この人に関しては詳しいことが全然分かんないんだけど、 Ronny Jaschinski によるプロジェクト Polarlicht 4.1 による、3年ぶり2枚目のアルバム。
一応買ったレコ屋によるとジャンル的にはインダストリアルということになるようなのだけれど、例えば Nine Inch Nails や Ministry なんかの、性急なマシンビートとノイズ・ギターを組み合わせたようなものに比べると、こちらはよりエレクトロニカ的。しかし想像されるような線の細さは全くなく、冒頭の禍々しい電子音と、脳天に突き刺さるような重いキックが鳴る “Polarluft_Reworked” からしてかなり強烈。以降もとにかく重たいリズムの上で電子音が軋みをあげるものばがりで、とにかく痛快。
そしてこの盤には Transistor 名義での作品も一緒になっていて、こちらはアンビエントっぽい空間的な作りながら、非常に金属的な音の質感は同じで、しかしリズムがゆったりしている分こちらの方が聴きやすい。
これを毎日聴くかっていうと絶対聴かないと思うけど、それでも音に込められたパワーに圧倒される作品です。
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Tracklist
POLARLICHT 4.1 / DRITTKLANGTRAGER
- POLARLUFT_REWORKED (vs. Wynardtage)
- STARS AND STRIKES (vs. Bluthund)
- REAKTOR CONTROL
- DESTROYED INDIA
- NACHTFABRIK
- NEVADA
- CCCP
- SUMMERRAIN IN MIDDLEEAST
- ELECTROLYSE
- FEINMOTORIK
- ALGORHYTHM (vs. Transistor)
TRANSISTOR / METRONOM
- NEXXUS (Intro)
- TAU BOOTIS
- THE EAGLE
- BRUDER KOSMONAUT
- 51 PEGASI
- LUNAR PROSPECTOR
- SHEEP_SHUTTLE
- TAU BOOTIS (Echorausch Remix)
- SOHO