Oasis / (What’s The Story) Morning Glory? (Big Brother) 3CD

Oasis / (What's The Story) Morning Glory? (Big Brother)
http://www.oasisinet.com/

テストも兼ねて、下書きだけで放置してたの2。

基本的な音楽的志向として今の音楽を今聴きたい人間なので、旧譜はもちろんの事、再発モノもほとんど買ったりしない人間なんですが、そんな私でもこれはスルー出来なかった(まぁ安かったからだけど)。ということで、未だ再結成を望む声が絶えない oasis の、1995年に出したセカンド・アルバムのリマスター。

まぁ中身については今更書く事もないというか、思い出補正がかかっているにしても良い曲が多く、この時期の oasis の勢いを改めて感じさせる。またそれはカップリングなどを集めた2枚目でも変わりなく、むしろ色んなタイプの曲が収録されているこちらの方がいいくらいで、そういえば当時はシングルもこまめに集めていた事を思い出す。今聴いても “Rockin’ Chair” は名曲。
3枚目のライブ音源に関しては、基本大味の音源がさらに大雑把になっているので、それほど惹かれるものがないんだけど、お兄ちゃんが歌う “She’s Electric” のデモ音源は、シンプルながらも軽快なアコースティック・ギターが曲に合っていて、むしろオリジナルより好きかも。

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Our Love Will Destroy The World / Thousands Raised To The Sixth (Handmade Birds) 2CD

Our Love Will Destroy The World / Thousands Raised To The Sixth (Handmade Birds)
http://handmadebirds.com/

今度こそ本当に気分を変えて、ニュージーランドの Campbell Kneale さんのノイズ/音響ユニット Our Love Will Destroy The World (こういってはなんだが中二臭いユニット名だね)が2012年に出したアルバム。

この手の作品って暴力的なノイズの洪水で圧倒するみたいなものを想像してしまうのですが、ギターノイズとパーカッションがゆらゆらと絡み合う “Calculate Unknown Angels” 、ノイズの向こうで鳴るシンセが不思議な軽妙さを与えている “Zine Boredom” 、四つ打ちのキックの入ってくる “Ships Of China” 、ノイズとピアノで荒廃した世界観を描く “Cloud Water Assembly” など、意外に曲のスタイルは幅広い。

またレーベルが変てこなメタルをリリースする事の多い Handmade Birds だからなのか、それとも元々この人のもっている世界観なのかは分からないけれど、ブラック・メタルにも通ずる荒涼とした雰囲気も自分には好みだし、ミニマル・ダブ的な音響感覚があるのも面白い。

まぁいちいち曲が長いのもあって(2枚組みで12曲)、お世辞にも聴きやすいとはいえない盤ですが、最近の Modern Love とか好きなら意外にいけるかも。

DropxLife., Clams Casino, Omari Shakir., The Weeknd

また Weeknd 関連のものをまとめていくつか。

DropxLife. / Furthur.
『DropxLife. / Furthur.』
The Weeknd って元々 The Noise というプロデュース・ユニットで活動していたらしい、っていうのは以前書いたと思うんですが(過去記事)、なもんだから私はてっきり自身のトラックも全部自分で作っているものと思い込んでいました。
でも実際はそんなことなかったみたいで、何人かのプロデューサが参加していたみたいですね。
っつうことで『Echoes Of Silence』収録の “Initiation” のプロデューサーだという DropxLife. のミックステープ。
この DropxLife. というアーティスト、 Weeknd 周辺の人みたいなんだけど、その正体は今のところ謎みたい。
さらにこの作品のリリースの仕方もよく分からなくて、昨年末に3曲入りで出たものに曲足して6曲入りで今年出したと思ったら、次は9曲入りで出て、この度出た10曲入りのものが完全版らしい。
“Initiation” ってどんどんヴォーカルが変調していくけっこう実験的な曲だったので、今作も実験的なのかと思ったらそんなこともなく、新味というのは薄い。
でもヒップホップとダブステップとアブストラクトが溶け合ったようなビートと、徐々に沈みこむような音世界は心地よく、 Weeknd に通ずる雰囲気にはやはり抗えない。あと Weeknd のような高い緊張感がないのと、なんだかんだで1曲に1つは耳に引っかかりやすい要素が入っているので、インストでありながらも Weeknd よりある意味聴きやすいかも。
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DROPXLIFE / ALLXLEGENDS
『DROPXLIFE / ALLXLEGENDS』
んでこちらは DropxLife が昨年秋に出したミックステープ。
全体の雰囲気としては『Furthur.』とそれほどかわらないものの、ビートはこちらの方がシンプルで、こちらの方が幾分ポップ。なのでこちらから聴いた方が入りやすいかも(まぁ暗いのには変わりないんだけど)。
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Clams Casino / Instrumental Mixtape
『Clams Casino / Instrumental Mixtape』
こちらは『Echoes Of Silence』収録の “The Fall” をプロデュースした Clams Casino が、今まで他のアーティストに提供したトラックを中心にまとめたミックステープ。
今作に関しては Weeknd 関係なしに非常に評価の高い作品なんだけど、太いベースラインと重たいドラム、粒子の細かい幻想的な上モノの組み合わせは確かに気持ちがよい。あからさまにキャッチーな要素がなくてもきちんとポップなのも素晴らしい。
まぁ時折、これってポストロックに接近してたころの anticon の焼き直しじゃねぇの、って思う部分がなくもないんだけど、気持ちがいいのに変わりはないので気にするのはやめておきましょう。
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Omari Shakir. / Different.OMARI SHAKIR / NONCHALANT
『Omari Shakir. / Different.』『OMARI SHAKIR / NONCHALANT』
最近知ったんだけど Weeknd 周辺には彼を含む XO Gang というクルーが存在するらしく、そこに参加しているラッパーさんが出しているのが上2曲(もう1曲 “Like A Book” 曲もあるんだけどジャケットないので割愛)。
三味線(?)をサンプリングした “Different.” (DropxLife プロデュース)はかっこいいし、Omari Shakir の低い声でのラップも魅力的なんだけど、ちょっとこれだけだとラッパーとしての個性までは分からないですかね。
あと両曲とも iTunes に入れるとアルバム名のところに『TIL WE OVERDOSE』って出るので、もうすぐアルバムが出るのかも。
Different. ダウンロード
NONCHALANT ダウンロード

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otzim lee / dub dubom ep (SCHALL) mp3

otzim lee / dub dubom ep (SCHALL)
http://www.schall-netlabel.com/

ロシア出身のアーティスト otzim lee による4枚目となるフリーダウンロードの6曲入りミニ・アルバム。

今作に関してはジャケットのぼやけた写真と、それを包み込む圧倒的な青の美しさにまず目を奪われるが、音のほうもそのイメージのままのチリチリとした音像のミニマル・ダブ。
しかしその霧中のような音像の中でも、まるで前に進むべき道を指し示すかのようにしっかりとした音のキックが鳴っていて、その二つの音響感覚が素晴らしく、またキックの音が画一的なミニマル・ダブが多い中、曲によってかなり工夫が凝らされているのにはエレクトロニカ的なセンスが感じられ、それが曲の豊かさにもつながっている。

今年聴いたフリーの音源の中でも指折りの傑作。

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oddisee / Odd Winter

oddisee / Odd Winter
http://oddiseemusic.blogspot.com/

A Touch Of Jazz のトラックメイカー、 oddisee の今年頭に出たフリーダウンロードのアルバム。どうも季節をテーマにした連作のようで、これはタイトル通り冬(ちなみに最近春が出たので四季全部そろった)。

私はこの oddisee という人はおろか、 A Touch Of Jazz の音もろくに聴いた事がなかったりするんですが、とりあえずここに収められた曲群は、サンプリングによる落ち着いた雰囲気のヒップホップが中心で、当然のように革新性などは感じられないものの、その分打ち込みのトラックにはあまりない心地よさも感じられて、今の私にはこういう音のほうが聴きやすい。かと思えば柔らかい音が印象的なエレクトロニカっぽい “Frostbit” みたいな曲もあって、意外なほど曲に幅があって楽しい。

オススメ!

Okadada / D is for DANCE (Maltine) MP3

Okadada / D is for DANCE (Maltine)
http://maltinerecords.cs8.biz/

昨年のクリスマスイブに Ustream でDJを流して 2000 view 以上を叩き出して話題になった okadada さんが今年の初めに出したミニ・アルバム。リリースは最近 Dommune にしたりとこれまた話題の Maltine Records 。

以前茶箱だかでのDJを Ustream で聴いたときにはディスコっぽい感じで自分の趣味とは違ったのでほとんど聴かなかったんだけど、今作もディスコっぽいのは同様。でも音自体はあくまでエレクトリックなものなので、感じとしては ExT Recordings に近いものがあり、こういうのであれば私も聴きやすい。
中でも、多分 ECD の声をサンプリングしていると思われる “intro(F.A.L.D.)” 、ファンキーなギターのサンプルが心地よい “D is for DANCE” 、笑い声のサンプルとパーカッションの絡みが面白い “D**** Of The Dead” などは特に印象的で、今まで天邪鬼気取って okadada さんを避けていた部分がなくもないんだけど、こういうのであればまた聴いてみたい。

試聴・ダウンロード

OUTRAGE / OUTRAGE (Victor) CD

OUTRAGE / OUTRAGE (Victor)
http://www.outrage-jp.com/

もうすぐ活動歴20年になるメタルバンドが昨年出した10枚目のアルバム。

私が OUTRAGE の音楽を聴くようになった時期というのは、ちょうど彼らが当時モダン・ヘビネスと呼ばれていた、ようは当時のメタルの枠に収まらないようなへヴィ・ミュージックを取り入れていた時期なんだけど、今作は97年に脱退していた橋本直樹が久しぶりに復帰してのアルバムということで、びっくりするぐらい直球のスラッシュ・メタルが多く収められている。

なので音楽的な新しさは皆無、というよりもずいぶん手垢にまみれたようなパターンも目立つのだが、当人たちがそんなこと気にせず思いっきりよく演奏しているせいか、曲自体には端々さが感じられ、それほど古臭さはない。

まぁ以前のへヴィ・ロック路線や、また橋本直樹脱退時のストーナー路線を経てこれかよ、っていうのはあるんだけど、復帰第一弾ゆえの原点回帰、と考えればこれもありなのかな。まぁ次に期待しましょう。

Outrage - OUTRAGE (アウトレイジ)

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OJIBAH / 海賊盤 (YUKICHI) CD

OJIBAH / 海賊盤 (YUKICHI)
http://www.sdp-228.com/

SDP 所属の OHIBAH の音源を DJ ISSO が繋いだミックスCD。

SD JUNKSTA っていいますと、シーン随一の技巧派ともいわれる NORIKIYO がいますが、他方では BRON-K 、 TKC 、 KYN 、 WAX と、どちらかというと個性で押していくタイプのMCが多いという印象があるのですが(別に技術がないという意味ではない)、この OJIBAH はスキル自体は特別秀でているとは思わないものの、フロウがなかなか多彩で、どんなタイプのトラックにも器用に合わせてくるし、しかも案外歌も悪くないので聴いてて飽きさせない。
中でも低い声でのラップが多い中、素っ頓狂な声での歌うようなフロウの “純血” は、この盤に先んじて収録されていた『LOST SHIT』(過去記事)でも目立っていたけど、今作でも異彩を放っていて面白い(”MEMORYZ” も収録したらよかったのに)。

まぁ今作の時点では、多彩なフロウも器用貧乏な印象を与えている感は無きにしも非ずなんだけど、今作の多くは過去の音源だし、 SD JUNKSTA のアルバム(過去記事)では技術的にもしっかりと成長したところをみせてくれていたので、今年中に出ると思われるアルバムは、結構期待できるのではないかしら。

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Oqto / Bass, Space & Beatz (Steppin’ Ahead) CD

Oqto / Bass, Space & Beatz (Steppin' Ahead)
http://steppinahead.blogspot.com/

イギリス、アメリカのダブ・ステップに続いて、日本初のダブ・ステップ専門レーベルである Steppin’ Ahead からの第1弾アーティスト oqto が昨年12月に発表したアルバム。

この前に紹介した 6Blocc のアルバム(過去記事)がそうであったように、この作品もダブ・ステップの持つダブの要素よりもビート感を抽出したような作風で、それゆえリズム的にはけっこう雑多だったりするのだが、ダブ・ステップのスタイルをなぞったような曲よりは、このアルバムのジャケットの如く色々な要素を盛り込みすぎてダブ・ステップから離れたような曲の方が面白い。中でもひしゃげたリズムの上でぶっ壊れたサンプルが現れては消える “Priest#4” と、重量感のある変則的なブレイクビーツが高い緊張感を放つ9分近い大曲 “Aloma Saloma” は特に秀逸。

惜しむらくは何曲か音圧的に物足りない曲があることで、まぁこれは日本産のものにはよく付きまとう問題ではあるものの、ダブ・ステップという音楽ではそれが余計に響く気がする。
しかしそれを含めたとしても、全体としては聴き応えのある充実した作品だ。

OQTO - Bass, Space & Beatz
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鬼一家 / 赤落 (赤落PRODUCTION) CD

鬼一家 / 赤落 (赤落PRODUCTION)

現在服役中の鬼を中心とする鬼一家のファースト・アルバム。

このアルバムに先立って鬼が発表した “小名浜” は、まるで70年代フォークのような世界観で故郷についてラップするという、現在の日本のヒップ・ホップの中でもかなり異彩を放つ曲で、このアルバムでも明快な言葉で小泉、安倍元首相を批判する “スタア募集” 、社会の不条理を語る “見えない子供見てない大人” など、深い悲しみを内包する鬼の声で発せられる言葉は、どれも強い説得力を持ってこちらに響いてくる。

ならばこのアルバムは傑作なのかというと、申し訳ないがそんな事もなく、これはあくまで鬼を中心としたクルーである鬼一家のアルバムであって、鬼の単独、もしくは誰かをフィーチャーした曲がかためられた前半は聴き応えがあるものの、後半のクルーのメンバーの曲になると、どれも悪くはないんだけど、イマイチとっ散らかった内容になっていて、ものすごく取って付けた感が強いんだよね。
このせいでアルバムの完成度が一段も二段も低いものになっていて、これだったら鬼の曲だけでミニ・アルバムとかにしてくれたほうが良かったかな。

まぁ今年の春には出所なんだそうで、今度の作品はもっと鬼が関わったアルバムになるだろうから、そちらの方に期待しておきましょう。

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Oskar Rozsa / The universal cure (HEVHETIA) mp3

The universal cure
http://www.hevhetia.sk/

なんでもスロバキアを代表するジャズ・ベーシストだという Oskar Rozsa が、ギターの John Shannon とドラムの Martin Valihora の3人で組んだトリオの初アルバム。

最近ジャズって全然聴いてないし、ましてやスロバキアの音楽なんて全く聴いた事がないので、詳しい事は全然分からないんですけれども、モロにジャズっていうよりは、比較的ロックの語法も多く使われていて、ジャズ・ロックというか、わりとプログレに近い感じ。しかも全体的にゆったりとした曲が多いので、インタープレイをビシバシと決めるのを期待する人には不向きだろうけど、そのゆったりとした流れの中で、情感を漂わせる演奏は非常に心地よく、最近お疲れ気味なのも相まって、今の気分としてはこういう方が良いですわ。

Onur Özer / Kasmir (VAKANT)CD

Kasmir
http://www.vakant.net/

Vakant からリリースするシングルで、急速に注目度を上げた Onur Ozer が昨年出した初アルバム。なんでも自分の地元トルコの伝統音楽をミニマルに取り入れたらしいんだけど、オリエンタルなメロディとパーカッションの組み合わせは、まんま Cadenza (ついでに言えばジャケもそれっぽい)。
なので、以前レーベルコンピの記事で書いたように、二番煎じ的な印象がますます強くなるんだけど、それでも完成度自体はやっぱり高いので、何だかんだと聴いてしまう困った作品です。
それに、ゆったりと流れるような印象の Cadenza に比べ、こちらの方が若干ミニマルなので、DJの方々には、むしろ使いやすくて好まれる気がする。
なので、何だかんだで良いアルバムだとは思うんだけど、これだけ租借する能力高いんだったら、もうちょっと面白い事ができるんじゃねぇのかな、とは思うんだけどね。

Onur ?zer - Kasmir

鬼束ちひろ / LAS VEGAS

LAS VEGAS
http://www.onitsuka-chihiro.jp/

私は普段ブラウザは Firefox 使ってるんですが、昨日たまたまこのブログを Internet Explorer で見たら、右と下にあるメニューが見えなくなってるのね。最近 CSS いじってないんだけどなぁ。そういえば wordpress の 2.3 へのヴァージョンアップもまだだし、今度の休みに久しぶりに色々いじろうかしらね。そしてまたデータベース消しちゃったりして。はは・・・。

シングルとか編集盤はぽつぽつ出してたけど、アルバムはなんと4年振りだという鬼束ちひろさんの4枚目。
私は彼女の過去作3作中、一応2枚持ってる身なので、鬼束ちひろけっこう好きな方だと思うんだけど、このアルバムはきついねぇ。なにがきついって彼女ってこんな歌下手だったっけ?まぁ元々技巧派ってタイプではなかったけど、何でこんなになっちまったのかなぁ。歌い方が変わってそう聴こえるだけ?まぁどちらにしてもそのせいで、あんなに様々な感情を擁しているように聴こえた歌声も、全てが上滑り気味に聴こえて、全然のめりこめない。曲もアレンジも過不足なくまとまってるだけにもったいないなぁ。
ライヴで喉きたえた後の新作に期待しておきます。

鬼束ちひろ - LAS VEGAS
amazon.co.jp

Otto Von Schirach / MAXIPAD DETENTION (IPECAC)CD

MAXIPAD DETENTION
http://www.ipecac.com/

エレクトロニカの盛り上がりで Schematic が注目されたとき一緒に浮上したものの、以降はなんだか地味な存在になってしまった感の否めない Otto Von Schirach の、ちょっと何枚目か分からないんだけど2006年作。
この人は、ある意味尊敬の念を抱いてしまうほど一貫してジャケットの趣味が酷いんだけど、今回の毒々しさもかなりのもの。
音の方はいつも通り(っていえるほど作品聴いてないんだけど)のノイジーなブレイク・コア。でもジャケットから察するにUSヒップ・ホップのパロディになっているのか、それっぽいサンプリングが挟み込まれたり、音のほうもけっこうブリンブリンで、全編かなりパワフル。
でもさすがにずっと聴いていると疲れるというか、1回聴けば十分というか、やっぱりこういうのってどうものめり込めないのよね。

視聴
Otto Von Schirach - Maxipad Detention
warszawa

OSBORNE / OUTTA SIGHT (SPECTRAL)12″

OSBORNE / OUTTA SIGHT
http://www.spectralsound.com/

少し前から WordPress の Ultimate Tag Warrior というプラグインを使っているんだけど、これがどうもイマイチよく分からないのよね。タグをサイドバーに表示させてみたらバカみたいな数になるし。むぅ。Wordpress は奥が深い。

Soundmurderer なんかの名義でも知られる Osborne こと Todd Osborne のシングル。
なんかもう最初の南国ムード満点な始まりからして腰砕けなんだけど、その後入ってくるファンキーな声ネタとリズムとの取り合わせがなんとも可笑しい。それでもうっすらと鳴るストリングスの悲しげな響きのせいか、底抜けに明るくなるなんてこともなく、かといって各要素がバラバラになってるわけじゃないんだよね。ある意味シカゴとデトロイトとラテン混ぜたようなものか?ドカンとくる衝撃はなくとも、地味に新鮮な曲であります。
Luke Vibert のリミックスは、原曲をさらにファンキーにしたようなフューチャー・ディスコ、同時収録された Todd Osborne と James T. Cotton のユニット TNT の曲は流れるようなシンセが印象的なアシッド・ハウス。

Osborne - Outta Sight

Oh No / Exodus Into Unheard Rhythms (Stones Throw) CD

Exodus Into Unheard Rhythms
http://www.stonesthrow.com/

Madlib の弟の2枚目のアルバム。前作は自分もラップしてたらしいけど、今作ではプロデュースに専念、代わりに数多くのゲストがマイクを取っています。

私はなんだかんだで Madlib って Yesterdays New Quintet くらいしか聴いたことないので比較は出来ないんだけど、こちらもサンプリング主体の煙たいヒップ・ホップ。正直聴いてすぐのインパクトがあるようなものではないんだけど、もっさりとした感触のビートが心地良く、こういうルーズなノリって最近のヒップ・ホップからはどんどん薄れてきてる気がするので嬉しいかぎり。
時代性とか関係なく長く聴けるアルバムです。

Oh No & LMNO - Exodus Into Unheard Rhythms
@TOWER JP

[Tracklist]

おばけじゃ~/満福語(OKIMI)CD

おばけじゃ~/満福語
http://www.okimirecords.com/

どうもメタラーなせいか、私は昔から比較的カッチっとしたものを好む傾向がありまして、まぁそういうの抜きにしてもこれは私には理解不能な音楽だなぁ。
このおばけじゃ~というのはオオルタイチとDJしゃぶしゃぶ によるユニットで、二人ともアンダーグラウンドでは評価の高い人達なのだけれど、このユニットでの音楽はポップスといえばそうともいえるし、様々な要素を詰め込みすぎたブレイク・コアにも思えるし、とにかく私にはちょっと破綻しすぎていて掴み所がないんですよね。
っていうか正直なところ私にはコレじゃお笑いと大して変わらないのではないかとさえ思えます。まぁつまらなくはないんだけどね。

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OUTKAST/IDLEWILD(LA FACE)CD

OUTKAST/IDLEWILD
http://www.outkast.com/

前作の『Speakerboxxx/The Love Below』の大ヒットにより一躍時代の寵児になった感さえある Outkast 。 当然のように今作も軒並み高評価を受けているようだけど、個人的にはイマイチでしょうか。
まぁ私は前作からして大して好きでもない人間なんだけど(っていうか Outkast 自体好きでもない)、その中でも “Ghetto Musick ” は大好きなんですね。でも、あの曲でのハイテンションなゲットー・ベースに比べると、これはちょっとレイドバックし過ぎじゃなかろうか。
映画が先なのか音楽が先なのか、とにかく1930年代を題材にするというのは悪くないと思うんだけど、ちょっと取り入れ方がストレートすぎるというか面白くないというか、コレ聴いて過去のアメリカ南部音楽の現代化とは私はとても思えないなぁ。まぁその分何曲かはユルくて気持ちいいんだけど、ん~、ちょっと期待はずれでした。

視聴
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once blue/once blue(EMI)CD

once_blue.jpg

Norah Jones への曲提供で知られる jesse harris のユニットの、多分唯一のアルバム。発売された当時はそれなりに話題になったユニットなので、ジャケくらいは見たことある人もいるんではないでしょうか。

普段 jesse harris の音楽を聴いてる人は分かんないけど、私のように彼の音楽をほとんど聴かない人間からすると、そのイメージから少しもずれる事のないジャジーなアコースティック・ポップ。正直自分から積極的に聴こうと思うような音ではないのだけれど、どこかの店でこれが流れていたら確かにいい気分になるような気はします。
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大塚愛/『LOVE PUNCH』『LOVE JAM』(AVEX)CCCD

B0001J0BX6 LOVE PUNCH (通常盤) (CCCD)
大塚愛


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B00069BL8U LOVE JAM (通常盤)
大塚愛 愛 Ikoman 弦一徹


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http://www.avexnet.or.jp/ai/bi-dama.html

大塚愛を聴いてみた。というのも少し前にラジオで”Happy Days”を聴いたんだけど、この曲って今まで青春パンクのパロディだと思ってたんだけど実はX JAPANなんですね。という風に思い出してからちょっと興味が出てきたもので。
私の周りには彼女の大ファンだという人は特にいないんだけど、やっぱり彼女が売れるのって可愛いからなんですかね。とにかくさ、この猫なで声で色々甘えるような言葉を次々吐かれるわけですよ。しかも歌詞には大塚愛を連想させる言葉が散りばめられてるしさ。個人的にはちょっと気持ち悪いんだけど。それが激キャッチー、というかキャッチーさしかないような曲に乗るわけですよ。なんか1回聴いただけで頭にこびりついて離れません。
でもね、じゃあ大塚愛を嫌いかというと、アルバム聴いて結構好きになりました。この人の曲って基本的にラヴ・ソングなんだけど、中身は空っぽながらも表面を甘い劇薬でコーティングしまくったような彼女の曲の数々って、ラヴ・ソングの形としては結構ありなんじゃないかと思うんですよね。まぁ、個人的には甘すぎて頻繁に聴く気にはならないんだけど。
あと作品としては『LOVE PUNCH』の方がヴァラエティに富んで完成度が高いかな。『LOVE JAM』はリリース・ペースが早すぎたせいか、ちょっと急造品な感じがします。

OCTAVE ONE/THE THEORY OF EVERYTHING(Concept Music)CD

The Theory Of Everything.jpg
http://www.octaveone.com/
 
もう一個デトロイト。ここ数年のデトロイトの盛り上がりは凄いものがありますが、特に今年は凄い事になりそうですね。なんたってオクタヴ・ワンとマッド・マイクとホアン・アトキンスが同じ年にアルバム出しちゃうんですもんね。ケヴィン・サンダーソン御代も今年のムーヴメント主催という事で表舞台に出てくるし(ネタ元バードマンWEB)。この勢いでデリック・メイも新譜出したりしないかなぁ・・・。
 
でもこの人たちもデリック・メイと同じくらいアルバムリリースなど考えられなかった、のかどうなのかは知らないけれど、オクタヴ・ワンがデビュー15年にして出す初のオリジナル・アルバムがこれです。このアルバム・リリースにはやはり”Blackwater”のヒットが大きかったようだけど、あの路線を期待するとこのアルバムには面食らうんじゃないでしょうか。本人たちは下の弟の影響と語っていますが、ヒップ・ホップからの影響が多くみられるんですよね。かといってヒップ・ホップ一辺倒ではなく、従来通りのデトロイト・テクノあり、エレクトロやR&Bありとさながら現在のデトロイトの音楽見本市の様相を呈しています。でもどのスタイルでも付け焼刃ところはなくデトロイトらしい力強さとロマンティシズムが感じられます。特に大半の曲で聴かれるメランコリックな質感はたまらないものがあります。それに”Blackwater”に参加したアン・サンダーソンや、URのヒップ・ホップ・プロジェクトHipnotechの参加していた人がヴォーカル取っていたりと、歌ものが多いので皆聴きやすいのではないかと。こちらで全曲試聴できます。
 
ところでこのアルバムに収められた曲って”Blackwater”以外全部新曲なのかしら?誰か教えてください。

olive oil/Fuck The Old Tune Up(oil works)CDR

olive oil/Fuck The Old Tune Up
http://www.loworks.org/oil-works/

ヒップ・ホップのフィールドにいながらロムズのコンピにも参加している変り種の初作品。
聴く前はもっとエレクトロニカっぽいの想像してたんだけど、実際にはRJD2を思わせるロックっぽいブレイク・ビーツ集。ほとんどの曲にピアノか分かりやすいホーンが挿入されていて軽快に進むので、かなり聴きやすいかと。それに最近では珍しくサンプリングのネタ感が強いトラックが多いのも個人的にはうれしい。でもロックぽい曲より”Tenjin To The World(Remix)”みたいなエレクトロニカっぽい曲の方がはるかに個性的に思えるので、今度はもっとこっちの方をもっと聴きたいなぁ。

OSBORNE / AFRIKA EP(SPECTRAL)12″

spc20-250.jpg
http://www.ghostly.com/1.0/spectral/index.shtml

で、このレーベルの常連オズボーンの新作はもっとテクノ。しかもタイトルから分かるようにスンドコしたパーカッションが幾重にも鳴るトライバルもの。でも昔のハード・ミニマルばっか聴いてる頃ならともかく、今聴くにはちょっと安易な感じがしちゃうなぁ。まぁ、ヴォイス・サンプルもどこかユーモラスなのはこのレーベルっぽい。それよりはギターをサンプルした”IN GEAR”、ファンキーなシンセが乗る”GRAPHITE”が共々どこかロックっぽくて面白いかな。