Kosmic Renaissance / LIVE AT NAMBA HATCH OSAKA,JAPAN(E22)CD

live at namba hatch
www.e22.com
 
名前自体はよく聞くものの作品のリリースがないシンゴ先生の新バンドのライブ盤。サックスのデヴィッド・ボイスにドラムのサミア・グプタ、そしてシンゴ2という編成。しかしシンゴ2はラップではなく、自身の開発したフェーダー・ボードを操るのみ。実は私シンゴ2ってあんまり好きじゃないんだけどこれは中々かっちょいい。まずドラムの音が硬くってかなり気持ちイイ。しかも手数が多いもんだからどんどん引き込まれる。シンゴ2のフェーダー・ボードは、外見は知ってるもののどんな音を出すのか知らないんだけど、妙ちきりんな電子音を発して場を混沌で彩っていく。この2人に比べるとサックスの人はちょい影が薄い。でもこれでサックスがなかったらカオティック過ぎるかな。とりあえずフリー・ジャズではかなり面白い部類に入ると思います。個人的にはデートうんちゃらかんちゃらよりもよっぽど好き。

SAMUEL L SESSION/NOCTURNAL(SLS)2LP

SAMUEL L SESSION
http://www.samuellsession.com/
 
この人も意外にキャリア長いですよね。ハード・ミニマルの世界では常に高い人気を誇っている人だけど、私はなぜかタイミング悪くほとんど聴いた事ないんですよね。しかし唯一持っているSamuel’s Bongo Squad名義でのシングルがデトロイティッシュなテック・ハウスでお気に入りだったのだけれど、今回はいつもどおりのトライバルなハード・ミニマル。安易な太鼓使いに走らずにベースのうねりでトライバルな感じを出してるとこなんかは流石。しかもアゲアゲじゃなくスピリチュアルな雰囲気さえ湛えているのもいい。でもちょっと曲が短すぎないでしょうか。この手のアルバムで各曲5分位ってどうもなぁ。普通にこの倍はあってもいいと思うんだけど。あとしょうがないけど新味も薄いかな。個人的にはヘヴィなベースの上でエレピが踊る”IT’S SO EASY”のような曲を期待したい。この人意外に生楽器と合わせても良いかもね。

AKUFEN / FABRIC 17 (Fabric Records)CD

fabric 17
www.fabriclondon.com
 
ロンドンのクラブ兼レーベルの名前を冠したミックスCDシリーズの新作。ファブリックってミヒャエル・メイヤースウェイザックなどのミニマル/クリック・ハウスのもリリースしてるけど今回はなんとアクフェン。個人的にアクフェンって意外にシリアスな表現者だと思っているのだけれど、これは結構ポップな感じ。かといってアゲアゲなわけでもなくノリとしてはユルイですね。クラブで踊るよりは聴いてると家事がはかどる感じとでも云いますか。しかしどうせならもっと自身の曲を使ってほしかったなぁ。しかしこのシリーズのジャケの脈略のなさはどうにかならんもんか。

ところで昨年秋の『FADER』誌に既に『Music For Pregnancy』なるアルバムが完成していると書いてあったのだけれど、発売される気配が一向にありませんね。ノンビート主体という事でいつだかのミルプラトー・ナイトで披露したような感じになるのかな?「Music For Pregnancy」って「妊娠のための音楽」という意味らしいが、確か以前ヴィラロボスなんかが参加した『Music For Children』なるコンピがありましたよね。クリック系の人は子供好きが多いのかしら。

[Tracklist]

The Prodigy / always outnumbered,never outgunned (XL Recordings)CD

always outnumbered,never outgunned
www.theprodigy.com
 
もうほとんどガンズ状態で新作は出ないかと思ってたプロディジーですが、ちゃんと出ましたね新作前作からもう7年だそうで。私としては新作はとんでもない駄盤のなるだろうと予想、というか期待していたんだけどこれが意外によくてビックリ。
宣材写真だとリアムがマネキンに囲まれてマッドな感じを演出してますが、中身は驚くほど軽い。まず前作にあったこけおどしっぽい感じがなくなり、ゲストの人選も、自分たちが音楽シーンで如何に重要かアピールしてるようだったのに比べ、今回は好きにやってるみたい。そしてあのありえないくらいの出音の低音も影を潜め、ほぼ全編にわたり軽快なブレイクビーツでゆるゆるなのもいいですな。そしてこの世界観にライヴでキースがどう対応するのかも興味深いですな。まぁ、彼らのライヴを見る機会など私には一生ないだろうけど。

[Tracklist]