Laurent Garnier / Gnanmankoudji (PIAS) mp3

Laurent Garnier / Gnanmankoudji (PIAS)
http://www.piasrecordings.com/

まもなくリリースされるアルバム『Tales of a Kleptomaniac』からの先行カット。

Laurent Garnier というと、前作の『BACK TO MY ROOTS EP 』(過去記事)が久々にフロアに帰還したような内容で話題になりましたが、今作はその上をいくフロア仕様。

重いキックと徐々に増えていくパーカッション、という始まりからして上がるんだけど、そこからさらに動きまくるベース、デトロイティッシュなシンセが入ってきて、中盤以降にはサックスまで入ってくるという、これで盛り上がらなければ何で盛り上がるんだ、とでも言いたげなほど盛り上げるアフロ・トライバルなテクノ・トラック。
少し前に自身のレーベルである F COMMUNICATIONS からは今度のアルバムが最後のリリース、なんて事がニュースになりましたが(これってすなわちガルニエはもう作品をリリースしないということなのかしら)、もう最後だという開き直りなのか、突き抜けた勢いが実に爽快。

裏の方は、同曲のリズムを変則的なドラムに置き換えたジャズ色の濃いミックスで、表の直球と裏の変化球とでの対比も面白い。

素晴らしかった前作に続いて今作も間違いなく傑作で、この分だとアルバムは期待してもよさそうだ。

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Umek / Destructible Enviroment (1605 Music Therapy) mp3

Umek / Destructible Enviroment (1605 Music Therapy)
http://www.sixteenofive.com/

Umek の beatport 限定シングル。

Umek って活動暦が長いわりには、タイミングが合わなかったのか今まで全然聴いたことがなくて、自分の中では頑固一徹ハード・ミニマル、みたいなイメージがあります。
しかし今作を聴いてみると、使われている音自体は非常にハードなものながら、よく動くベースラインでグルーヴを作り出しているところなどはミニマル以降を感じさせるもので、そのベースとキックの両輪でグルーヴを転がしていくので、どのトラックも相当上がる。

直球で盛り上げていく “Destructible Enviroment” 、ブリープっぽい上モノと裏で転がるパーカッションが小気味よい “Pulling the Trigger” 、カクカクしたベースが逆に気持ちよい “Sourcewave” と、程よくタイプがばらけているのもいいし、ちょっとこの人に対する認識を改めさせられました。

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Luomo / Tessio (GREAT STUFF) mp3

Luomo / Tessio (GREAT STUFF)
http://www.greatstuff.eu.com/

Luomo が FORCE TRACKS よりリリースした代表曲 “Tessio” のライセンス盤。
なんでこのタイミングでのりイシューなのかよく分からないんだけど、ジャケに書いてある「ROOTS EDITION」っていうのは、有名曲を掘り返すシリーズなんでしょうか(すいません、このレーベルってあまり知らないんです)。

内容の方は、私の聴いたファイルの方はオリジナルとリミックス4曲という構成になっていて(12インチはリミックスのみ)、まず最近アルバム出したばかりの STIMMING によるリミックスは、ゆるめのやわらかなミニマル・ハウスに仕立てているものの、全体的にのっぺりしていてこれはイマイチ(しかもご丁寧にこの人のリミックスが3ヴァージョン入ってる)。

しかし一方の Spektre によるリミックスは、裏打ちのベースと、そこに絡みつくパーカッションでトラックをどんどん転がしていくハードなテック・ミニマルで、こちらはかなり燃える。時折挿入される原曲の声ネタと、トランシーなシンセのシャープさも良い相性をみせている。

あとこの盤で気になるのは、両者ともリミックスのネタにしているのは Luomo のセカンド・アルバムに収録されたヴァージョンの “Tessio” なんだけど、オリジナルとして収録されているのはファーストのヴァージョンなのよね。なんでなんでしょうか。

Luomo - Tessio

MARCO FENDER / sketch e.p. (Zylinder) 12″

MARCO FENDER / sketch e.p. (Zylinder)
http://www.zylinder-records.de/

今のところ1年に1枚という、非常にマイペースな活動をしている MARCO FENDER さんのシングル(因みにこれが通産2枚目)。

MARCO FENDER という人についてはもちろん、この Zylinder というレーベルに関しても、これがファースト・リリースなので詳しいことは何も分からないのだけれど、3曲とも全くもって地味なテック・ミニマル。しかしパーカッションを多用せずに、リズムのしなやかさでもってパーカッシブな感じを出したトラックはどれもかっこよく、また派手さがない分何度聴いても飽きがこない。
なかなかの好シングル。

Marco Fender - Sketch - EP