MOSSA/SOME EAT IT RAW(Circuscompany)2LP

ccs012.jpg
http://www.circusprod.com/

一時期フランスのクラブシーンって随分盛り上がってるようだったけど、Black Strobe以降だと結局 Jackson くらいしか目立ったタレントが出てこなかったせいか、なんだか尻すぼみな印象になっちゃいましたね。
かといって面白い人がいないのかというとそんなことはもちろん無く、その中でも Mossa こと Jeremy Petrus は注目の人なのではないでしょうか。

とかいいつつ、実は以前シングル紹介してからこの人の作品って買ってなかったんだけど、これが多分初のアルバム。

とりあえずこのアルバムで印象的なのはジャケットで、まるでギャングスタ・ラップかなんかのジャケかなんかみたいだと思ったんですよね。
そしてタイトルの「SOME EAT IT RAW」という言葉。これはジャケットに描かれているような貧しい人たちが、まともなものを食べられない状況を言っているのか、それとも裏ジャケに書かれているようなギャングが弱き人たちを食い物にしている事を言っているのか。英語力に乏しい私には細かいニュアンスは分からないのだけれど、とりあえず何がしかの現状に対するメッセージが刻み込まれた作品なのでしょう。

なんてことをついつい考えてしまうのは、外側だけでなく中の音楽の方もきちんと対峙するに足る作品だからなのですが。

このアルバムはCDだと13曲収録なのだけれど、このアナログだとそこから8曲抜粋した形になってます。色んなところのCDの紹介を読むと、音楽的になかなか幅広い内容のようなのでまた違った印象になるのかもしれないけど、このアナログに収められた楽曲に限って言えばほとんどがいつものカット・アップ・ファンクです。
でも彼の曲が他のカット・アップ・ファンクと違うのは、ついつい理路整然としすぎて退屈なものや、カット・アップを前面に出しすぎてどうにもおちゃらけた感じになることなく、ものすごい荒々しさを残しているんですよね。そしてそれが確かなファンクネスを感じさせるリズムと合わさって、強烈なグルーヴとパワーを生み出しています。
そのパワーというのも、ことさら怒りばかりを強調したものではもちろんないのだけれど、ダンス・ミュージックが元来もっていた根源的なアグレッションが感じられて、色々考えてしまうのです。

そして最終曲は、以前 epsilonlab で発表された曲の再録なのですが、そこで鳴るチェロの美しさがまたこの作品を味わい深いものにしています。

あと因みにマスタリングは Twerk

Tracklist

『SOME EAT IT RAW』(CCS012)

A1.SCHMUTZIGE SEELEN
A2.DEDANS LE DASH
B1.GOTTA SEE CORE
B2.ANAGRAM
C1.BOTTLED LOVE
C2.PARKING LOT DAHLLAS
D1.THE MEAT IN YOU
D2.SURE KILL

購入ページ→amazon

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