Los Hermanos/On another level(Submerge)CD
なんか私のお気に入りのブログを見ると猫も杓子もGalaxy 2 Galaxyですね。なもんで私はLos Hermanosでも。去年からずっと紹介しそびれてたし、DJロランド抜けちゃったみたいだし丁度よいかなと。
私は最近のUR関連に関してはセルアウトな感じが強すぎて(あの大量リリースも込みで)あまり良い印象は抱いていないんだけど、そんな中でもこのアルバムは別格というか、昨年のベストアルバムとの呼び声も高かったのも納得な素晴らしいアルバムだと思います。
で、話は飛ぶんだけど私はこのアルバムを聴くと昨年の雷家族のアルバムを思い出すんですよね。この雷のアルバムが世間ではどのような評価を受けているのか知らないんだけど、私は長く聴ける良いアルバムだと思っているんですよ。確かにこのアルバムには、かつてはシーンの突端に位置していた雷というグループに我々が期待するような「やばさ」というものは殆ど見受けられないのだけれど、変わりに今のヒップ・ホップにはあまり見られなくなった楽しさやぶっといグルーヴが感じられるんですよね。このアルバムというのは雷にとって初のアルバムに当たるわけだけれども、そこで過激さを追求するのではなく、もう細分化が激しすぎて何がヒップ・ホップなのかも良く分からない今だからこそ、ベテランらしくヒップ・ホップの王道を突きつけた、って云うのは結構納得できる展開だなと私は思ったのですが。
そしてこのロス・ヘルマノスのアルバムにも同じことが言えるのではないかと思うのですよ。このアルバムには革新性なんてものは殆どないし、意地悪な書き方をすると全部”ジャガー”の焼き直し。それでもこのアルバムの素晴らしさは少しも揺らぐ事がないと思います。それはやっぱりこのアルバムがテクノの原始的な魅力に溢れているからなんですよね。では、テクノの原始的な魅力とは、と問われると答えに窮するところもあるんだけど、ダンス・ミュージックである前にソウル・ミュージックであり、同時にレベル・ミュージックなのではないかなと。そういった意味でこのアルバムは最高にソウルフルだし、そういったことを無しにしてもここにある曲たち良さには逆らえません。
ロランドが抜けちゃってこの先どうなるのか不安がなくもないけど、時間かけてもいいからこれからもこのような素晴らしい作品を出していって欲しいものです。




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