GAKI RANGER/ラッキー・ボーイズ(VICTOR ENTERTAINMENT)CCCD

ラッキーボーイズ
http://www.jvcmusic.co.jp/gakiranger/
 
Yoshi曰く「クラシックと名高い1枚目進化遂げた2枚目」に続く3枚目
餓鬼レンジャーというと強烈なバウンスと勢いのいいラップが印象強いけど、今作はジャケやタイトルからしてかなりゆるい。しかも今回速い曲はほとんど無しで最初はどうかと思ったんだけどこれがかなりいい。この人たちってハードコアからもポップからも、ヤンキー系からも文化系からも等しく距離を置いたフラットさが好きなのだけれど、彼等の自然体ぶりと今作のゆるさはすごく合ってますね。それにリリックはエロネタばかりだからトラックが今回みたいに変わっても問題ないし。外部プロデューサーを多く招いたのも今回は吉とでた感じ。ワタライ作の”JET55″は以前の勢いと今作のゆるさが絶妙に融合した傑作。超可愛い子供声と一緒に思わず叫びたくなっちゃいます。”ジミーちゃん”の「チュパチュパ」も頭ん中回ってしょうがない。最初は「?」だったリトルの参加もこの方向性だったら納得。CCCDなところ以外バッチリな1枚。

[Tracklist]

DJ KRUSH/寂 -jaku-(Sony Music Entertainment)CD

寂 
http://www.mmjp.or.jp/sus/krush/
 
わりと唐突に届いた感じのする新作。今のところ輸入盤のみで日本発売ないみたいですね。なんでだろう?
前作では初めてマックを導入したとかでエレクトロニカのようにリズムが乱れ打っててものすごいことになっていましたが、今作はそこからまた少しヒップ・ホップに戻りましたね。この人って毎回ゲスト選びがベタなので面白みにかけるのだけれど今回フィーチャーされてる二人のMC、ミスター・リフとエイソップ・ロックはそんな感じ。出来自体は全然悪くないんだけど。それよりも今回は「和」がテーマだとかでたくさんの邦楽器奏者が参加してるのだけれど、そちらの方がはるかに面白い。クラッシュだったらこの手の試みって腐るほどやってると思うから意外性には乏しいけど、曲に奥行きと深みを与えていて聴けば聴くほどはまっていってしまいます。めずらしく軽快なリズムを刻む”Decks-athron”や、坂田明先生!!が参加した激渋な”Slit Of Cloud”なんか特にかっこいい。前作の方向性を推し進めたら一体どこまで行ってしまうのかというのも正直見てみたかったけれど、どちらにしても進化を恐れないその姿はとても素敵ですね。

[Tracklist]

Studiogemeinschaft/TRAPEZ ltd 21(TRAPEZ ltd)12′

ltd.21
http://www.traumschallplatten.de/
 
そんでこれがTRAPEZのリミテッド・シリーズからの。買ったの結構前なんだけどね。あくまでハウス的な印象のある本家に比べるとかなりアグレッシブでテクノ的な印象。ほとんどリズムだけといった感じで低音の出方もすごい。多分ハウス好きな人よりハードミニマル好きな人の方が聴きやすいですね。まぁ。パッケージからも分かるとおり匿名性の高い曲ではあるのだけれど。

TRIPLE R/SELECTION 2(TRAPEZ)CD

selection 2
http://www.traumschallplatten.de/
 
TRAPEZの音源をレーベル・オーナーのトリプルRがミックスしたもの。TRAPEZってなんかJEFF SAMUELばかりリリースしている地味なレーベルという印象しかないのだけれど、そういえばアクフェンなんかもリリースしてるんですよね。で、このミックスCDもきっと地味なのではないかという予想に反して意外に盛り上がる。もちろん何か大ネタが挟み込まれたりしているわけではないけど、じっくりと、でもハウス的グルーヴはしっかり保ちながら盛り上げてくれます。ちょっとこのレーベルに対する印象変わりましたね。