ARASHI / 『Troublemaker』『Monster』 (J Storm)

嵐 / Troublemaker嵐 / Troublemaker
嵐 / Monster嵐 / Monster
http://www.j-storm.co.jp/arashi/

昨年末に見た嵐の東京ドームコンサート(過去記事)は文句なしに楽しいものだったのだけれど、今年に入ってからというもの、どうも嵐の音楽面に関してはあまり盛り上がれないでいる自分がいる。

その大きな要因はこの2枚のシングルがイマイチだったから、というのはその通りなのだけれど、それ以前の問題として、『One Love』の大ヒット以降シングル出せば売れる状態が続いているのをいい事に、タイアップ主導でシングル出し過ぎな気がするんですよね。
おい、お前以前は「きちんとタイアップを意識した曲なのが良い」って書いてたじゃないか、と指摘されれば、すいません、自分勝手なんです、と返すしかないんですが、作品毎にきちんと成長や物語を刻む KAT-TUN に比べると、どうしても物足りなさを感じてしまうのです。

ということでこのシングルに関しては特に書きたいこともないんだけど、ポップなヴァースからブリッジ、サビへと感情的にどんどん盛り上がる “揺らせ、今を” (”Troublemaker” のカップリング)は文句なしの名曲。

[Tracklist]

NEWS / さくらガール (Johnny’s Entertainment) CD

NEWS / さくらガール (Johnny’s Entertainment)NEWS / さくらガール (Johnny’s Entertainment)
http://www.jehp.jp/

ジャニーズの中では NEWS か Hey! Say! Jump か、っていうくらいリリースのなかった NEWS の約1年ぶりとなるシングル。

私の中での NEWS の歌の魅力というと、錦戸くん放つ青臭さが大きいのだが、今作ではびっくりするくらい彼の存在感が感じられない。 NEWS の活動がほとんどなかった間に錦戸くんも籍を置く関ジャニが発表したシングルもアルバムも聴いていないので、これが今作からなのかここ1年の間に起こった変化なのかは分からないのだが、錦戸くんの存在感が薄れた事によって、 NEWS のもつ流麗さを前面に出す事には成功しているものの、その分以前あったような引っ掛かりも少なくなってしまったように感じる。

それでも爽やかなメロディとトランス風味のアレンジが久々に NEWS らしいと思わせる表題曲や、軽快なダンス・ナンバーの “Love Melodies” は、そういった面の良い部分が出ていて好きなのだが、このグループにもそろそろ変化の季節が来たのかな、と思わせるシングルだ。

LANDS / Olympos (J-Storm) CD

LANDS / Olympos (J-Storm)
http://www.j-storm.co.jp/kattun/

今日(日付的には昨日)赤西くんのソロ公演である「友 & 仁」を見てきました。
そこで思うところが色々あったので、忘れないうちにメモ的に書き留めておきたいと思います。

普段ならこういうのってある程度頭の中でまとまってから記事にしていたんだけど、そうするとどうしても時間がかかるのと、今年はブログの書き方を色々試したいと思っているので、今回はこういう形にします。なので多分後で加筆訂正とかするかと思います(LANDS についても多分後で書く)。悪しからず。

あとネタばれ的な部分もあるかと思うので、ソロ講演の内容知りたくない人は見ないほうがいいかも。

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Tokio / 太陽と砂漠のバラ (J Storm) CD

Tokio / 太陽と砂漠のバラ (J Storm)
http://www.johnnys-net.jp/j/artists/tokio/

すっかりバラエティ・タレントになってしまった TOKIO が昨年出した唯一のシングル。

2006年の “宙船” のヒット以降、中島みゆき、甲斐よしひろ、長渕剛、東京事変と、歌謡色が濃い作家からの曲提供が続いていて、今作の表題曲もその流れを汲むアコースティックなバラードなのだが、この曲を聴いて思うのは、いつの間に長瀬くんはこんなに味わい深い歌声を聴かせるようになったのだろうということで、元来の声の甘さを残しつつ、サビでのどっしりとした歌声にはついつい聴き入ってしまう。

反面 “スベキコト” のように高音で歌われる曲だと軽さが目立つものの、歌唱力だけでは長瀬くんよりも上と思われる山口達也が歌う “誓い” と聞き比べると、長瀬くんの歌には技術だけではない情感があるのがよく分かる。

それだけに、最近テレビの片手間のような、中途半端な音楽活動が続いているのが歯がゆい。

Tomohisa Yamashita / Loveless (Johnny’s Entertainment) CD

Tomohisa Yamashita / Loveless (Johnny's Entertainment)Tomohisa Yamashita / Loveless (Johnny's Entertainment)
http://www.johnnys-entertainment.co.jp/

前作『抱いてセニョリータ』から3年半ぶり、2枚目となる NEWS の山下智久のソロ・シングル。表題曲は同じものの、初回盤と通常盤ではカップリングの3曲が違っていて、だったらミニ・アルバムにしてよ、って感じの仕様です。

その『抱いてセニョリータ』は、修二と彰の流れを汲むような歌謡テイストの強い曲でしたが、今作はカップリングを含めた7曲全てが R&B っぽいアレンジの曲になっていて、作品としての統一感はあるものの、前作はもちろん、 NEWS の活動を考えても少々唐突な感が否めない。

それでも曲の完成度が高ければ問題ないのだが、この手の高音の伸びが要求される曲だと、声量のない山下くんでは少々つらい。トラックやメロディはよく出来ているので、慣れるとそれほど気にはならなくなるんだけど、それでもこの組み合わせは失敗ではなかろうか。

嵐 / All the BEST! 1999-2009 (J Storm) 3CD

嵐 / All the BEST! 1999-2009 (J Storm)
嵐 / 明日の記憶 (J Storm)嵐 / Crazy Moon (J Storm)嵐 / Everything (J Storm)
嵐 / マイガール (J Storm)嵐 / マイガール (J Storm)

6日の日曜日、東京ドームで嵐のコンサートを見てきましたよ。
といっても何だかんだで見てから1週間も経ってしまい、記憶も随分おぼろげになってきたので簡単に。

この日は私としては昨年の国立以来1年半ぶり2回目の嵐のコンサートだったんですが、あのコンサートが当時ものすごい上り調子だった嵐が、アジアツアーを前に自分達の節目となることを意識して、またそれが実際に形になっていたという意味でとても貴重な体験だったと今でも思っているんだけど、それに比べると今回は10周年とはいえ、それほど特別感のあるライブではなかったように思うんだけど、だからこそ現在の嵐のライブの手腕というものがよく分かるライブだったように思います。

嵐の一般的にイメージというと、にこやかな仲良し5人組、みたいなものだと思うし、実際ライブの雰囲気もそれに近いもので、終始5人の親しみやすさというものが前面には出ているものの、決して空気がゆるいということにはなっておらず、むしろ非常にメリハリがあるんですね。それはきちんと歌を聴かせる部分はしっかり聴かせて、また盛り上がるところでは畳み掛けるようにどんどん熱気を高めていく、という構成面でもそうだし、またさすがバラエティ慣れしているだけあって、無駄な間をほとんど作らないトークもそうだし。

さらに今回は大野くんののどの調子が非常に良く、ソロで歌った “曇りのち、快晴” なんてバッチリだったし(じゃぁ5人で歌うとバッチリじゃないのか、などという突っ込みは入れてはいけません)、彼の歌がしっかりしていると曲全体に一本芯が通るので、それだけで聴き応えがまるで違う。

あと今回はベスト盤にからむツアーという事で、恒例のソロ曲がないので、代わりに各メンバーが嵐の曲をアレンジ変えて歌う、という趣向も良かったし(私はギターをかき鳴らし歌う二宮くんの “言葉より大切なもの” にしびれた)、また丁寧にお辞儀をしながら各自感謝の言葉を述べた本編のラストも心に響いたしで、嵐の現在の充実振りを感じさせる素晴らしいライブでした。

ということで、今年出た嵐の盤をまとめて。1番上のが10周年記念のシングル・ベストで、下のはシングル。

多分以前どこかにも書いたと思うんだけど、私は嵐に関してはにわかファンなので、シングルでも聴いたことがない曲が結構あるんだけど、こうやって時系列に並べられたものを聴いてみると、偶像としての等身大、とでもいうものを描く、という部分がほぼ一貫してあるんですね。というのも、嵐はほとんどの曲を自分達で作詞をしていないので(櫻井くんのラップは別として)、当然ここで語られる言葉というのは自分達の言葉ではないものの、それでも各人からそれほど離れている感じもしない、要は「嵐」という少年が、焦燥や葛藤を抱えながらもゆっくりと成長していく様を見ているようで、だからこそ初期のミクスチャー路線というのは鮮烈だったのだろうし、また現在の過去を振り返りながらも前に進むような歌詞も、成熟を感じさせながら、確かな説得力を曲にもたせることが出来るのだろう。

そういった意味においても、また曲の好みの部分でも、やはり3枚のシングルの中では『Everything / season』の組み合わせが一番好きだし、また “マイガール” のような飾らない曲(言い換えるとものすごく地味な曲)でもきちんと魅力的に聴かせる嵐というグループは、音楽面においてももうちょっと評価されても良いグループではないだろうか。

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桜庭裕一郎 / ひとりぼっちのハブラシ (UNIVERSAL) CD

桜庭裕一郎 / ひとりぼっちのハブラシ (UNIVERSAL)
http://web.archive.org/web/20030801184913/www.fujitv.co.jp/muko2003/sakuraba/

なんかものすごく唐突なんだけど、久しぶりに聴いたら改めて名曲だと思ったので。
ということで、 TOKIO の長瀬智也がドラマ「ムコ殿」で演じた桜庭裕一郎名義で出したつんく作詞作曲によるシングル( TOKIO の “メッセージ” とのカップリング)。

そもそも桜庭裕一郎は、常に「抱かれたい男No.1」に選ばれるようなスターなのに、素顔は案外へたれ、みたいなキャラクターだったと思うんだけど、このシングルのジャケットでも胸をはだけて随分とカッコウつけているが、歌詞の方は相当情けない。

まぁタイトルが「ひとりぼっちのハブラシ」っていう時点でかっこいいも何もないのだが、内容としては同棲してた家を出て行った彼女への思いを歌ったもの。似たようなものとしては沢田研二の “勝手にしやがれ” なんてのがありますが(例えが古くてすいませんね)、あちらは最低限男の意地みたいなものがあったのとは対照的に、ここでの彼は徹底して後ろ向きだ。

幸せだったときと同じようにカガミの前に2つ並んでいるのに、自分のだけが使い古されていくハブラシを見て嘆くばかり。そして自分に非があるのが分かっているにもかかわらず、「俺は待ってる 信じて待つよ」と聞こえの良い事は言うものの、結局自分から動こうとはしない。これだけでもかなり情けないのに、挙句の果てには「ねぇ 君は 愛の続きを ねぇ 誰としてる?」と彼女に思いをはせるのだが、おそらく彼女がしているのは「愛の続き」ではなく「新しい愛」だろう。

つまりここで歌われる男は、後ろを向きすぎるあまり現状認識が全く出来ていないダメな男なわけだが、じゃぁこの男のことをバカだと一笑にふせるかというとそれも違う。なぜなら大部分の男がかっこいい恋愛ばかりしているわけではない、この情けない男とそれほど変わらないからで、多分私も同じような状況になったらただハブラシを眺めることしか出来ないだろう。

そしてそんな曲を歌う長瀬くんも、決して上手くはないものの情感のこもった歌声を聴かせてくれていて、非常に心に響く。
一般的には単なるドラマ発の企画モノなのだろうが、個人的にはこれからもずっと聴き続けていきたい名曲だ。

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LANDS / BANDAGE (J Storm) CD+DVD

LANDS / BANDAGE (J Storm)LANDS / BANDAGE (J Storm)
http://www.j-storm.co.jp/kattun/

どうも今日は、「E.YAZAWA ROCK」も「THIS IS IT」も、ましてや「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」も見ていないのに、「BANDAGE」は見に行こうかと思っている shooter です(前売り券売り切れだってね。すごいなぁ)。

ということで、「BANDAGE」主演の赤西くんが劇中の LANDS 名義で出したのがこのシングル、なんだけど、なんだけど。
どうもこのシングルはですね、何回聴いても意図がちょっとよく分からんのですよね。というか色々と書きたい事があってまとまらないので、とりあえず思った事だらだら書いてみたいと思います。

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堂本光一 / 妖 ~あやかし~ (Johnny’s Entertament) CD

堂本光一 / 妖 ~あやかし~ (Johnny’s Entertament)
http://www.johnnys-entertainment.co.jp/

すいませんが、またもジャニーズ。

ということで、定期的に作品を出す堂本剛に比べて、いったいどういうタイミングで出してるのかよく分からない、光一くんの多分本人名義では2枚目のシングル。

以前アルバム出したとき(過去記事)には、剛くんがいない間のキンキの代替品、みたいな事書いたんだけど、今作もそれほど変わらず歌謡曲路線。
しかし今となっては Kinki Kids 本隊ではあまりこういう歌謡路線の曲はやらなくなってきているので(っていうかリリース自体少ない)、以前のような不満もそれほどないし、光一くんの歌の方も年季を重ねた分だけ堂に入ったものになっていて、なかなかに聴き応えがある。

でも惜しむらくは、この人も滝沢くんと一緒でソロでやるにはイマイチ声量が足りなく思えるのよね。だからサビの高音とか微妙に苦しそうで、その分盛り上がりに欠けるというか。そういった意味では、比較的淡々とした曲調の “Falling -2009-” が一番合ってるかと。

NEWS / 恋の ABO (Johnny’s Entertainment) CD+DVD

NEWS / 恋の ABO (Johnny’s Entertainment)NEWS / 恋の ABO (Johnny’s Entertainment)
http://www.johnnys-entertainment.co.jp/

調子乗ってまたジャニーズいきましょうか。

24時間テレビお疲れ様でした、な NEWS が今年の4月に出したシングル。
しかし24時間のあとに山下くんと錦戸くんが新型インフルエンザに感染したことが発表されましたけど、二人ともドラマやってるわりに錦戸君ばかり話題になっていたような気がするのは私だけですかね。とうとうトップ入れ替わりでしょうか。まぁ仲良くやってくれればどっちでも良いんですけどね。

ということで NEWS にとって11枚目のシングルとなる今作なんですけれども、表題曲の “恋の ABO” は、彼らにしては珍しいディスコ・ナンバー。でも曲としては小山くんのホストキャラを拡大した合コンソング、といった感じで、結局二の線でいくのか三の線でいくのかはっきりしないところが、そのまま曲のダメな部分につながっていてイマイチ。大サビの前でアホみたいな歌詞を、狂おしいまでに感情込めて歌う手越くんの素晴らしさだけがひたすら光る曲です。

でもその代わり、というわけでもないんだけど、このシングルは残りの3曲がどれも名曲。

中でも好きなのが “ラビリンス” で、曲のタイプとしてはジャニーズによくあるラテン風味の哀愁歌謡なんだけど、巧みな展開をもったメロディと、大胆さを伴いながら素早く場面を切り替えていくようなアレンジ、そして曲世界に過不足なく情感を込める NEWS の歌が三位一体となり非常に大きなうねりを曲にもたらしていて、もうこれは素晴らしいの一言。
昔の歌謡曲を思わせる暗めの歌詞も曲によく合っている。

そして “OPEN YOUR EYES” では、以前 “Why” で試みていた南部っぽい感じ(こういうのなんていえばいいのかよく分かりません。デルタ・ブルース?)が、非常に洗練された形で取り入れられていて、こちらもまた秀作。

最後の1曲は、昨年末から年明けにかけて行われた『color』(過去記事)に伴うツアーで披露された “Share” のライブ音源。
ライブで初めて聴いたときも良い曲だと思ったんだけど、改めて聴いてみても柔らかいメロディが非常に心地良い曲で、また各人が作詞した歌詞にもメンバーの個性が出ていて面白い。中でもアルバムの主題とこの曲をつなげるかのような錦戸くんの歌詞が素敵。
でも惜しむらくは、自分達で作詞した曲を披露するのが恥ずかしかったのか、メンバー自身で曲の余韻をMCによって打ち消してしまうところで、どうせならさっさとフェイドアウトしてくれればいいのに、と思ってしまう。

でもシングルとしては今までで一番手ごたえありましたかね(全部聴いてるわけじゃないけど)。この分なら次のアルバムも良いものを作ってくれそうだ。

あと初回盤についてるライブDVD。5曲とMCだけというのは、やっぱり中途半端ですね。どうせならフル・サイズで見たいものですが、これだけ経っても出ないということは、もう多分出ないんだろうなぁ。なんでだろ。