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まもなくリリースされるアルバム『Tales of a Kleptomaniac』からの先行カット。
Laurent Garnier というと、前作の『BACK TO MY ROOTS EP 』(過去記事)が久々にフロアに帰還したような内容で話題になりましたが、今作はその上をいくフロア仕様。
重いキックと徐々に増えていくパーカッション、という始まりからして上がるんだけど、そこからさらに動きまくるベース、デトロイティッシュなシンセが入ってきて、中盤以降にはサックスまで入ってくるという、これで盛り上がらなければ何で盛り上がるんだ、とでも言いたげなほど盛り上げるアフロ・トライバルなテクノ・トラック。
少し前に自身のレーベルである F COMMUNICATIONS からは今度のアルバムが最後のリリース、なんて事がニュースになりましたが(これってすなわちガルニエはもう作品をリリースしないということなのかしら)、もう最後だという開き直りなのか、突き抜けた勢いが実に爽快。
裏の方は、同曲のリズムを変則的なドラムに置き換えたジャズ色の濃いミックスで、表の直球と裏の変化球とでの対比も面白い。
素晴らしかった前作に続いて今作も間違いなく傑作で、この分だとアルバムは期待してもよさそうだ。