2枚同時発売された Rei Harakami のリミックスを中心とした編集盤その1。
こちらは2000年ごろまでの音源を纏めたものだそうで、だからなのかクラブ系のアーティストのリミックスが多いですね。
Rei Harakami っていうと、あの丸みを帯びたシンセの音が強烈な記名姓を持っている上に、同時にその音色がノスタルジックな響きなので、こうやって数年間の音源を並べてみても特に違和感はない。
そして Rei Harakami という人は作品ごとに劇的な変化を見せるような類のアーティストではないのだけれど、やはりリミックスともなると原曲のアーティストの色も多少出るためか、普段の彼とは違う面を聴くことが出来てなかなか新鮮(まぁほとんどの曲は原曲の音使ってるのか?、って感じなんだけど)。
あと時代が後になればなるほど、音の自由度が増しているように思えるのは、クラブ系などという余計な括りを意識しなくなったということなんでしょうか。
今回の KAIKOO は来月大阪で行われる大阪乱遊祭の前哨戦的な位置づけのものだと思うんだけど、そうはいってもこちらはこちらで十分豪華なラインナップになっていて、中でも楽しみだったのがやはり SD JUNKSTA 。
しかし彼らは同じ日に自分たちのパーティーである SAG DOWN もあるので、当然出番は早いんだろうと思い、渋谷についてのが11時。そしたら asia の前にちょっとした行列が出来ていて、軽く帰りたくなる。さらにやっと入れると思ったら、今までされた事がないような入念なボディ・チェックをされて、本格的に帰りたくなる。
そして見た目が異色だったのがSHINGO☆西成なら、音的に異色だったのが太華&誰か!?。その誰かというのは RIZE の KenKen とタップダンサーで、そこに太華のビートボックスという変わった構成でのセッション。まぁその面子が出てきたときの期待感に比べると、実際に鳴らされた音に意外性はなかったものの、タップダンサーの視覚面でのダイナミックさも相まって、十分に面白い内容でした。
その後 SKYFISH 、 DJ BAKU のDJが続いた後、 DJ BAKU と般若。とにかくね、般若の人気ぶりに驚いた。他の人のライヴでも終始盛り上がっていたとは思うんだけど、般若のときは盛り上がりが桁違い。しかもライヴの途中に asia のブレイカーが落ちるというアクシデントがあったんだけど、その間もアカペラでフリースタイルやったりして場を盛り上げ続けていて、あらゆる意味で圧巻のライブでした。
最後には期待通り RUMI を加えての、グループとしての般若の再結成も見られて、もう大満足。
この後の DJ BAKU のバンドをバックにした漢も負けずに盛り上がっていて、作品を出していないにもかかわらず、未だ衰えない支持の厚さをすごいとは思ったものの、バックの音があまりにもロック然としているのに急に興ざめしてしまい、この日はこれで退散。