは大歓迎です。

capsule - Sugarless GiRL (with Bonus Track)
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Fantastic Plastic Machine/FPMB

Fantastic Plastic Machine/FPMB
http://www.fpmnet.com/

Fantastic Plastic Machine の10周年を記念した2枚組ベスト盤である本作なわけですが、このアルバムを聴いて思ったんだけど、一体いつから Fantastic Plastic Machine ってこんなハウスど真ん中なアーティストになったんですかね。
一応 Fantastic Plastic Machine はデビューの時から聴いていて、そのデビューEPである『L’aventure Fantastique』はモロに小西康陽フォロアーという印象で、その後アルバム『Fantastic Plastic Machine』が、当時砂原良徳のユルユルなシングル群をリリースしていた bungalow records からライセンスされた事も手伝って、わりとラウンジ系みたいな感じでくくられる事が多かったように記憶しています。その後の変換というのは詳しく追っていたわけではないのでよく分からないけど、多分転換作になったのって『beautiful』辺りですよね。あのアルバムは比較的よく聴いたし、次の『too』も好きなアルバムです(『imaginations』は聴いてない)。
しかしこうも「私ハウスやってます」みたいな曲ばかり集められると、正直退屈。特に昼と夜に分けられたといううちの昼に当たる1枚目にその傾向が強くて、後半のボサノバとかかなりツライ。2枚目になると比較的ビートの立った曲が多く、かつある程度ヴァラエティに富んでいるし、各盤とも1曲づつ取り出せば曲自体はいいものが多いと思うんだけど、このアルバムはあまりにも同じ色で盤を統一しすぎ。だったらミックスとかした方がずっと良かったと思うんだけど。

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JEFF SAMUEL/STEP(TRAPEZ)2LP

JEFF SAMUEL/STEP
http://www.traumschallplatten.de/

以前もどこだかで書いた気がするんだけど、個人的に昔の Trapez って Jeff Samuel ばかりをリリースしているレーベルという印象が強くて、つまりはそれだけ Jeff Samuel が精力的に活動していたという事なのだろうけど、その頃からは少々様変わりしてしまった Trapez から彼がようやくアルバムを発表したというのはなかなかに感慨深い。
しかしこちらのそんな思い入れをサラリとかわすかのようにアルバム全編で鳴るのは軽快なテック・ハウス。一聴すると際立った個性というものは感じにくいものの、全ての音がシンプルながらも非常によく練られていて、一切のムダを感じさせない。それでいてビートはダンサブルに、メロディはイマジネイティブ鳴っていて驚くほど完成度が高い。さらにきちんと今時のプログレッシブ・ハウス的な流れも感じさせるようになっていて、ちょっと文句の付け所がない。何度でも聴いていたいと思わせる傑作。

Jeff Samuel - Step
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KLAXONS/Myths Of The Near Future

KLAXONS/Myths Of The Near Future
http://www.myspace.com/klaxons

確か Snoozer 誌でこのバンドの名前をはじめて知ったのが昨年末。その後気が付けばけっこうな話題のバンドになっているわけですが、率直な感想を書かせていただくと、いやぁ~、私には相当きついわ。
とりあえず気になる点は多々あれど、同じUKのダンス系バンドである Stone Roses や Primal Scream を思わせるヘナヘナとしたヴォーカルがまずダメ。元がメタラーなせいかこういうタイプのヴォーカルって何年経っても好きになれない。それさえ我慢すれば曲とかは特に悪いとかは思わないんだけど、どうも曲の中に沢山の要素を盛り込みすぎな気がして、しかもそれが曲の印象を上げることにつながっていなくて、正直私にはただ身の丈に合わない背伸びばかりを繰り返しているように思える。まぁ見方を変えれば無茶をし続けた結果数年後に大成長する可能性もあるのかもしれないけど、私はカッコよくなってからまた出会えればいいという感じです。

Klaxons - Myths of the Near Future
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BLACK STROBE/A REMIX SELECTION(PLAYROUDE)2CD

BLACK STROBE/A REMIX SELECTION
http://www.playlouderecordings.com/

Black Strobe というユニットが注目を集めるようになってから多分もう2,3年は経ってると思うんだけど、どうもこの人たちって決定打を放たない(放てない?)まま時機を逸してしまったという印象が強くて、結局今年出るというアルバムもどうなっているのかよく分からないし(と思ってたら5月発売だって)、気が付けばフランスから Black Strobe の暗さとは真逆を行くような動きが活発になってきていて、どうにも微妙な位置に追いやられてように感じます。
そんな状況の中で聴くこのリミックス・アルバムもイマイチ盛り上がりにかけて、好きな曲がないわけではないんだけど、基本的にどれもギラギラした暗黒ディスコで、正直こう同じような曲聞かされると飽きる。相変わらずジャケのセンスとかは好きなんだけどね。

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Dir en grey/THE MARROW OF A BONE

Dir en grey/THE MARROW OF A BONE
http://www.direngrey.co.jp/

1週間前のデータ削除からなんとか形らしきものは出来たので気分を一新のためにもデザインを変えたくて、昨日は一日中いいテーマがないか探しておりました。せっかくレンタルブログじゃなく WordPress やってるんだから大胆なデザインのものがいいと思い、そうすると Hemingway 系かなぁ、ってな感じでコレにしてみました。でも多分すぐ変えそうな気がするけど。

Dir en grey も以前記事書いたんだけど、それも消えちゃってるんだねぇ。まぁとりあえずその『Withering to death. 』から2年ぶりの新作。
その2年の間に全米を回った Family Values Tour があったわけですが、そこで鍛えられたのかその音は益々独自性を増したように感じる。
基本的な方向性としては前作同様攻撃的なヘヴィ・ロックで、激しさや音圧的な部分はかなり向上したし、前作には多少散見された曲展開の強引さもあまり感じられなくなり確実に完成度は上がった。しかしそんなことよりもやはり印象に残るのはじんめりと湿った空気感で、さらに表現力を増したヴォーカルと共にかなり不気味さを残す。さらにいくら楽器隊が激しいビートを叩きつけようが、ヴォーカルが声にもならないような奇声を発しようが、どんな感情を表現しているのか分からない、というよりは空虚のみが伝わってくる部分もあってさらに不思議さを増す。これでこのバンドの音が気に入らないっていうのなら話は早いんだけど、これがめちゃくちゃカッコいいんだから困ってしまう。
なんか上の文章読むと全然褒めてない気もするけど、いやいや、本当に面白いバンドだと思います。

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宇多田ヒカル/Flavor Of Life(東芝EMI)CD

宇多田ヒカル/Flavor Of Life
http://www.toshiba-emi.co.jp/hikki/

このブログを今まで知らなかった人ははじめまして、このブログを見捨てずにまた来てくれた方はありがとう、そしてもうブックマークから削除してしまったという人はさようなら。
ということで、データベースの事なんか何にも分からないくせに、下手にいじってしまったせいでデータが全部消えてしまった shooter です。去年までの分はまた seesaa からインポートすればいいんだけど、今年からの分はバックアップも取ってなかったんで完全消滅。コメント等をくれた方には本当に申し訳ないです。当然デザインとかも一からやり直し。まぁそれは過去記事のインポート共々のんびりやろうかと思います。

なんか久しぶりに好調な売り上げだという宇多田ヒカルのニュー・シングル。
個人的に前作の『Ultra Blue』は2006年のベストだったんだけど(他のはこちら見てください)、その好調ぶりは続いているというか、前作でみせた憂いを軽やかに表現する方法を完全に会得した感じですね。テーマの方は “誰かの願いが叶うころ” を思わせる恋愛のどうしようもならない部分を歌ったものなんだけど、切々と訴えかけるようだった “誰かの願いが叶うころ” に比べると、いい意味で聞き流せるような感覚がある。そういった意味ではドラマで使われているバラード・ヴァージョンよりはこのシングルのオリジナル・ヴァージョンの方が好き。とはいってもリミックスを含めた3ヴァージョンとも宇多田ヒカルの様々な顔を見せてくれて、いやいやいいシングルです。

宇多田ヒカル - Flavor Of Life - EP
@TOWER JP