gringo grinder/breakfast included(onitor)CD

breakfast included
www.onitor.de
 
Pan/toneとして知られるShelbono del Monteによる別名義の新作。「暑い夜の東京の風俗街のサウンドトラック」らしいんだけど、ジャケットもタイトルもめちゃくちゃ朝っぽいのはなぜなのでしょうか。音のほうは今どきのエレディスコとミニマル・ハウスを合わせたような感じでジャケに負けずオシャレではあるけれど、ベースラインが単調なのであんまり面白くないです。これだったらもっとポップに振り切れた方が良かったと思うのだけれど。

marillion/marbles(Intact Recordings)CD

Marbles
www.marillion.com
 
私はマリリオンを『Brave』で知った口なのだけれど、それ以降の何作かは熱心に聴いていたもののいつの間にか縁遠くなっちゃってたんですよね。でもつい最近新作出したのをたまたま知ったので買ってみたのだけれど、これが素晴らしい内容なのでうれしくなってしまいますね。
82年のデビュー以来特に大きな音楽的変化のなかったこのバンドも90年代後半には自分たちの曲をクラブミックスしたアルバムを作ったり、シングルにレディオ・ヘッドのカヴァーを収録したりと時代への接近を図っていたけれど、今作は『Brave』以来のコンセプト・アルバム。私は英語を解せないのでこのアルバムにどのような意味が込められているのか分からないけれど、多分今の世界に警告を発しているような内容。曲は相変わらずプログレというよりはシンフォニック・ロックなのだけれど、情感を湛えた演奏はとてもイマジネイティブ。それに冒頭の雄大なパーカッションと地鳴りのようなベースの絡みや、シングル“You’re Gone”のブレイクビーツなどのリズム面の豊かさは今までの彼らにはあまり見られなかったものだろう。スティーブ・ホガースの羊の幽霊みたいな歌声(なんて酷い形容だ)は好き嫌い分かれると思うけど、個人的にはアクの強すぎたように思えたフィッシュよりこのバンドに合っていると思う。
しかし英国では未だに根強い人気を誇る彼らも日本では殆ど無視で、今作も日本盤の発売はなし。今まであった日本盤も全部廃盤みたいで悲しい限りです(まぁ自分も最近まで忘れてたわけだから偉そうな事いえませんが)。私としては今巷で人気の「UKロック」よりも、彼らやジェスロ・タルのような「ブリティッシュ・ロック」をもっと聴きたいなぁ・・・。

[Tracklist]