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以前 Axis のサブレーベル Tomorrow からアルバムを出しているクロアチアのアーティスト Petar Dundov の2008年発表のセカンド・アルバム。
以前聴いたファースト・アルバムはノン・ビートの実験的な(っていうかいかにも Jeff Mills が好きそうな)作品だったので、今作も同路線かと思って聴いて、まぁ実際1曲目の “Kanon” はノン・ビートのトラックながら、音色が非常に柔らかく聴きやすくなっていて、受ける印象は随分と違う。
そしてそれ以降は基本四つ打ちながら、デトロイトっぽかったりエレクトロだったり、上モノがトランスっぽかったりとなかなか幅がありながら、こちらもやはり聴きやすいものばかりで、本当に同じ人なのかという気さえしてしまう。
しかし聴きやすいという意外に各曲共通しているのが、どれも今時なかなかないくらい音色がエレクトリックだということで、これをどう思うかが今作の評価の分かれ目になる気がするんだけど、私には正直古臭く感じる。
最後の “Anja’s Theme” は再びノン・ビートの曲で、浮遊感のあるエレクトロニクスとストリングスっぽいシンセの絡みの美しさを聴いていると、やはりこの人にはノン・ビートの方があっている気がしてくる。

- Esecapements
- Petar Dundov
- Music Man 2008-10-14
- 曲名リスト
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- Kanon
- Desert Island
- Sparkling Stars
- She in Purple
- Rain
- Oasis
- Waterfall
- Anja’s Theme
by G-Tools , 2009/11/07