あれは確か「rockin’ on」に載っていた oasis のレビューだったと記憶しているんだけど、「oasis を時代錯誤とかいうやつがいるが、今の時代にコレだけ受け入れられているということは、それだけで現代性を持っていることの証明である」、みたいな事が書いてあって、それを読んだ私は激しく納得してしまったのだけれど、じゃぁその言説に沿っていくならば、いくらレコード会社の力が大きいとはいえ、それなりの結果を出している Girl Next Door も、きちんと現代性を持っているということになるのだけど、いや、どうなんでしょうね。
この100年に一度といわせる大不況の中、全曲にタイアップがついているという、非常に景気のいいこのアルバムなんですが、先に発売されたシングルの路線から予想できる通り、全ての要素において avex の遺産のみで作られたような作品。
なのでここから最近の音楽の流れを読み取ることはかなり難しい。
しかし上記の論は多少極論めいていたとしても、現状受け入れられているのは事実なわけで、ということはやはりこのグループが現代性を持っていると考えられるわけで、それは一体なんなのか、昔の avex ものと聴き比べてみたりしたんだけど、全然分からないのよね。多少 Girl Next Door の方がキックの音がくっきりしてる気はするんだけど、そんな細かいとこ普通の人が気にしないだろうしさ(っていうか私もしない)。
そうするとあと考えられるのは、結局ここ10年、 J-POP の進化なんてものはなかった、ということなんだけど、そう云い切ってしまうのもちょっと抵抗あるんだよね。まぁ目に見えるほどの進化があったかといえば、それも甚だ疑問なんだけど。
ということで、話が全然まとまらないので、ここで強引に終わりにしたいんだけど、この10年の avex なり J-POP なりを振り返るというのも中々面白いかもしれませんね。まぁ気が向いたら書きます。

- GIRL NEXT DOOR(DVD付)
- GIRL NEXT DOOR
- エイベックス・エンタテインメント 2008-12-24
- 曲名リスト
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- Winter Game
- Drive away
- Power of love
- 幸福の条件
- WINTER MIRAGE
- 情熱の代償
- Fine after rain
- Breath
- Day’s…
- ESCAPE
- Winter Garden
- Climber’s high
- NEXT DOOR
- 偶然の確率
by G-Tools , 2009/03/03