Monika Kruse といいますと、わりと早い時期からミニマル系のレーベルである Electric Avenue 立ち上げたり(最近リリースないですが)、DJにもミニマルやクリックを取り入れていたにもかかわらず、自身の作品に関しては一貫してハード目なものが多く、なかなか男気のある人だなと思ってたんだけど(女性ですが)、今作はついにきたかという感じで全編ミニマル。
とはいっても最近多いパーカッションを多用したものでもなく、かといってベースラインでグルーヴを作る感じでもなく、ハード・ミニマルからの転向組に多いキックで引っ張っていくトラックがほとんど。んで、確かにどの曲も完成度の方は高いんだけど、あまり個性が感じられないといいますか、数年遅れで Pascal feos の後追っかけてるだけにも思えて、これだけミニマルが成熟してきた時期の作品としてはどうかなと思う。
まぁミックスされてるんで、流し聞きには悪くないんだけど。