Luomo が FORCE TRACKS よりリリースした代表曲 “Tessio” のライセンス盤。
なんでこのタイミングでのりイシューなのかよく分からないんだけど、ジャケに書いてある「ROOTS EDITION」っていうのは、有名曲を掘り返すシリーズなんでしょうか(すいません、このレーベルってあまり知らないんです)。
内容の方は、私の聴いたファイルの方はオリジナルとリミックス4曲という構成になっていて(12インチはリミックスのみ)、まず最近アルバム出したばかりの STIMMING によるリミックスは、ゆるめのやわらかなミニマル・ハウスに仕立てているものの、全体的にのっぺりしていてこれはイマイチ(しかもご丁寧にこの人のリミックスが3ヴァージョン入ってる)。
しかし一方の Spektre によるリミックスは、裏打ちのベースと、そこに絡みつくパーカッションでトラックをどんどん転がしていくハードなテック・ミニマルで、こちらはかなり燃える。時折挿入される原曲の声ネタと、トランシーなシンセのシャープさも良い相性をみせている。
あとこの盤で気になるのは、両者ともリミックスのネタにしているのは Luomo のセカンド・アルバムに収録されたヴァージョンの “Tessio” なんだけど、オリジナルとして収録されているのはファーストのヴァージョンなのよね。なんでなんでしょうか。