The Marcia Blaine School For Girls / Halfway Into The Woods (Highpoint Lowlife)CD

The Marcia Blaine School For Girls / Halfway Into The Woods
http://www.highpointlowlife.com/

いやぁ、羽賀研二はいったい何をやってるんでしょうねぇ。彼が借金地獄から復活したときはけっこう見直したんだけど、こんなんじゃ新妻もかわいそうですよ。

今月こそは意地でも毎日更新をやり遂げる、と決めてがんばってまいりましたが、特に記事の日時指定などをいじることなく何とか達成できました。とはいいつつも特に感慨があるわけでもなく、逆に無理して毎日更新することに何の意味があるのかという感じです。とりあえず非常に疲れたのでもう二度とやりません。

一応せっかくなんで記念に長い記事でも書こうかと思ったんだけど、眠いので簡単に済ませたい。

ということで1997年にデビューしたグラスゴーの3人組 The Marcia Blaine School For Girls のデビュー・アルバム。

冒頭こそ穏やかな印象ながら、3曲目の “Rude Mechanicals” でドリルン・ベースが飛び出してからは、様々なリズム・アプローチが試みられたエレクトロニカばかりで飽きさせない。しかもどの曲でも、薄い音のレイヤーが幾重にも重ねられたようなアンビエンスが広がっていて、全体的にはとても統一感のある仕上がりになっている。そのサウンドは端正すぎるきらいがありながらも、やはり上モノの美しさには抗いがたく、この清涼感にいつまでも包まれていたいと思わせるアルバムです。

The Marcia Blaine School For Girls - Halfway Into the Woods
@TOWER JP

bjork / volta (one little indian)CD

bjork / volta
http://bjork.com/

いやぁまぁ、なんといいますかかんといいますか、とにかく bjork の新作なわけです。それにしても困ってしまいました。それは何故か。私は先ほどこのアルバムを聴いていて、あることを思い出してしまったからです。

私は bjork の名前を知ったのは、おそらく大勢の人がそうであるように、ソロ・デビュー作である『Debut』が話題になった時でした。その時買いはしないまでも視聴くらいはしたと思うのですが、声が少し苦手だな、と感じたくらいでそれほど印象には残りませんでした。

その後私にとって bjork を印象付けたのは、以前深夜に放送されていた beat UK という音楽番組で彼女のヴィデオ・クリップを見たときでした。それがなんという曲なのかは覚えていないのですが、流れる風景の中右から左から bjork が顔を出すそのヴィデオが、あまりに人間的なものに欠けているように思えて(好きな人ゴメンナサイ)、私にはどうしようもなく不気味に感じられて、この時私は bjork に対して決定的なまでに苦手意識をもったのでした。

しかしそんな苦手意識もある1枚のアルバムによってあっさりとひっくり返されてしまいます。それが bjork の3枚目のアルバムである『Homogenic』でありまして、彼女の最高傑作に挙げる人も多い作品です。その時『Homogenic』の素晴らしさに心酔していた私は思いました。「オレって bjork イケルじゃん、好きなんじゃん」と。

だけどその後の『Vespertine』は音が高尚すぎて、『Medulla』は実験的すぎてあまり好きになれませんでした。 bjork の声の持つ凄みというのは、彼女を好き嫌いに関わらず多くの人が認めるところだと思うのですが、その分バックの音が密室的なものになると、息苦しくて聴いてられないんですよね。

そして前作『Medulla』から3年ぶりとなるのが本作『Volta』です。前情報では TimbalandKonono No.1 が参加したビートを前面に出した作品だということで、久しぶりに開放感のある作品なのかと期待しました。

しかし実際に聴いてみれば、ストリングスとエレクトロニクスを配したトラックの上で bjork が歌い上げるという、いつも通りの曲が大半で、残りの曲もビートがどれもこれも凡庸、とはいい過ぎにしても、革新性とは程遠いトラックばかり。特に Timbaland の仕事が酷くて、私は昔からこの人の枝先ばかり飾りつけて、肝心の幹が空っぽな音作りが好きになれないのです。確かに色んな方が書いているように Mark Bell は頑張ってると思うし、私も彼の手による “Wanderlust” と “Declare Independence” はけっこう好きだけど、このアルバムの印象を覆すようなものではない。

だけど肝心の主役である bjork は、その退屈なトラックのうえで、自身の圧倒的な力を持ったヴォーカルによって作品を引っ張っていく。その声から発せられる力は本当にすごいのだけれど、私はただ「スゴイなぁ」と感心するばかりで、心が全然燃え上がらない。そしてアルバムの50分は過ぎていく。

私は考えました。何故このアルバムが好きになれないのかと。そして思い出してしまったのです。私は元々 bjork のことが好きでなかったことを。そして思い返せば彼女の作品で好きなのは『Homogenic』しかないということを。

さすがに最初に彼女に苦手意識をもったときとは違って、今は bjork の作品をいくつも聴いているわけですから、最初の印象だけで好きではないとはいいませんが、やはり第一印象のインパクトというのは覆いがたく、結局私は彼女の凄さに感心することはあっても、その声が心に響くことはないのでしょう。ただ例外的に『Homogenic』は心に響きましたが、そんなことがこの後そう何度もあるとは思えません。

ということで私は、この後余程のことがない限り bjork の作品を買うことはないでしょう。ありがとう bjork 、さようなら bjork 。

などとただ bjork が苦手であるということを、大袈裟かつ長々と書いてみました。おしまい。

CD5枚、LP2枚、12インチ6枚

CHERRYBOY FUNCTION / SOMETHING ELECTRONIC
GAGLE / 3PHEAT
Shellac / Excellent Italian Greyhound
benjamin fehr | ffwd / permanent initio remix ep part Ⅰ
tony rohr / greetings from brooklyn
MORANE / EVERYONE IS LIKE YOU
Cyrus(Random Trio) / From The Shadows
Tadeo / Cosmos
Cobblestone Jazz / PUT THE LIME IN DA COCONUT
LIVIU GROZA / PINK SUIT THRILLER ep
cobblestone jazz / dmt
CLACIER / ROCKY MOUNTAINS EP
ARGENIS BRITO / MICRO MUNDO

やっと shellac が買えた。

DJ KITADA KEN / ヒダ地獄 (IFK)CD

DJ KITADA KEN / ヒダ地獄
http://www.infumiaikumiai.com/

Seeda が自身のブログに書いてたんだけど、THA BLUE HERB の ILL-BOSSTINO と曲作ってるらしいですね。 Boss といえば以前は一匹狼的なイメージがあったのに、最近では MSC の漢や韻踏合組合の Hida 、それに今回の Seeda と、若手との交流が盛んで、随分変わったもんだなと思います。でもこの交流がどう結実するかは興味深い。

んでもってこれはその韻踏合組合の Hida の音源のみを使ったミックスCD。

私はここでも書いたように、韻踏合組合に関しては初期が特に好きで、やはり今の韻踏は以前のような淀んだ空気感とユーモアに欠ける気がしてなりません。

そしてそれはこの時系列に曲を並べたミックスCDにも表れていて、初期のチープさに比べると作品を重ねるごとに完成度は高まっていて、その分定型的なかっこよさがあって十分魅力的なんだけど、それは『ジャンガル』までの彼らのような特別な存在ではないんですよね。
まぁこれは韻踏合組合をきっかけに日本のアンダーグラウンド・ヒップ・ホップを聴くようになった人間ならではの偏った見方なのかもしれないけど、今の韻踏合組合を聴いてると、昔の悪友が久しぶりに会ったらすっかり更正していた、みたいな寂しさを感じずにはいられません。

視聴

CD1枚

NAMIE AMURO / PLAY

超不定期連載 築地グルメ紀行その1
今日は給料日直前にもかかわらず大奮発して、昼間っから魚河岸千両で海鮮ひつまぶしを食べてまいりました(因みに1800円!!)。普通ひつまぶしというとうなぎなわけですが、これは呼んで字の如く12種類の刺身類が入っております。
まず1杯目はそのままよそって海鮮丼として食べます。で、これも非常に美味しかったんだけど、私的には次の、しいたけの甘煮などを入れて混ぜる2杯目が良かった。その時に贅沢にもうにをつぶして全体的に混ぜてうにご飯のような状態にするわけですが、これが何ともいえないコクがあって、さらに甘煮により食感も変わってかなり美味。それと比べると3杯目のだしをかけて食べるのは、確かにあっさりとして美味しいんだけど、ちょっとコレにかけるのはもったいない感じも。なのでお店の説明に、「最後に少量のご飯にだしをかけて」と書いてあったのは納得でした。
ともかく値段が値段なので頻繁には食べられるわけもないんだけど、築地で働いてる間に是非また食べたいと思わされる味でした。
おしまい。

それにしても慣れないことで文章書くと疲れるね。あと2回目があるかは分かりません。

SUPERCAR / スリーアウトチェンジ-10th Anniversary Edition-

スリーアウトチェンジ 10th Anniversary Edition
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/SUPERCAR/

昨日は涼しかったのが分かっていながら、窓開けて何もかけずに寝たら風邪ひいてしまいました。不覚。
ということで今日は簡単に。

私は Supercar に関してはデビュー・シングルの『cream soda』(過去記事)が一番好きで、アルバム単位だとそれほど聴きこんだ記憶がないんだけど、この『スリーアウトチェンジ』の10周年記念盤もそれほどリマスターで変わった印象がないというか、そもそもそんな細かい差異は分かりません。
なので久しぶりに聴いた感想としては、まぁ随分と普通のギター・ポップだなと。でも活動後期のテクノに傾倒していった時期ならまだしも、デビュー当初は音楽性が取り沙汰されたバンドではないので、当たり前といえば当たり前か。しかし最近めっきりロックを聴かなくなったせいか、どうもざらついたギターの音が苦手です。
その点2枚目の4曲の未発表ヴァージョンのほうが音がすっきりしていて聴きやすい。
あと残り3曲は多分デビュー前後のものと思われるライヴ音源で、このつたない感じ、というか下手くそな演奏を「純粋さ」と思える人には大事な盤になるのでしょう。
ん~、でも私には別に必要ないや。

BENNIE K / THE WORLD

BENNIE K / THE WORLD
http://www.benniek.jp/

なんのかんのでコンスタントにリリースのある Bennie K の、多分アルバムとしては5枚目かな(この人たちミニ・アルバム多いからよく分からねぇんだよ)。

ジャケットだったりタイトルに表れているとおり、今回は世界一周がコンセプトなんだそうで、確かに随分と雑多な音楽性が詰め込まれているのだけれど、そこは正直あまりそこは気にしなくていいかな。
元々ヒップ・ホップというものは、様々なジャンルの音源をサンプリングすることにより、様々な音楽性を取り込むことの出来る自由度の高いものだったわけだけど、そこは時代の旬の音を掠め取ってきた歌謡曲も同様。そういった意味では、ヒップ・ホップと歌謡曲を立脚点にする彼女たちの資質が今回前面に出たに過ぎないんじゃないでしょうか。

そうなってくると重要なのはやはり曲そのものということになるんだけど、今作に収録された曲は、例えば Bennie K の出世曲である “サンライズ” なんかに比べるとどうもパンチに欠けるものが多い。しかしどの曲も水準以上なのは間違いなく、メロディも様々なアレンジが施されているにもかかわらずまったく揺らいでいない。
それに Yuki のヴォーカルは以前よりはるかに感情豊かになったし、それ以上に印象的なのが Cico のラップ。普通のラップのスタイル以外にも、ポエトリーディングだったりはたまたメロディ歌い上げてみたり、彼女のヴォーカル・スタイルの幅広さが Bennie K の自由度の高さにつながっている気がします。思えばチャートで成功しているヒップ・ホップ系の人って、 Kreva だったり Verbal みたいな歌えるラッパーが必ずといっていいほどいるんだよね(っていうか日本はメロディ感覚のないラッパーが多すぎるんだよ)。

前半のお祭り騒ぎから後半しっとりしたものが多くなる構成も心地良くて、彼女たちの実力の高さが伺えます。
でも、あえて一つだけ難癖つけさせてもらうなら、終盤のリサ・スティッグマイヤーと小林克也はいらなかったんじゃねぇかな。なんかこのアルバムを安っぽいものにしている気がする。

視聴
@TOWER JP

[Tracklist]

TM NETWORK / CHILDHOOD’S END (EPIC)CD

TM NETWORK / CHILDHOOD'S END
http://www.randc.jp/tm/

一応今月は毎日更新を達成しようと何とか頑張っているわけですが、それでもやる気のでない日というものはあるわけで、そんなときは昔のものを取り上げてお茶を濁してみよう。

私の iTunes には現在1万4千曲弱の曲が入っているのですが、たまに新譜じゃなくてその中から古い曲とか引っ張り出して聴いていると、もう新しい音盤なんか買わなくてもいいんじゃねぇかという気分になることもしばしばで、なかなか止まらなくなってしまいます。それで気が付けばこんな時間なわけですけれども。って何を書こうとしていたのかよく分からなくなってきましたが。

まぁとりあえず “8月の長い夜” なわけですよ。

けっこう私と同じ世代でテクノ聴いてる人だと TM NETWORK の影響受けてる人は多いみたいだけど、私もご多分に漏れず相当はまった口です。でも現在彼らの昔の曲を聴くかというとあんまりなくて、その中でも例外的にこの曲は良く聴いている。

とはいっても何か特別な理由があるわけでは全くありません。

まぁこんな状態だから、今彼らの曲の中で一番好きなのは、と聞かれたらこの曲だと答えはするだろうけど、昔から特別好きな曲なのかというとそんなこともないし、この『CHILDHOOD’S END』というアルバムに至っては、昔はまってた時には聴いたことなかったし、何年か前に出たボックスセットで手に入れた後も大して聴いていない。

でも今一番聴く曲はやはり “8月の長い夜” なわけですよ。

メロディに関してはわりと地味なものなんだけど、好きな女に電話で恋愛相談されて、その後ウジウジしながらも、でも微妙にかっこつけちゃったりなんかしてる歌詞が絶妙で、今の小室哲哉じゃありえないくらいさわやかなアレンジと、妙に多い曲展開も最高。それにこういう素直なメロディは、良くも悪くも今の小室哲哉からは出てこないだろうしね。
ということで、なんだかんだで名曲ですね。

他の収録曲に関しては、えぇと、先に書いたとおり全然聴いてません・・・・・。

STEPHAN BODZIN / LIEBE IST… (HERZBLUT)3LP

STEPHAN BODZIN / LIEBE IST...
http://www.herzblut-recordings.com/

最近またスパム・コメントが酷いんですが、あれって何とかならないんですかね。まぁほとんど WordPress の Akismet フィルタがはじいてくれるので特に問題はないんだけど、やはり気分的に良いものではないですよね。

Border Community 以降の流れの中で、昨年あたりから頻繁に名前が聞かれるようになったのがこの Stephan Bodzin 。私は話題になった『KEROSENE』(過去記事)を聴くまで彼の名前を知らなかったので、てっきり若い新人さんなんだと思ってたんだけど、なんでも長年エンジニアをしていた人なんだそうで、そんな彼がトラック・メーカーに転向して最初のアルバムが今作。CDだと11曲収録、そしてアナログだと3枚組みで9曲収録なんだけど、残りの2曲は先んじてシングルとしてリリースされているので実質4枚組みという力の入れよう。

そして内容のほうもそれに見合った完成度の高いもの。この手のトランシーなテック・ミニマルって、上モノだけ幻想的に仕上げてそれでお終い、ってな安易なものが少なくないけど、彼の場合覚醒的な上モノはもちろんのこと、ブーストする中音域、それにグルーヴィなリズムとよく練りこまれていて、さらに曲展開も起伏にとんでいて物語性が高く、総じて完成度が高い。しかしアルバム全体でみてみると、1曲ごとの起伏はあっても全ての曲が同じ調子で全体的な流れというものがあまり意識されておらず、トラックを集めただけという感じ。これだったらシングル3枚に分けて出すんでも全然問題ない気がする。あとやはり曲のヴァリエーションが少なすぎるかな。
でもけっこう多作な人なんで、その分進化してくれるのを期待しましょうか。

Stephan Bodzin - Liebe ist...
@TOWER JP

[Tracklist]

DJ SHADOW / THE OUTSIDER

DJ SHADOW / THE OUTSIDER
http://www.djshadow.com/

デビュー・アルバムが成功し過ぎると、以降影の薄くなってしまう人というのは沢山いますが、この Dj Shadow もデビュー作である『Endtroducing…』が評価されすぎたせいか、その後の活動はどうもインパクトに欠けるものに思えてしまうんですよね。それは彼の創作ペースが遅すぎるのと、アブストラクトが以前ほど注目されなくなったというのもあるんでしょうけど。

そして2006年に発表されたこの3枚目のアルバムはどうかというと、ハイフィーなる新たなヒップ・ホップのスタイルを紹介したことで注目されましたが、何の前情報もなしに聴けば、単なる今時のアメリカのメイン・ストリームのヒップ・ホップにしか聴こえないというのが正直なところ。まぁ元々このアルバムは彼なりのメイン・ストリームへの挑戦らしいから、そういう聴こえ方も問題ないのかもしれないけど、特に面白くはないです。
それよりも聞き物なのは何曲かあるロック色の濃いインストと歌モノ。前作『Private Press』のドタバタとしたドラムを前面に出したロック感って全然好きになれなかったんだけど、今作でのサザン・ロックやカントリー、ブルースなどのルーツ色濃いゆったりした曲は素直に気持ちいい。特に冒頭の “This Time (I’m Gonna Try It My Way)” は名曲。今度はこの手のアーティストと組んだコラボなんかも聴いてみたいところです。

DJ Shadow - ジ・アウトサイダー
[Tracklist]

LCD Soundsystem / Sound Of Silver

LCD Soundsystem / Sound Of Silver
http://www.lcdsoundsystem.com/

一時期は「ディスコ・パンク」なんていわれてもてはやされていたのに、今では「ニュー・レイヴ」に取って代わられて、イマイチ影が薄くなってしまった感じがある LCD Soundsystem の2枚目のアルバム。1枚目はどうゆう内容だったのか聴いてないんだけど、とりあえずこれはへっぽこローファイ・ロックといった感じ。これならあまりディスコ・パンクとかって意識する必要ないかな。細部までよく聴けば、けっこう作りこんでいたりするんだけど、聴いた感じはあくまでルーズでダレダレなので、楽に聴けます。それにどことなく加齢臭漂うのも好みだったりする。

LCD Soundsystem - Sound of Silver
[Tracklist]

Tommy heavenly6 / Heavy Starry Heavenly

Heavy Starry Heavenly
http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/Tommyheavenly6/

借りたやつが色々たまってきたので、チラチラと簡単に紹介しようかなと。

先頃再始動が報じられた the brilliant green の川瀬智子の別人格、って事になるのかな? Tommy heavenly6 の2枚目のアルバム。
この名義の元々のアイデアって Avril Lavigne なわけだけど、前作はそのイメージに囚われない軽快なパワー・ポップもたくさん収録されていて、何気に回数聴いたアルバムでした。でも今作は全体的に重たい感じになっていて、やっぱ突き抜けた爽快感が足りないのよね。音楽性は変更ないから親身にも乏しいし。
まぁ出来自体は全然悪くはないんだけど、やっぱりこんなのやってるんだったら the brilliant green をさっさとやってくれと思ってしまうのです。

視聴

Battles / Mirrored

Battles / Mirrored
http://www.warprecords.com/

少し前まで Battles を語る際によく使われていた「マスロック」という言葉。個人的にはこの Battles のアルバムにより一気にこの言葉が広まるんじゃないかと思ってたんだけど、逆に全然聞かなくなっちゃいましたね。なんでだろ。まぁいいや。

昔からメタルとプログレが好きなせいかテクニカルなロックて好きなんだけど、とりあえず私の聴いてきたバンドに関しては、演奏が軽すぎて不満に思えるものが少なくなかったんですよね。しかしこの Battles に関しては演奏から放たれる身体性がとんでもない。手数の多いドラムが段々とビートを強めていく1曲目の “Race:In” やシャッフルするリズムがとてもグルーヴィな “Atlas” を筆頭に、ジャズやハードコアなど様々な音楽性を取り込みながらも、あくまで曲全体をぶっといグルーヴで貫いたロック満載で、確かにコレはかっこいい。まぁ前半のテンションに比べると、後半若干ダレル感じはあるんだけど、兎にも角にも “Atlas” がかっこ良過ぎるので許せてしまいます。
それとその “Atlas” のシングルではリミキサーに DJ Koze を起用していたけど、 Kompakt 好きを公言する彼らが、この後どうダンス・ミュージックと交わっていくのか楽しみにしたいところです。

Battles - Mirrored
@TOWER JP
[Tracklist]

ANDREAS HEISZENBERGER / AH (normoton)CD

ANDREAS HEISZENBERGER / AH
http://www.normoton.de/

個人的には1枚目の『solokarriere』(過去記事)、『drum and bass』(過去記事)共に傑作だったと思うんだけど、世間では全くといっていいほど話題になっていない Andreas Heiszenberger さんの、これまた地味にリリースされた3枚目のアルバム。
この人って元々ポップ志向の強い人ではあるんだけど、今作ではその方向性がより明確に打ち出されていて、10曲で収録時間が50分にも満たないコンパクトさもその印象を強くする。楽曲としては基本的に前作同様ミニマル・ハウスながら、ほとんどの曲に美しいメロディ、ないしはヴォーカルが使われていて、おそらく普段この手の音楽を聴かない人でも聴きやすいのではないでしょうか。そして Andreas Heiszenberger の場合、そのメロディがあまり押し付けがましいものにならず、淡い質感のものが多いため、イマイチ地味なのは否めないんだけど、彼はメロディに加えリズムのパーターンが非常に多くて飽きさせない。
多分少し前の Kompakt とか好きな人には聴きやすいと思うのですが、どうでしょう。

視聴
@TOWER JP
[Tracklist]

NITRO MICROPHONE UNDERGROUND / SPECIAL FORCE (acehigh)mp3

NITRO MICROPHONE UNDERGROUND / SPECIAL FORCE
http://www.acehigh.co.jp/

最近新星堂蔦谷限定でライヴDVD出したり、3枚目のアルバムを録音中という話があったりと、また動き出した感のある NITRO MICROPHONE UNDERGROUND の、 NIKE の AIR FORCE 1 とのタイアップによる配信限定シングル。なんか先月末には出ていたようなんだけど、私はさっきまで知らなくて今日買いました。

おそらく多くの人が彼らの作品で好きなものを問われたらデビュー作を挙げると思し、実際私もそうだったんだけど、個人的に最近よく聴くのは2枚目の『STRAIGHT FROM THE UNDERGROUND』(過去記事)だったりします。というのもあのアルバムってバック・トラックが素晴らしく機能的でかっこいいんですよね。普段テクノとか聴いてる耳からすると、どうしても日本のヒップ・ホップのトラックって物足りないというか、正直しょぼいものが多いように思えるんですよね。それは日本のヒップ・ホップを指して「日本語ラップ」なんて呼び方が一般的になっていることからも感じます。しかし『STRAIGHT FROM THE UNDERGROUND』というアルバムは、確かにそれほど特徴的なトラックが収められているわけではないけれど、音圧も含め非常にトラックものとしての質が高く、自分はDJできないけど、多分洋モノとミックスしても違和感ないのではないでしょうか。

前置きがえらく長くなりましたが、今作もそれは同様。ファンキーなギター・サンプルと躍動感のあるドラムのブレイク・ビーツはとてもダンサブル。さらにそこに乗る8人のラップも相変わらず意味不明のものが多いながらも、各自のフロウ、そしてそれがマイク・リレーになったときの流れはやはり最高。あと Big-z がいつになくタイトなラップを聴かせてくれるのもビックリ。
この曲に新機軸を感じられるかというと、それはないと断言できるけど、再始動を告げるシングルとしては十分な出来です。

NITRO MICROPHONE UNDERGROUND - SPECIAL FORCE - Single

DISTANCE / MY DEMONS (PLANET MU)CD

DISTANCE / MY DEMONS
http://www.planet-mu.com/

今月は何だかんだで更新してるので、今まで成功したことのない1ヶ月毎日更新を目指してるんだけども、正直非常に大変。最近色々やること多くて忙しいうえに、基本的に筆が遅いので更新ペースと合ってなくて、なんか文章メタメタになってきてるし。今月は意地でも毎日更新を達成したいけど、来月から更新ペース落とそうかな。
って冒頭から言い訳めいたこと書いてしまいましたね。すいません。

今やすっかりダブ・ステップの代表レーベルといった趣の Planet Mu から、 Dj Distance のデビュー・アルバム。とはいっても新人というわけではなくて、詳しくは知らないけどダブ・ステップ黎明期から活動している人みたいです。
そもそもダブ・ステップが何なのか、と問われると熱心に追いかけていない私は答えに窮してしまうのだけど、簡単にいえばブリストルから脈々と続くイギリスのベース・ミュージックの最新型でしょうか。引きずるようなベース・ラインと跳ねるようなドラムが特徴で、そこはやはり2ステップからの流れなんかも感じさせるんだけど、ダブ・ステップはもっとゆったりしたものが多く、個人的にはルーツ・レゲエをデジタルに変換したような印象がある。

そしてこのアルバムも、初めて聞いた時には、そのゆったりしたグルーヴが想像していたものとあまりに懸け離れていたので少々驚いた。もっとストリート・ミュージック然としたものを期待していたのに、これは正直かなり地味でユルイ。しかし聴き慣れてくると、耳がいつしかグルーヴよりも独特な緊張感をはらんだサウンドの方に向くようになってきて、特に裏路地を思わせる淀んだ空気感がかなりイイ。それはジャケット写真さながらにジメジメと黒光りしたもので、まるでヘヴィーなベースは淀んだ空気で、それを切り裂くドラムは、暗い天井から垂れる水滴のよう。さらにここには孤独感も詰まっていて、そこに私は強く惹かれてしまう。
まぁそれでもやはりダンス・ミュージックとしては動きに乏しい面は否めず、ギラギラしたシンセと歪んだギターで煽る “Traffic” のような曲がもっとあればさらに良かったとは思うんだけど、個人的にはこの空気感だけで今のところは満足です。

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@TOWER JP

[Tracklist]

CD4枚、LP2枚、12インチ5枚

WIGHNOMY BROTHERS / Guppipeitsche
sleeparchive / papercup
THIMAS FEHLMANN / HONIGPUMPE
Geoff White / Sum
TIM XAVIER / DECEPTION DE REAL REMIXES
LEE VAN DOWSKI / THE LAST BOUNCE REMIXES
ANDOMAT 3000 & JAN / L DELAY
guy gerber / Late Bloomers
WIGHNOMY BROS. | ROBAG WRUHME / Remikks Potpourri Ⅱ
someone else / pe caps and colored pencils
V.A. / shut up and dance! updated

これで給料日まで極貧生活。

SOY / the nighttime coaster (SUPPON RECORDS)CDR

drumcorps / grist
http://supponrecords.net/

最近時間とお金の節約のために欲しいレコード取り置きしてるんだけど、気が付いたらけっこうな枚数と値段になっていて、ちょっと取りに行くのが恐ろしい。しかも買ったと思っていた Cadenza の15番を買っていなかったことに気づいてしまった。一応 Cadenza は1番からジャケつきで買っているから早く買わないと。

ART OF VIBES の GEBO 、 TAQUILACC 、 そしてDJの M_ROCK によるユニットの初音源。
トラックのほとんどが昔流行った所謂チキチキに近いものなんだけど、あのデジタルで重たい感じに比べると適度な軽さをもっていて、さらそのトラックに乗る二人のMCの高速ラップが飄々としていて、どことなく人懐っこいポップさをもっているのがなかなか面白い。
CDRなんで当然のように音は良くないんだけど、これはちょっと続きを聴いてみたい。

視聴
Tracklist]

drumcorps / grist (AD NOISEAM)CD

drumcorps / grist
http://www.adnoiseam.net/

元々がメタラーなもんで、どんなジャンルであれやはりメタル成分の感じ取れるものは好きになってしまうことが多いんだけど、コレなんかは正にドンピシャ。この Drumcorps というのは Aaron Spectre によるソロ・プロジェクトで、過去には Jason Forrest と来日したこともある人。
まずギター・リフから高速ブレイク・ビーツになだれ込む冒頭の “Botch Up And Die” からかなり燃えるんだけど、以降もメタル/ハード・コアを取り入れたブレイク・コアの目白押し。しかもそのどれもがアホ丸出しというか、頭で考えた感じがまるでせず、あくまで快楽原則に基づいているのがいい。収録時間も30分強と潔く、まったくダレルことなく爽快に聴ける。ちょっと今度本名名義のも買ってみよう。

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@TOWER JP

[Tracklist]

DARTRIIX / DARTRIIX EP. 1 (op.disc)12″

DARTRIIX / DARTRIIX EP. 1
http://www.opdisc.com/

以前から WordPress のカテゴリーの順番を後から並べ替えられないものかと思ってたんだけど、検索で見つけた WordPressメモ さんで紹介している Category Order というプラグインを使ったらあさり解決。いやはや助かりました。

結局昨年リリース予定になっていたものの半分くらいが未だ出ないままな気がする田中フミヤですが、ようやく噂の Radiq こと半野喜弘とのユニットのシングル。
音の方は基本ミニマルながらも比較的音数は多くて、さらに音の感触も丸みを帯びたものが多く、半野喜弘の色のほうが濃いかな。しかしグルーヴは硬質なテクノそのもので、確かに二人ならではの音にはなってますね。
多分タイトルが『EP. 1』になっているので、秋口にもう1枚シングルきって、その後纏めてCDアルバム化。その後「showcasehub」でお披露目ライヴ、みたいな流れでしょうか。

視聴
[Tracklist]

MINILOGUE / ahck remixes (WIR IN RHYTHMUS)12″

MINILOGUE / ahck remixes
http://www.wir-im-rhythmus.de/

border community 以降のプログレッシヴ・ハウスからの流れの中で頭角を現した人ってたくさんいるけど、その中でも Extrawelt と共にシーンを代表する、Sebastian Mullaert と Marcus Henriksson によるユニット Minilogue のリミックス・シングル。
正直この人たち自体にはそれほど興味はないんだけど、大好きな Jichael Mackson が参加してるとあっては見逃せません。その Jichael Mackson のリミックスは空間的な広がりを感じさせるアシッド・ミニマル。かなり終盤にならないとキックが入ってこないんで、正直じらし過ぎにも思えるんだけど、やはりこの人の音響処理は最高。もう一つの Kab という人のリミックスもトランシーなアシッド・ミニマルで、幾重にも重なる繊細な音使いが気持ちいい。自身によるダウンテンポなリミックスも美しく、非常に良いシングルかと。

Minilogue - Ahck Remixes - EP
[Tracklist]