CD1枚、CDS3枚

  • ARASHI / マイガール
    ARASHI / マイガール
  • ARASHI / マイガール
    ARASHI / マイガール
  • RUMI / Hell Me Nation
    RUMI / Hell Me Nation
  • 坂本真綾 / マジックナンバー
    坂本真綾 / マジックナンバー

この爽やかな並びの中だと、 RUMI のジャケットのインパクトが余計に大きいなぁ。

KREVA / 心臓 (PONYCANYON) CD

KREVA / 心臓 (PONYCANYON)
http://www.kreva.biz/

Kreva に関してはファースト・アルバムよりあとの作品に関しては全然ピンとくるものがなかったんだけど、ソロ4枚目となる今作は、評判良いのが納得の素晴らしい内容ですね。

前半の「左心室」がメロウな内容、後半の「右心室」が比較的アッパーなもの、と分かれているようなんだけれど、どの曲も基本的には最近の Kreva のメロディアス路線、という部分では一緒。しかし何回も聴くと徐々に違いも明確になってきて、私が好きなのは断然前半の「左心室」。

とはいっても今までも Kreva にはメロウな曲なんかいくらでもあったわけだが、今作で躊躇なのはソウルからの影響が非常に強いということで、まぁぶっちゃけ蟹江っぽい感じはあるんだけど、しかし曲のもつ甘さも濃厚で、このとろけるような感覚には抗えん。しかもそこに雑多な要素を加えることで、現代的な歌謡曲として見事に成立しているし、また Kreva が感情過多にならずに、少し突き放した感じで歌っ(ラップし)ているのも良い。
中でも “シンクロ” から “Tonaight” への流れは男の私でも悶絶モノで、 “シンクロ” はこの流れに古内東子を招いて悪かろうはずがないし(全編鳴ってるシンセの音がちょうど彼女の声とぶつかるのだけが残念)、 “Tonaight” は思わず Steely Dan を連想してしまうような洗練された AOR で、変調利かしたご本人のヴォーカルはこの際置いておいても、心地良いキーボードとブラスの音色だけで満点あげたくなってしまう。

一方「右心室」の方は、前半に比べてドラムの音が立ったものが多く、また Kreva のラップもより前面に出ているので彼の技術巧者ぶりがよく分かる。とはいってもこちらは今までの Kreva の印象に近いので、それほど感じ入るものはなかったりするんだけど、前半が良すぎるのでその流れでこちらも心地良く聴ける。

本人が最高傑作と断言するだけあって素晴らしい作品。個人的には前半のメロウ路線がもっと多くても良いくらいなんだけど、そう思えるものまた後半があってこそなんだろう。そういった意味では全曲で1枚のアルバムとしてよく出来ている。傑作。

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