SEEDA が2011年9月に発表した9枚目のアルバム。
彼のアルバムに関してはタイミングが合わなくて、聴くの『街風』(過去記事)以来なんですが、今作はあの作品同様外部アピールの強い作品ですかね。
というのも女性ヴォーカルを招いた歌モノからハーコーなものまで、また海外のラッパーから若手ラッパーまで、ある意味ヒップホップの全てを放り込んだのではないかと思えるほど様々なタイプの曲が並んでいて、それを HirOshima の手によるハイファイなトラックでポップに聴かせるという、すごく野心的なつくりになっているから。
しかし HirOshima のトラックは完成度高い反面、猥雑さに欠けるので面白味が薄いし、そもそも SEEDA にあっているかというのも疑問。
ただ曲のスタイルに合わせて SEEDA のラップも様々なスタイルのものを楽しめるので、トラックに慣れてしまえばそれほど気にならないし、 “GIRLS” みたいな可愛い曲が意外に良かったりするので、なんだかんだで私は好きな作品だ。