ドイツのネットレーベル(アナログもリリースしてるけど) broque からスイス出身のプロデューサー alessandro crimi の5曲入りミニ・アルバム。
1曲目の “selun” 、ポツポツと鳴るひしゃげたキックの音に重苦しいベースラインが絡み、ジャケットのような荒涼とした空気を作り出し始まるものの、間もなく柔らかなシンセの上モノが入ってくると、それが一変して心地よい浮遊感に変わる。
それ以降もフロアの機能性というよりは心地よさを重視したようなダブ・テクノが続くのだが、アンビエントというほどリズムが弱いわけでもなく、ギリギリのラインでダンス・グルーヴを保持しているのも気持ちが良い。