RICHIE HAWTIN/DE9|TRANSITIONS(M_NUS)DVD+CD

DE9: Transitions
DE9: Transitions
 
http://www.m-nus.com/

これもミックスCDです。っていうか今更書いてもって感じもしなくはないんですが。
前作の『DE9: Closer to the Edit』 では FinalScratchを駆使して独自のミニマル感を出したミックスを披露していたわけだけれども、今作はさらに ABLETON LIVE も追加してトラックを加工しまくってます。
で、話はちょっと変わるんだけど、この前 Madonna のアルバム聴いた時に思ったんだけど、使われてる音が当たり前の場所で当たり前のように鳴っているのってツマラナイなということなんですよね。クリック系ってエレクトロニカからの流れもあるんだろうけど、音の響きであったり位相なんかがより考えられていると思うんですよね。だから不意打ちのように気持ちいい音が鳴ったりして、そこが好きだったりします。
で、このアルバムはDVDがメインということなのだけれど、買って1ヶ月くらい経つのにほとんどそちらは手付かず。まぁ、うちサラウンド・スピーカーないしね。でもCD音源でも充分そこら辺の「音の鳴り」に対する快楽性は高く、さすが作りこんであるなという感じです。
でもその割りにグルーヴ自体は淡々としていて、普通のDJにあるような、どこか思いもよらない場所に連れて行ってくれるような感覚は希薄で、期待が大きかった分、この人だったらもっととんでもない物が出来たのではないか、なんて思ったり思わなかったり。
っていうのも、トラック・リストを見るとほとんどこちらの予想の範囲内というか(っていうか7,8割方の曲が分かる自分もどうかと思うが)、意外性に欠けるのよね。少し意外だったのは N.S.I くらい。だからそれをいくら加工しても驚きがないんですよね。とはいっても “ORANGE MISTAKE” のリズムが入ってくるところとか超アガルけど。
なんか取り止めのない文章になってきちゃったけど、DVDのサラウンドで聴けば印象も変わるんだと思います。でも基本的には好きな作品です。
あと蛇足ながら、これ聴いて思うのは和尚って色気とかポップに全然興味ないのね。そこら辺盟友の Villalobos にでも学ぶとまた変わると思うんだけど。でも色気づいた和尚ってそうとう気持ち悪いですね(失礼)。

Tags: , , ,

関連記事

         

About this entry