SLEEPARCHIVE|ANTTI RANNISTO / SLEEPARCHIVE|ANTTI RANNISTO (sleeparchive)CD

SLEEPARCHIVE|ANTTI RANNISTO
http://www.sleeparchive.de/

今月の remix はまた「ニュー・ジャズ最前線」の文字が躍っているのだが、そんなにしょっちゅう特集せねばならぬほど今のジャズって面白いのかしらね。

最初このアルバムが出るの知ったとき、 Antti Rannisto ってアルバム名だと思ってたんだけど、実際には二人のスプリット盤なのね。 Sleeparchive というレーベルは、彼自身の作品しか出さないようなイメージがあるけど、実は以前紹介した4番(過去記事)なんか他の人が作ったものを sleeparchive の名前で出したものらしいし、実はそこら辺あまりこだわってないのかな。
内容の方は予想通り Mika Vainio 好きを前面に出した音響作品。
何度か書いたようにリズムのない音楽が苦手な私は、最初聴いたときかなり辛いかなと思ったんだけど、時折鳴る低音の荒々しさであったりパルス音だったり、使われている音が sleeparchive らしいものが多くて、スタイルは違えど sleeparchive の作品として十分楽しめる。まぁなんのかんので5曲中3曲にはリズムが入ってるのも大きいんだけど。
一方 Antti Rannisto の方はもっとノイズやドローン中心の音響色濃いものなんだけど、 sleeparchive に比べるといい意味で緊張感が薄くて、アンビエントとしても楽しめる。
さすがにコレ聴いて、今後こっち方面追求しようとは思わなかったけど、このアルバム自体は以外にも楽しめました。

視聴
@TOWER JP

菅野よう子 / CMようこ (Grand Funk)mp3

CMようこ
http://www.grandfunk.net/

菅野よう子に関してはご多分に漏れずに「COWBOY BEBOP」で知った口で、一時期それなりに聴いてたんだけど、「攻殻機動隊」の時のロック路線がどうも好きになれなくて、以降は全然聴いてませんでした。しかし菅野よう子の CM ワーク集が配信限定ながらリリースされると聞いては無視できないわけで、さらに坂本真綾参加曲もあるということで、迷わず購入ボタンをポチっとしてしまいました。
菅野よう子がテレビのサントラ以外にも CM 音楽を数多く手がけているというのは知ってはいたんだけど、実際この作品を聴くと耳馴染みのある曲ばかりなのに驚く。
そして菅野よう子であるからして音のスタイルは多岐に渡るんだけど、 CM 音楽ということで短い時間の中にも強烈なつかみがあって、それでいてきちんとした1曲として成立しているのは凄い。中でも久しぶりにメロディの美しさだけで泣きそうになった “Seeds of Life” (コスモ石油の曲)と、ストリングスと ORIGA のの歌声のダイナミズムに圧倒される “Exaelitus” ( LEXUS の曲)は本当に素晴らしい。さらに極めつけなのは当然のように坂本真綾との “チョコと勇気” で、30秒という時間の中に溢れてしまいそうなほどの感情が張っていて、坂本真綾作品の中でも最高の部類に入る曲ではなかろうか。
23曲で30分強ということもあって、ついつい何度も聴いてしまう作品です。

菅野よう子 - CMようこ

坂本龍一 + 中谷美紀 / ちいさい秋みつけた (commmons)mp3

ちいさい秋みつけた
http://www.commmons.com/

いまだに中谷美紀のアルバムを愛聴している人間なモンで、当然彼女が参加した『にほんのうた 第一集』は気になっていたんですけれども、ちょっとアルバム買う気にはなれなかったので、 iTS で1曲だけ買いました。多分彼女が歌うの「嫌われ松子の一生」以来かな?
原曲は今更説明するまでもない超有名な童謡なわけですが、グリッチやノイズなどの微細なエレクトロニクスとピアノをバックに、今にも消え入りそうな声で中谷美紀の歌はやはりいい。特別歌が上手いわけでも感情表現に優れているわけでもないんだけど、彼女の声の持つミニマル感が凄く好き。ものすごく淡々としてるのに、全く飽きないんだよね。
コレ聴いちゃうと、やっぱりまた音楽活動再開してほしいけど、まぁそれはないだろうなぁ。

坂本龍一+中谷美紀 - にほんのうた 第一集 (Original)

TM NETWORK / WELCOME BACK 2 (よしもと R&C)mp3

WELCOME BACK 2
http://www.randc.jp/tm/

X が再結成だそうですね。
再結成の噂は随分前からあったし、 Yoshiki もインタビューでそんな事いってたから別段驚きはしないんだけど、ライヴだけじゃなく新曲まで作るとは思わなかったな。その新曲は “Dahlia” っぽい感じですね。つまりまんまメタル。好きだけど。

そして X とは切っても切れぬ仲の TM NETWORK もライヴやるのは知ってたんだけど、年末にアルバム出すんだってね(しかもタイトルは『SPEEDWAY』!)。マーク・パンサーのカミさんが捕まっちゃったから globe 休止して(KEIKO も来年ソロだって)、しばらくこちらに専念ということでしょうか。という見方は意地悪すぎるかな。
まぁとりあえずそのアルバムからの先行シングル。今月末にCDで出るんだけど、 iTS で先行配信してたので思わず買ってしまった。
前作の『Network ~ Easy Listening』は小室哲哉のトランス趣味を前面に出しすぎて古いファンには不評だったようだけど、表題曲はわりとその路線かなぁ。しかし決定的に違うのはバックが打ち込みじゃなくて、『Major Turn-Round』を思わせるプログレちっくな生演奏になってるんですね。それでニューレイヴっぽくなってればそれはそれで面白いんだけど、グルーヴが全然感じられないペナペナな演奏。でもこの腰砕けな感じは慣れるとけっこう好きかも。ただ昔の曲名を散りばめた歌詞なんだけど、ちゃんと曲目が文章に組み込まれているわけではなく、ただ羅列してるだけなのはどうかと思う。あと宇都宮さんは年々歌が下手くそになっていく気がするのは私だけかしら。昔からリズム感についてはどうかと思ってたんだけど、ここでの歌唱は決して褒められたものではないと思う。
2曲目の “N43” は木根さん作曲だというクリスマスソング。相変わらず良い曲書きます。メロディアスなベースもいい味出してる。
3曲目は小室さんのインスト。前作っぽいトランス。出来自体は全然悪くないんだけど、これって小室さんの曲なのかなぁ。クラシックでこういうメロディの曲あるよねぇ。それともカバー?それだけがどうしても気になる・・・・。

TM NETWORK - WELCOME BACK 2 - EP
amazon.co.jp

□□□ / GOLDEN LOVE

GOLDEN LOVE
http://blog.kuchiroro.jp/

シャア専用携帯欲しい・・・。

□□□って私の中でポスト・ロックなイメージがあったんだけど、このアルバムは妙に跳ねたブレイク・ビーツの上に歌うようなラップが乗った、ポップなヒップ・ホップといった趣の作品。
まぁ聴いた感じ全然悪くはないんですけども、歌にしろ音作りにしろ、どうも高音がキンキンしすぎてて、あんまり積極的に聴く気がせんのです。それにラップの方も雑誌とかに書いてあるほど上手いとも思えんし。
HALCALI が歌ったのはものすごく良かったので、違う人が歌えば違ったのかもしれないけど。

□□□(クチロロ) - GOLDEN LOVE

DEEPCHORD presents Echospace / THE COLDEST SEASON (MODERN LOVE)CD

THE COLDEST SEASON
http://www.modern-love.co.uk/

今年の春から夏にかけて、まんまベーチャンな連作シングルを出して話題になったユニットの、そのシングル纏めたアルバム。 Deepchord こと Rod Modell と Soultek こと Steven Hitchell が組んで Echospace っていう事なのかしら。でも Echospace ってレーベルもやってるらしいし、まぁそこら辺はあまり気にしないでおこう。
テクノとダブの融合という点においては、ベーチャンが未だに誰も超えられないような、完璧とも思えるフォーマットを作ってしまったせいで、後続のアーティストはそれを参照するしかないという感が無きにしも非ずなのですが、この作品もその点は同じ。
しかしこの人たちは一音一音の研ぎ澄まし方が素晴らしくて、凛とした音響空間でなるダビーなアンビエンスが氷の彫刻のよう。そしてそのアンビエンスも、ノイズとメロディの間を揺れるようで案外聴きやすく、そして快楽性がべらぼうに高い。その分ダンス・トラックとしての緊張感にはやや欠けるものの、それは無いものねだりというものでしょう。それに “Ocean Of Emptiness” の音響芸術が素晴らしすぎるので、何も文句ないです。
もうすぐ出る再発盤も買わねばなるまい。

視聴
amazon.co.jp

InK / InK PunK PhunK

InK PunK PhunK
http://www.ink-net.jp/

結局 InK の前作って買い逃したまんまなんですが、次作は当分出ないと思われたところに、わずか1年ほどで出たセカンド。
聴く前はこのユニットの音ってディスコ・ダブっぽいの想像してたんだけど、ここでは随分雑多というか、今時のスタイルを総ざらいみたいな感じも少し。
しかしそれが借り物的な音や器用貧乏になっていないのは、石野卓球と川辺ヒロシのセンスの確かさなんでしょう。
あと全体的にテックな感じが強いのも良かった。
ここ5年くらいの卓球の仕事の中では一番好きかも。

視聴
amazon.co.jp

Lowtec / BIRTHMARK (Sendertechnik)12″

BIRTHMARK

この記事とは特に関係ないんだけど、最近のアナログの値段高騰はどうにかならんもんだろうか。
10年前なんか12インチ1000円しないで買える所も多かったのに、今じゃ1200~1300円とか普通だもんね。2枚組みになると2500円とかも普通で、こうなってくるとそろそろ真面目にデータで買うのも考えないといけないなぁ。

これは lowtec が97年に Out To Lunch からCDで出していたものを、なぜか今になってアナログ化したものだそうです。
しかしコレがそんな事いわれなければ分からないような美しいミニマル・ハウス。まぁ良くいえば繊細、悪くいえば線の細い音使いに時代性を感じさせなくもないんだけど、10年前にすでに現在のミニマル/クリックに近いトラックを生み出していた lowtec というアーティストは、もっと評価されてしかるべきだと思うのですが。
因みに白のカラー・ヴィニール。

視聴