frivolous/midnight black indulgence(scape)CD

frivolous/midnight black indulgence
http://www.scape-music.de/

今まで karloffbackground というレーベルから精力的にシングルを出していた frivolous の2枚目のアルバムは、なぜかあまり接点のなさそうな scape から。
frivolous といえば前作の『somewhere in the suburbs…』(過去記事)が、どこか奇妙でありながらも美しさをたたえたミニマル・ハウスで個人的には非常に魅力的だったのだけれど、そのアルバム以降は Herbert のような、その場で物を叩いたり割ったりする音をサンプリングするライヴの評判のせいか、 Herbert のフォロアー的な見方がされることが多くて、まぁこの新作はそうしう流れにすっぽりと収まった感じ。
というのも今作で目立つのはやはりジャズからの影響で、形式こそはミニマル・ハウスに違いないんだけど、音だけ聴くとジャズを思わせるものがかなり多い。それでもありきたりな感じにならないのは彼のサンプリング・センスのなせる業でしょうか。さらに今作は多くの曲にヴォーカルを配すことでポップさが増したし、リズムも適度なグルーヴを持っていて飽きさせない。
つまりは良く出来たいいアルバムなんだけど、それでもやはり frivolous の作品としては没個性な気がして物足りなさを感じてしまう。まぁ逆に言えば最近の Herbert に物足りなさを覚える人にはいいのかなという気もするけど。

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@TOWER JP

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Ezekiel Honig/Scattered Practices(Microcosm Music)CD

Ezekiel Honig/Scattered Practices
http://www.microcosm-music.com/

今日(日付的には昨日)レコ屋巡りのついでに渋谷の献血ルームにはじめて行ったんですが、想像していた感じとはかなり違っていて面白かったです。正直行く前は、ボロボロの部屋で中高年ばかりが献血しているものと思っていたんだけど、実際行ってみるとずいぶんと若い子の数が多くて、っていうかぶっちゃけガキの暇つぶしに使われている感じがするのは私だけでしょうか。まぁドーナツも食べれて飲み物も飲み放題で、しかもあちらはあちらで輸血用の血液を確保できるわけだから、何にも悪いことはないんですけどね。

ミニマル系のレーベルであるこの Microcosm というレーベルは正直名前くらいしか知らないので詳しくは分からないのだけれど、このレーベルを主催している Ezekiel Honig の、共作を含めるとおそらく4枚目のアルバム。
ジャケットからしてずいぶんと穏やかな印象を受けるが、冒頭の生活音を取り入れたアンビエントから次第に四つ打ちの曲なども交えながらも、しかし冒頭のアンビエンスは壊さないままゆったりとした空気を形作っていく。そして控えめながらも美しくも物悲しいメロディが彩りをそえていく。
ダンス・フロア向けのミニマルを期待すると肩透かしを食らうけど、アンビエント/エレクトロニカとしてはいい盤ではないかと。

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Ezekiel Honig - Scattered Practices
@TOWER JP
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