ドイツのネットレーベル auflegware から Peter Clamat さんのEP。
今作はジャケットの鮮やかな青に思わず目を奪われますが、音の方は鮮やかさよりも奇妙な歪みを感じさえてくれるもの。
ビートから零れ落ちるようなピアノが緊張感を高めている “Tantomal (Stockholm)” などはそれほどでもないものの、軽快なシンセとそれに相反するようなための利いたリズムが独特のグルーブを作っている “Tradition Falloff (Barcelona)” や、ありがちなテック・ハウスかと思いきや途中からスペース・ファンクみたいになる “Jurancon (Intl.)” は非常に面白いし、最後は再び緊張感のあるトラックでしめている構成も良い。
これだけの個性があるのならアナログでも欲しいっすわ。傑作。