Petar Dundov / Escapements (MUSIC MAN) mp3

Petar Dundov / Escapements (MUSIC MAN)
http://www.musicmanrecords.net/

以前 Axis のサブレーベル Tomorrow からアルバムを出しているクロアチアのアーティスト Petar Dundov の2008年発表のセカンド・アルバム。

以前聴いたファースト・アルバムはノン・ビートの実験的な(っていうかいかにも Jeff Mills が好きそうな)作品だったので、今作も同路線かと思って聴いて、まぁ実際1曲目の “Kanon” はノン・ビートのトラックながら、音色が非常に柔らかく聴きやすくなっていて、受ける印象は随分と違う。

そしてそれ以降は基本四つ打ちながら、デトロイトっぽかったりエレクトロだったり、上モノがトランスっぽかったりとなかなか幅がありながら、こちらもやはり聴きやすいものばかりで、本当に同じ人なのかという気さえしてしまう。

しかし聴きやすいという意外に各曲共通しているのが、どれも今時なかなかないくらい音色がエレクトリックだということで、これをどう思うかが今作の評価の分かれ目になる気がするんだけど、私には正直古臭く感じる。

最後の “Anja’s Theme” は再びノン・ビートの曲で、浮遊感のあるエレクトロニクスとストリングスっぽいシンセの絡みの美しさを聴いていると、やはりこの人にはノン・ビートの方があっている気がしてくる。

Petar Dundov - Escapements

[続きを読む]

DJ GEORGE / THE Z -BEST OF ZEEBRA- (PONYCANYON) 2CD

DJ GEORGE / THE Z -BEST OF ZEEBRA- (PONYCANYON)
http://blog.livedoor.jp/djgeorge305/

Zeebra 関連の音源を DJ GEORGE がミックスした2枚組み。

昨年の20周年を記念したベストが3枚組み、そして今作には50曲収録という事で、かなりの曲がかぶってるんだけど、それほど明確に分かれているわけではないものの、1枚目が ZEEBRA のハードな面、2枚目が彼の華やかな部分が強く感じられる選曲になっている。

まず1枚目。ほとんどの曲が ZEEBRA がダミ声でガンガン押すタイプの曲ばかりで、正直ミックスとしては抑揚に欠けるんだけど、機能性にこだわる ZEEBRA だけあって、改めて聴いてもトラックの質が高い。そしてだからこそ、外国のラッパーと絡んだ曲でもトラックに違和感がなくて、そこはやはり流石です。

でも今作で面白いのは2枚目で、ほとんどの曲がシンガーと絡んだ曲なんだけど、最近自身が歌に寄ったラップをするラッパーは増えたけど、こうやってラップの部分を崩さずに歌手とがぶり寄って組める人って日本だとまだ少ない気がするんですよね。要はきちんとちゃらいのやれる人がいない。

そういった意味で ZEEBRA には抜群に上手さを感じるし、また同時に FIRSTKLAS が短期で終わってしまったのは改めて残念に思う。こういうポップの土壌で良い仕事する人がたくさんいたら、今の状況というのはまた違ったと思うんだけどね。

試聴

[続きを読む]

Fagget Fairys / Feed The Horse (MUSIC FOR DREAMS) mp3

Fagget Fairy's / Feed The Horse (MUSIC FOR DREAMS)
http://www.musicfordreams.net/

ena とSensimilla による女性2人組み Fagget Fairys によるファーストアルバム。

この人たちの音楽は大別すると最近のエレクトロ・ポップということになるんだろうけど、 “All I Want” なんてもろにダブ・ステップだったり、他にもラテン・バルカン系のブラスが使われていたりと、独特なごった煮感があって面白い。

どうもヴォーカルのやさぐれた感じだけは好きになれないんだけど、それ以外はなかなか高水準の作品だ。

Fagget Fairys - Feed The Horse (Bonus Version)

[続きを読む]