AKUFEN / FABRIC 17 (Fabric Records)CD

fabric 17
www.fabriclondon.com
 
ロンドンのクラブ兼レーベルの名前を冠したミックスCDシリーズの新作。ファブリックってミヒャエル・メイヤースウェイザックなどのミニマル/クリック・ハウスのもリリースしてるけど今回はなんとアクフェン。個人的にアクフェンって意外にシリアスな表現者だと思っているのだけれど、これは結構ポップな感じ。かといってアゲアゲなわけでもなくノリとしてはユルイですね。クラブで踊るよりは聴いてると家事がはかどる感じとでも云いますか。しかしどうせならもっと自身の曲を使ってほしかったなぁ。しかしこのシリーズのジャケの脈略のなさはどうにかならんもんか。

ところで昨年秋の『FADER』誌に既に『Music For Pregnancy』なるアルバムが完成していると書いてあったのだけれど、発売される気配が一向にありませんね。ノンビート主体という事でいつだかのミルプラトー・ナイトで披露したような感じになるのかな?「Music For Pregnancy」って「妊娠のための音楽」という意味らしいが、確か以前ヴィラロボスなんかが参加した『Music For Children』なるコンピがありましたよね。クリック系の人は子供好きが多いのかしら。

[Tracklist]

The Prodigy / always outnumbered,never outgunned (XL Recordings)CD

always outnumbered,never outgunned
www.theprodigy.com
 
もうほとんどガンズ状態で新作は出ないかと思ってたプロディジーですが、ちゃんと出ましたね新作前作からもう7年だそうで。私としては新作はとんでもない駄盤のなるだろうと予想、というか期待していたんだけどこれが意外によくてビックリ。
宣材写真だとリアムがマネキンに囲まれてマッドな感じを演出してますが、中身は驚くほど軽い。まず前作にあったこけおどしっぽい感じがなくなり、ゲストの人選も、自分たちが音楽シーンで如何に重要かアピールしてるようだったのに比べ、今回は好きにやってるみたい。そしてあのありえないくらいの出音の低音も影を潜め、ほぼ全編にわたり軽快なブレイクビーツでゆるゆるなのもいいですな。そしてこの世界観にライヴでキースがどう対応するのかも興味深いですな。まぁ、彼らのライヴを見る機会など私には一生ないだろうけど。

[Tracklist]

MARK / too much exaggeration/CDR

too much exaggeration
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/5458/new.html 
 
こういうの買うのは止めようと思うんだけど、つい安くて買っちゃうんですよね。で、ここここなどでは天才と騒がれてる女の子のデビュー盤。なんだけど私にはさっぱり分かりませんね。1曲目の007のテーマをバックにした鼻歌(?)からしてもうダメです。元がメタラーなもんでここまでぐでんぐでんだと聴いてられませんは。

CD2枚、CDS1枚

堂本剛/[si:]
Lisa Loeb/the way it really is
SUZUKI AMI/FOREVER LOVE

剛君のは散々迷った挙句曲数の多い通常盤。彼のヴィジュアルにはあまり興味ないし、それだったら光一君の方がどちらかといえば好みかな(剛君は子供っぽくて光一君は少年っぽい感じですよね)。でもジャケットは限定盤のほうがあきらかにかっこいいなぁ。まぁ今さら言ってもしょうがないですが。

8th Wonder/ 焦燥/Enigma part.2 EP (Aphasic Tone)CD

焦燥
http://www.8thwonder.jp
 
最近気が付くとこのアルバムばかりを聴いている。これはとてつもなく勇気の出る音楽だ。約一年に一枚のペースで12インチを発表してきた彼らの先行12インチに続いてのリミックスEP
とにかく冒頭に収録された2曲の新曲がすごい。スクラッチともハイハットともつかないノイズが高速のブレイク・ビーツを刻む”焦燥”。一転重厚なトラックとヘヴィなギターが印象的な”Enigma part.2″。2曲ともエレクトロニカ以降などという所も余裕で飛び越えた素晴らしい曲。そしてそんな素晴らしいトラックをバックにしながらもこちらの耳を離さない3人のラップ。言葉数が多すぎてまだ噛み砕けてはいないのだけれど、こちらに力強い言葉がどんどん刺さってくる。
まぁ、ここまで褒めといてなんだけどブルー・ハーブのフォロワーという印象はどうしても否めない。しかしこの8th wonderはフォロワーなどというレベルをはるかに超えているし、現在のブルー・ハーブが失ってしまった強烈な飢えを感じさせる。その点で私には8th wonderの方がはるかに心に響く。そして私は”焦燥”を聴くたびにブルー・ハーブの”時代は変わる”の一節が頭をよぎる。「いつだって追う者は追われる者に勝る」。確かにそのとおりなのだろう。

そして残り7曲のリミックスも捨て曲無し。7曲とも元は旧作の2枚のEPからで、メンバーのMasashiを除く6人のうち私が知っていたのはAuthenticCom.Aの二人。
authentic com.a
残りは不勉強にして知りません。
私は原曲聴いた事ないので比較は出来ないのだけれど、皆さん基本的にビートがヘヴィなアンダーグラウンド色の濃いリミックス。その中でもヴォイス・サンプルと妖しいギターでオリエンタルに仕立てたAuthenticと、一人ハウスなMameshiba(真綾さん?)が目立ってますかね。
でもでもでぶっちぎりで1等賞なのはCom.Aのリミックス。ブレイク・コアの大魔王である彼だからして、どんな破天荒なリミックスなのかと思いきや、冒頭の悲しげなピアノからいきなりもってかれる感動的なナンバー。徐々に熱を帯びていく8th Wonderのラップ、それに呼応するかのように激しさを増すデジタル・ビート。そして折り重なるストリングス。すべてが感動的で号泣必至。こういう言い方はなんだけど、まるで”Girl/Boy”を聴いているようだ・・・・・。

[Tracklist]

Rumi/HELL ME TIGHT(Sanagi Recordings)CD

hell me tight
http://homepage.mac.com/arairumi/
 
最近色々あって気分が沈みがちなのだけれど、そういう気分の時にはずっぱまりですね。いや、そんなときに聴くにも少しきつく思えるほどこのアルバムは暗い。ここから放たれている毒と闇が凄すぎて、本当にこの華奢な女の子のものなのかとちょっと信じられなくなるくらい。とりあえずこんな朝から聴くような音楽ではない・・・・・。
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CD2枚

槇原敬之/EXPLORER
The Prodigy/always outnumbered,never outgunned

何だか最近音楽に対する情熱も夏バテ気味。

GAKI RANGER/ラッキー・ボーイズ(VICTOR ENTERTAINMENT)CCCD

ラッキーボーイズ
http://www.jvcmusic.co.jp/gakiranger/
 
Yoshi曰く「クラシックと名高い1枚目進化遂げた2枚目」に続く3枚目
餓鬼レンジャーというと強烈なバウンスと勢いのいいラップが印象強いけど、今作はジャケやタイトルからしてかなりゆるい。しかも今回速い曲はほとんど無しで最初はどうかと思ったんだけどこれがかなりいい。この人たちってハードコアからもポップからも、ヤンキー系からも文化系からも等しく距離を置いたフラットさが好きなのだけれど、彼等の自然体ぶりと今作のゆるさはすごく合ってますね。それにリリックはエロネタばかりだからトラックが今回みたいに変わっても問題ないし。外部プロデューサーを多く招いたのも今回は吉とでた感じ。ワタライ作の”JET55″は以前の勢いと今作のゆるさが絶妙に融合した傑作。超可愛い子供声と一緒に思わず叫びたくなっちゃいます。”ジミーちゃん”の「チュパチュパ」も頭ん中回ってしょうがない。最初は「?」だったリトルの参加もこの方向性だったら納得。CCCDなところ以外バッチリな1枚。

[Tracklist]

DJ KRUSH/寂 -jaku-(Sony Music Entertainment)CD

寂 
http://www.mmjp.or.jp/sus/krush/
 
わりと唐突に届いた感じのする新作。今のところ輸入盤のみで日本発売ないみたいですね。なんでだろう?
前作では初めてマックを導入したとかでエレクトロニカのようにリズムが乱れ打っててものすごいことになっていましたが、今作はそこからまた少しヒップ・ホップに戻りましたね。この人って毎回ゲスト選びがベタなので面白みにかけるのだけれど今回フィーチャーされてる二人のMC、ミスター・リフとエイソップ・ロックはそんな感じ。出来自体は全然悪くないんだけど。それよりも今回は「和」がテーマだとかでたくさんの邦楽器奏者が参加してるのだけれど、そちらの方がはるかに面白い。クラッシュだったらこの手の試みって腐るほどやってると思うから意外性には乏しいけど、曲に奥行きと深みを与えていて聴けば聴くほどはまっていってしまいます。めずらしく軽快なリズムを刻む”Decks-athron”や、坂田明先生!!が参加した激渋な”Slit Of Cloud”なんか特にかっこいい。前作の方向性を推し進めたら一体どこまで行ってしまうのかというのも正直見てみたかったけれど、どちらにしても進化を恐れないその姿はとても素敵ですね。

[Tracklist]

Studiogemeinschaft/TRAPEZ ltd 21(TRAPEZ ltd)12′

ltd.21
http://www.traumschallplatten.de/
 
そんでこれがTRAPEZのリミテッド・シリーズからの。買ったの結構前なんだけどね。あくまでハウス的な印象のある本家に比べるとかなりアグレッシブでテクノ的な印象。ほとんどリズムだけといった感じで低音の出方もすごい。多分ハウス好きな人よりハードミニマル好きな人の方が聴きやすいですね。まぁ。パッケージからも分かるとおり匿名性の高い曲ではあるのだけれど。