凛として時雨 / just A moment (sme) CD

凛として時雨 / just A moment (sme)
http://www.justamoment.jp/

やはりその一風変わったバンド名がどうしても気になってしまう凛として時雨の3枚目のアルバム。

この人達の事を書いている文章を読んだ限りの印象で、てっきりハードコアのバンドだと思っていたんだけど、今月の「bounce」でメンバーの人が影響を受けたバンドに LUNA SEA の名前を挙げていて、それで気になって聴いてみたんだけど、このアルバムの1曲目 “ハカイヨノユメ” が、聴いて5秒で分かるくらい LUNA SEA で笑う。疾走感のある演奏なのに、やたらとキメキメで展開多いところなんかそのまんま。その上に男女の絶叫ヴォーカルが乗るもんだから、かなり珍妙な感じになっていて、なかなか面白い。
それ以降も静と動を使い分けながらも、一貫してソリッドな演奏を聴かせていて、これは確かにカッコイイと思う。

しかしそれよりも私がこの作品を聴いて思うのは、なんでこんないちいちエモーショナルなんですかね。
私は正直云って最近のロックにはかなり疎いので、あくまで印象論になってしまうのだけれど、最近話題になるバンドってみんなエモーショナルっつうか激情ロックっていうか、そんなんばっかじゃん。
まぁそれ自体は悪い事ではないし、それだけこの世代にはエモの影響がでかいといわれればそれまでなんだけど、みんながみんなエモっていうのも、あまりにも分かりやすいものに流れすぎではなかろうか。これはこの前 KAIKOO (過去記事)見たときも思ったんだけど、なんで普段他のジャンル聴いてるような人達も、ことロックに関しては如何にもなものを好むのか、おれには全く理解できない。
伝えたい気持ちがあるから音楽をやっているわけで、それを鳴らそうとすると自然と感情的になる、っていうのも分かるんだけど、気持ちを伝える手段には大声出す以外にも沢山あるわけで、なんかこれって、 MISIA を筆頭に R&B という呼称をまとった歌姫たちが、声高らかに愛を歌い上げていた時代と似た空気を感じてしまうし、この作品の出来自体は決して悪くないものの、それだけで私は冷めてしまう。

しかもこういう音を所謂「ロック雑誌」が阿呆みたいに盛り上げている状況に到っては・・・・・。

そういえばメジャーのフィールドの中で、カウンター的なものが話題になったのっていつが最後かなぁ。

試聴

“凛として時雨 / just A moment (sme) CD” の続きを読む