MAKAM / HOW LONG IS NOW? (Sushitech Purple) 3LP

MAKAM / HOW LONG IS NOW? (Sushitech Purple)
http://www.sushitech.com/

Sushitech っていいますと、最初は奇形ハウスをリリースしていたのが、いつの間にか正統派のハウスやテクノを中心にリリースようになったレーベル、という印象があります。そしてそれはオランダ出身のプロデューサー Guy Blanken こと Makam が2010年末に出したファースト・アルバムである本作も同様で、私の趣味からするとあまり積極的に聴くタイプではないディープ・ハウスの作品になっている。

しかし今作に限っていえば、随所に聴かれるジャズの味付けであったり、またゆったりとしながもしっかりと躍動するグルーヴであったり、そして個人的にハウスの肝だと思っている艶が全編に感じられたりと、完成度が高く気持ちよく聴ける。

まぁ全体の完成度が高い分、曲単位で突出したものがないので盛り上がりに欠ける部分もあるんだけど、それでも初めてのアルバムとしては十分な作品だ。

How Long Is Now? - Makam

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Petre Inspirescu / Intr-o seara organica… ([a:rpia:r]) 3LP

Petre Inspirescu / Intr-o seara organica... ([a:rpia:r])

iPod の容量がいっぱいになりそうなのでてきとうに。

Cadenza から『Tips』というダブルパックをリリースしているルーマニア出身のプロデューサー Petre Inspirescu が、同じくルーマニアの Rhadoo と主催するレーベル [a:rpia:r] 2009年末に発表したファースト・アルバム。

Cadenza 関連のアーティストというとパーカッションを多用したミニマル・テクノと相場が決まっていますが、今作もご多分に漏れずパーカッション使ったミニマル・テクノ。

しかし陽性な雰囲気の作品の多い Cadenza に比べると、今作のトーンは終始抑え目で、なおかつあまり展開もなく非常にそっけない。
だがほとんどの曲が10分超という長尺の中で(アルバムは6曲で80分!)、じっくりとじっくりとグルーヴを体へと浸透させていくトラックは、これぞ正にテクノといったもので、一旦はまると何度でも聴きたくなる魅力をもっている。

またどの曲にも 4/4 からは外れるようなリズム感の音を忍び込ませる事によってグルーヴにふくらみを持たせているのも面白い。

ecrn award にも書いたんだけど、 Cadenza 系のアルバムでは決定打ともいえる素晴らしい作品ではないかと。

試聴

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