Mo’s Ferry のサブレーベル Rrygular から2009年に発表された Dapayk と Jorn Kleinschmager によるユニット Kleinschmager Audio のファースト・アルバム。
アナログ3枚組みな上にCDまでついてくるというなんともありがたい仕様ながら、実はアナログの3枚はシングルとして発表したものをそのまま纏めたもので、シングル買った人からすると鬼のようなブツになっています(笑)。
以前の Padberg と一緒にやっていた頃のポップさからすると、ソロやユニットで活動が主になった最近の作品はずいぶんと硬派になった感じがするが、彼独特のひしゃげたような金属的な音作りは健在で、そこに抜けのよいパーカッションなどを合わせることにより、見事に類型的なトラックになることを回避している。
しかもフロアユースなトラックでありながらも、やはりどこか以前のポップさというものは残っており、やはり Dapayk のセンスとバランス感覚は流石だなと思わされる。