VEIL/TRANSFORM(LIGHT AND DARK)2LP

transform
http://www.meta-records.com/
 
オリバー・ホーが自身のレーベルから変名で。オリバー・ホーというとラテン色の強いシャープなトラックを作る人との印象が強いのだけれど、今回はさすが名義変えただけあってバキバキのハードミニマル。あたたかみのある音など一切使わず、徹頭徹尾ダークかつノイジーなエレクトロニクスで埋め尽くされていて、リズムも本人名義のものより格段に太くなっている。わりとノー・フューチャー系の音に近い感じなのだけれど、こちらの方がより極端。ストレスの溜まっているときに爆音で聴くと上ものも低音も音が割れまくって超楽しい撚最近この人にあまり関心なかったんだけど、またまた要注目って感じです。

RYTHEM/ウタタネ(Sony Music Associated Recors)CCCD

ウタタネ
http://www.rythem.info
 
昨年デビュー曲の”ハルモニア”を聴いてから最も待ち望んでいた1枚といっても過言ではないアルバムなのだけれど、正にその期待に違わぬ作品です。彼女たちは19歳くらいなんだけど、純粋さを多分に残しつつも物事を多方面から見る大人らしい視点も感じられる歌詞がまずいい。それに二人は四六時中一緒にいるらしいのだけれど、だからなのか曲全体から他者にたいする優しさが溢れていて年寄りの私は泣きそうになってしまいます。はっきりいって歌はあんまりうまくないんだけど、それでもハーモニーの美しさは全く損なわれていないのも素晴らしいし、このお互いがこの相手だからこその証明なのだろう。最近若者による悲惨な事件が多いけど、リズムや武藤正幸のような素敵な音楽を聴いていると、これから素晴らしい世界にしてくれるんじゃないかなどという妄想までしてしまいます。今のところ武藤正幸と並ぶ今年のベスト。

[Tracklist]

NARCOTIC SYNTAX/CALCULATED EXTRAVAGANT LICENTIOUSNESS EP(PERLON)12″

nal

パーロンからリリースされる作品ってみんなユーモアを持ちつつもフロアユースで、しかもきちんと個性もあって毎度感心させられるのだけれどこれもそう。『SUPERLONGEVITY 3』に提供していた曲も妖しくて最高でしたがこれも相当妖しい。基本的にトラックはクールなんだけど、そこにはねたベースを入れることで最初の印象をがらりと変えて見事にファンキーに仕立ててる。軽快なブレイクビーツに乗る変てこな日本語のナレーションに気をとられていると、いつの間にかトラックがどんどん変容していくB1も最高。